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芸能 2013年01月26日 17時59分
佐藤江梨子、せっかくのキスシーンを忘れていた北村一輝へ舞台上で復讐
映画「ナイトピープル」の初日舞台あいさつが26日、東京・新宿区の映画館「シネマート新宿」で開催され、出演の女優・佐藤江梨子、俳優・北村一輝、三元雅芸、門井肇監督が登壇し、トークショーを行った。 「ナイトピープル」は、直木賞作家でミステリー小説の大家・逢坂剛氏の短編小説が原作。過去に縛られる男、ミステリアスな美女、神出鬼没な刑事らが、強奪された2億円を巡って心理戦を展開。原作にはないスリリングな展開と、どんでん返しが連続し、銃撃戦の場面も。同日から、シネマート新宿で公開。 サーモンピンクのミニドレスで登場した佐藤は、脚本を読んだ感想を、「原作とだいぶ変わっていたので、それがびっくりしました」と紹介。役柄は、影があり、何を考えているのかわからない「悪女」。「掴み所がない役だったので、それがおもしろかった」と振り返った。また、監督から「ほとんど本物の火薬を使いました」と明かされた銃撃戦については、「演出なかったんです。できとーにやってくださいと言われて、OKになりました!」と紹介。 しかし、「(北村との)ベッドシーン、キスシーンみたいなものがあって」と語り始めた所から、トークが盛り上った。キスシーンの設定は、「ぶチュー」となっており、佐藤は、「真剣にチューした方がいいのかな」と思い、本気で「ぶチュー」をかましたエピソードを紹介。キスし終わると、「これでいいのかなーと思って、笑っちゃったんです」と語った。さらに、北村から、その笑顔を「いいね、それ」と告げられたことを紹介し、嬉しそう。 ただ、トークの雲行きはここから怪しくなった。北村が、「それ、僕が言ったんでしたっけ?」と聞き、まったく覚えていないことを自ら暴露してしまったのだ。北村の言葉を聞いた佐藤は、「覚えてないんですよ。私とのキスなんて」とすねてしまった。北村は、「(演技の最中は)いっぱい、いっぱいなんです」とフォローしたが、佐藤は、「(北村の印象は)濃い顔だなーと思いました」「(紫のジャケットに緑のシャツという北村の衣装を指さして)それ、空豆みたいですね」「こないだ初めて見たんですけど、北村さんのファンのことを、カズキストっていうんですね。書いてあったんですよ、ツイッターか何かに。だから、私も一人のカズキストとして、この映画を大事にしていきます(笑)」などと、舞台あいさつが終わるまで、北村をいじりっぱなし。佐藤が北村をいじる度に、場内から大爆笑が起こった。 北村は、「初日に見ていただけることは特別なこと」「少しでも楽しんでいただけたらよかったなと思います。今日は本当にありがとうございました」と、佐藤は、「ぜひ、お友だちに紹介したりなど、映画を宣伝してあげてください」とメッセージを送った。(竹内みちまろ)
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レジャー 2013年01月26日 17時59分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(1/27) 根岸S 他4鞍
1回東京競馬2日目(1月27日日曜日)予想・橋本 千春☆東京11R「根岸ステークス」(ダ1400メートル) フェブラリーS(2月17日)の前哨戦。本番を占う意味でも興味深い1戦だが、その中で充実一途のガンジスに期待。 昨秋を境に素質開眼し、ここまで1着、1着、2着、1着とまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。2着もダート初重賞の武蔵野Sだから価値が高い。とりわけ、ダートは<4210>と、まだ底が割れていないし、4勝全て1400メートルなのもアドバンテージ。これからまだまだ強くなる明け4歳馬でプラスアルファは計り知れず、文句なしに最有力候補だ。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。相手は、武蔵野S3着馬のダノンカモン。JCダートは14着と惨敗を喫し株を下げているが、適鞍の1400メートル(4勝)なら巻き返しは必至。◎5ガンジス○3ダノンカモン▲1エーシンウェズン△6ストローハット、7メイショウマシュウ☆東京10R「節分ステークス」(芝1600メートル) 3連続2着中と、勝ち運に恵まれないタイキパーシヴァルだが実力を疑う余地はない。ここは強力な同型馬も見当たらず展開はおあつらえ向き。1F延長もプラスになりそう。道中息を入れられるし、直線の坂を上がってもう一段ギアを上げて後続の差し脚を完封する。相手は、フルアクセル。この馬も連続2着中と実力は確か。差し脚が嵌れば逆転も十分考えられる。◎10タイキパーシヴァル○11フルアクセル▲5トゥザサミット△3ミヤビファルネーゼ、7セイウンジャガーズ☆中京11R「三河ステークス」(ダ1400メートル) 約4か月半ぶりの前走を快勝、能力の高さをアピールしたオーシャンフリート。敢然と連闘で勝負をかけてきたのは、自信の表れだろう。昇級戦といっても、それが形だけなのは昨春の高瀬川Sの小差3着が証明している。とりわけ、1400メートルは<4010>と、全勝ち星を挙げている十八番の条件だし、一気呵成に2連勝達成する。相手は、上がり馬のコウセイコタロウ。◎5オーシャンフリート○6コウセイコタロウ▲4メトロノース△1オースミレジスタ、12カシノインカローズ☆京都11R「シルクロードS」(芝1200メートル) 波乱含みのハンデ戦で予断は許さないが、その中でマジンプロスパーが総合力で一歩リードだ。ハンデ58キロも57.5キロを背負ってCBC賞をレコード勝ちした比較から能力に影響することは考えられない。それも、道悪馬場でのレコードだから恐れ入る。今の時期、馬場状態に左右されないのは大きな強みだし、番手マークから抜け出したCBC勝の再現シーンが見られそう。相手は、ダッシャーゴーゴー。トップハンデ59キロがカギだが、実績からマジンプロスパー意外の馬には負けられないところ。◎14マジンプロスパー○16ダッシャーゴーゴー▲4ドリームバレンチノ△5サドンストーム、6スギノエンデバー☆京都10R「松籟ステークス」(芝2400メートル) 実力は重賞レベルの明け4歳馬、ラニカイツヨシでいける。セントライト記念、菊花賞で強敵相手にいずれも5着した実績はここでは大威張り出来る。約3か月間の休養でガス抜きが出来、フレッシュな状態に仕上がったとなれば本領発揮は間違いない。差し切りが決まる。相手は、コース巧者のニューダイナスティ。◎7ラニカイツヨシ○4ニューダイナスティ▲6メイショウカドマツ△2ロードラテアート、10エーシングングン※出馬表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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レジャー 2013年01月26日 17時59分
シルクロードS(GIII、京都芝1200メートル、27日)藤川京子のクロスカウンター予想!
京都11R、シルクロードSは◎アイラブリリが逃げ込みを図ります。 近2走は、休み明けを挟み京都で2連勝してオープン入り。前々走の桂川Sでは鮮やかに逃げ切り、前走の淀短距離Sは、平均ペースの2番手を追走。終始スムーズに運び、早仕掛けでソラを使いながらハナ差の辛勝。内が有利な馬場もよかったですが、道悪にもしっかり対応し、勝負強さと底力を発揮しました。自分の形でレースができれば相当強く、重賞のここもヒケを取らないでしょう。自身の戦法を見つけて、1200メートルに絞って使ってきたのもよかったですね。 今回は、ハナを主張したい馬がいないようなのでスンナリ先手を取れそうだから、マイペースで行けること必至。それに加え今週からBコース。前が有利な展開になりそうだし、3番枠を引いて条件は揃った感。実績馬は斤量を背負う中、前走同様に53キロで出走できるのも好感。淀短距離S組の相性もいいですし、一気に重賞初Vを目指します。(3)アイラブリリ(5)サドンストーム(14)マジンプロスパー(6)スギノエンデバー(13)エーシンホワイティ(16)ダッシャーゴーゴー(7)ニシノビーイック馬連 (3)(5) (3)(14) (3)(6)3連単 (3)-(5)(14)(6)(13)(16)(7)アイラブリリ 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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レジャー 2013年01月26日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(1/27根岸S)
若手の放送作家おなじみの業務にリサーチというものがあるのですが、ある方に電話で聞き込みをしたところ、「近藤さんって競馬の予想記事書いている人ですか?」と言われる奇跡の出会いがありました。嬉しさ半分、最近は的中から遠のいているため、恥ずかしさも半分。もしかしたら、今週の予想をチェックして下さっているかもと思うと気合いが入ります。ということで、気合いタップリで勝負するのは根岸S。早く今年最初の的中が欲しい所ですが、3連単で狙います。 今回、人気を集めそうなのはガンジス、エーシンウェズン、トウショウカズンでしょうか。いずれも1400m巧者ですが、ガンジスは2頭より斤量が1キロ恵まれている成長株、トウショウカズンはそのガンジスに前走クビ差で負けていて、エーシンウェズンは2戦連続出遅れという点がちょっと気になる。ということで大本命はガンジス。エーシンウェズンとは勝負付けが済んでいるうえ、1キロ有利なのであくまで2着まで。トウショウカズンなら逆転もあるといったフォーメーションを組みます。 注目馬は前走のジャパンカップダートで14着だったダノンカモン。2走前の武蔵野Sでは3着を確保、2年前に府中で行われた南部杯はトランセンドとタイム差なしの2着などダノンカモンは東京コースでこそ。大穴は10歳馬のダイショウジェット。タイセイレジェンドとテスタマッタも気になりますが、59キロではさすがにキツそう。ならばトウカイトリックに続けと56キロで臨むオヤジ馬に期待。 ということで、勝負馬券は3連単フォーメーション15点。(5)(1)→(5)(1)→(8)(3)(6)(7)(16)(5)→(8)(3)(6)(7)(16)→(1) 全て100円ずつ、合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。昨年度のおこづかい馬券の成績はで回収率137%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。
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レジャー 2013年01月26日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(1/27) 根岸S
◆東京11R 根岸S◎ガンジス○タイセイレジェンド▲ストローハット△トウショウカズン△ダノンカモン△エーシンウェズン△トシキャンディ 賞金別定のため55キロで出走できるガンジスは斤量面でいかにも有利。武蔵野Sこそ桁の違う競馬を見せたイジゲンの2着に敗れたが、OP特別で古馬と互角に闘ってきておりここでもまったくひけはとらない。むしろ将来性を考えると、ここでは、一、二の存在と言える。今週の追い切りではここ出走のタイセイレジェンドを追いかけ、捉えることはできなかったものの及第点以上の動きを見せた。先行すると実にしぶとい同厩タイセイレジェンドが相手本線。 他では、約1年勝ち星に見放されているものの仕上がり良好な昨年の2着馬トウショウカズン、コース替わりがプラス材料となりそうなダノンカモン、G3ユニコーンSで強烈な直線一気を決めたストローハットも自慢の末脚が生きる東京コースでは怖い存在。また、霜月S優勝→GIIIカペラS2着と6歳にして本格化してきたエーシンウェズンも1400mの方が競馬がしやすいタイプで侮れない。 テスタマッタ、セイクリムズンの実績馬2頭は、仕上がり? スランプ気味の近走内容? から思い切って消し。逆に、直線の長い東京ということでかえって流れが緩んだりした際のトシキャンディの方に面白味を感じる。 【馬連】流し(5)軸(1)(3)(4)(6)(8)(9)【3連単】フォーメーション(5)→(4)(6)(8)→(1)(3)(4)(6)(8)(9)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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ミステリー 2013年01月26日 17時59分
イカだけじゃない! 巨大なタコもいるぞ!?
2013年1月13日に放送されたNHKのテレビ番組「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海 の超巨大イカ」において深海を泳ぐダイオウイカの写真が撮影され話題となっている。初回視聴率は16%強、最近では宿敵と言われているマッコウクジラとの対決をイメージしたTシャツやフィギュアも人気を博し、世はまさに『ダイオウイカブーム』である。 さて、そんなダイオウイカはかの有名なUMA『クラーケン』のモデルと言われている。 クラーケンは巨大なイカもしくはタコで(巨大なヒトデという説もある)その大きさは3mのダイオウイカをはるかに超えた全長2km。ちょっとした小島ほどの大きさゆえに島と間違えた人間がクラーケンの上に上陸してしまい海に引きずりこまれるという伝承が残っている。 また、ダイオウイカのような巨大イカ以外にも巨大なタコの写真も世界では撮られている。 右の画像をご覧いただきたい。これは、『ルスカ』と呼ばれているタコらしき死骸である。吸盤こそ見えないものの、のっぺりとした頭はこれまさしくタコである。世界最大といわれるミズダコの大きさは1メートルほどしかなく、隣にいる紳士と比べるとその大きさはかなりのもので、ダイオウイカをはるかに超えていると思われる。 しかし、巨大タコの写真はこの『ルスカ』以外に存在しておらず、特徴的な足も見えないためクジラの死骸ではないか? とも言われている(なお、打ち上げられた正体不明の死骸はUMAの世界では『グロブスター』と呼ばれる)。 イカと違い主に海底を這って生息し、己の身を隠す保護色を持っているタコはたとえ巨大化していても発見が難しいとされているのだ。(山口敏太郎事務所)
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トレンド 2013年01月26日 17時59分
噂の深層 “ヲタク大好き”なテレビ局
テレビを観ていて、ヲタクという人達が悪意を持って描かれている、と感じる方は多いのではないか。 「テレビ局の制作者側からすると、ヲタクとかマニアが大好物なんですよ。彼らは、サービス精神旺盛で面白いので、番組の数字が期待できる」(キー局ライター)と関係者は言う。 しかし、それは、時に過剰演出を生むようである。 「マニア番組に出演した素人の方の告発が、話題になったことがありました。スタッフが、勝手にその方の部屋の壁にアニメのポスターを貼っていた、というのです(笑)。さらに、憎憎しげなキャラにさせられて、答え方がディレクターの演出意図に沿わないと、にくたらしく答えるようにもう一度撮りなおさせられたそう」(テレビに詳しいライター) 真偽の程は不明だ。しかし、実際に取材する側とされる側に、大きな軋轢を生んだ例もあるという。 「某番組の某漫画家の取材が有名。特撮モノの舞台裏を描く新作マンガのPRになるなら…と、出演を快諾したところ、『何故あなたは特撮モノの仕事ではなく漫画家になったのか』という質問に『マンガのほうが好きだから』と答えたところ、特撮モノヲタクなので、特撮モノの舞台裏を描くために漫画家になった、という答えをするように要求したのだといいます。某氏は、ディレクターの期待に応えられずいたたまれない気持ちになって、結局番組制作が中止となった」(同) そもそも、人気漫画家ゆえに、ファンが過剰演出に気付くだろう、と思うが…。 このように、両者のバトルばかりではないようだ。 「フジの《ほこ×たて》などは、マニアさんと制作側の関係がうまくいっているようには見えますね」(前出局ライター)という。 テレビは視聴率が肝心要なので、どうしても絵に描いたようなヲタクキャラがほしいのか!?
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スポーツ 2013年01月26日 17時59分
FA移籍を巡る怪情報 「全員一致ではなかった馬原の一本釣り」
オリックスバファローズが馬原孝浩投手(31)の入団会見を開いたのは、1月18日だった。寺原隼人(29)のFA移籍による人的補償として、「最多セーブタイトルも獲得した右腕」が一本釣りされ、喪失した側のソフトバンクは「苦渋の選択だった。故障・リハビリで1年間投げていないので(馬原には)手を出して来ないと思った」と、地団駄を踏んでいた。 「今回の人的補償を『寺原−馬原』の交換トレードと捉えた場合、得をしたのはオリックスのほうです」(プロ野球解説者の1人) 馬原も新天地での再起を誓っていたが、奇妙なウワサも囁かれている。 順調に行けば、馬原は今オフにFA権を獲得する。それを行使して「1年でホークスに帰還するのではないか?」というものだ。 「あり得ない話ではないと思う。ソフトバンクは結束力の高いチームであり、寺原がホークス帰還を希望してFA宣言したのもそのためです」(前出・同) どのプロ野球選手もドラフト指名された球団には愛着がある。しかし、福岡ソフトバンクホークスは練習熱心な球団でもある。「厳しい練習」を積み重ねていくうちに、「苦楽をともにした」との意識も芽生え、他球団の選手よりも強い愛着を覚えるという。 また、こんな情報も聞こえてきた。 「実は、ソフトバンク側から(人的補償の)名簿が届いたとき、『馬原が良い!』と言ったのは森脇(浩司=52)監督でした。他のコーチ、フロント職員は別選手を押していましたが、森脇監督は譲りませんでした」(球界関係者) ダイエー、ソフトバンクで長年コーチを務めた同監督は、馬原を新人時代から知っている。1年間投げていないとはいえ、復活に関して確証に近い情報を得ていたのだろう。 しかし、オリックス投手陣を客観的に見れば、セットアッパーには平野佳寿(28)、クローザーには岸田護(31)がいる。昨季、52試合に登板した香月良太(30)はトレードに出したが、リリーフ投手の人数は決して少ない方ではない。他のコーチ、フロント職員が他選手を推した理由もこのへんにありそうだ。 「森脇監督がソフトバンクを退団する際、一部フロントとの衝突も伝えられました。オフの補強に成功したソフトバンクを早くも優勝候補に上げる声もあり、馬原を一本釣りしたのは『陽動作戦』の意味合いもあったのでは…」(前出・関係者) その馬原が一緒に自主トレをしている仲間のなかに寺原もいたのは、既報通り。仲良くやっているのは『今オフの再会』という約束があるからだろうか。
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スポーツ 2013年01月26日 17時59分
身から出たさび! 大関復帰ならなかった把瑠都は一から出直し
大相撲初場所(両国国技館)で、大関復帰を目指した把瑠都(28=尾上)の夢はあえなくついえた。 把瑠都は昨年秋場所(9月=両国)で右足親指をはく離骨折、九州場所(11月=福岡国際センター)では左太もも裏を肉離れし、2場所連続で途中休場し負け越して、関脇に陥落。今場所、10勝以上を挙げれば特例で大関に復帰できた。 しかし、慢性化した左ヒザの故障は完治にはほど遠く、場所前の稽古は満足にできなかった。序盤戦、1勝2敗と厳しいスタートを切った把瑠都は、中盤戦から積極的に前に出る相撲に転じ、5勝3敗と星を持ち直した。だが、横綱の白鵬(27=宮城野)、日馬富士(28=伊勢ヶ浜)に連敗し、絶体絶命の5敗目を喫すると、13日目(1月25日)に平幕・高安(22=鳴戸)に寄り切られて6敗となり、大関復帰は露と消えた。 大関への返り咲きがならなかった把瑠都は、「残念です。ちょっと硬くなった。組んでくるとは思わなかった。何をしたかったのか分からない」と首をひねるばかり。今後については「残り2日間頑張ります」と、自身に言い聞かせた。 一から出直しとなった把瑠都だが、大関復帰への道のりは極めて厳しい。現行の降格制度になった69年名古屋場所以降、関脇に陥落したケースは把瑠都以外に16例(13人)あるが、落ちた場所に10勝以上を挙げて大関に戻ったのは5例(4人)しかなかった。ましてや、そのチャンスを逃した11例(10人)のうち、大関に再昇進できたのは魁傑(現放駒親方)ただ一人。 今場所、東前頭16枚目の雅山(35=藤島)は、01年九州場所で陥落後、06年に再びチャンスをつくり、三役で3場所連続2ケタの34勝(11敗)と十分な星を挙げたが、不運にも大関再昇進は見送れたケースがある。 北の湖理事長(元横綱)は「今場所は上がるチャンスだったが、一からやる方がもっと厳しくなる」と明言した。一度落ちた元大関の再昇進には、より高いハードルが待ち受けているのは必至。ましてや、現在4人の大関がおり、どうしても新たな大関をつくる必要性はない。 スポーツライターのA氏は「把瑠都の大関陥落は、身から出たさびですよ。把瑠都は稽古嫌いで知られており、降格の原因となったケガの多さは稽古不足からくるものです。1年前(昨年初場所)に優勝したように地力はある力士ですから、親方衆の間では、『稽古していれば、とっくに横綱になっている』と言われています」と語る。 把瑠都が復活できるかどうかは、故障箇所を治すこともさることながら、「稽古嫌い」の持病を克服するしかなさそうだ。(落合一郎)
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社会 2013年01月26日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第11回 B/C(費用対効果分析)
さて、日本国内で公共事業・公共投資を拡大するに際しては、いくつもの「壁」がある。最大の「壁」は、やはり国民に「公共投資はムダだ」という根拠なきイメージが刷り込まれてしまったことである。 日本の反公共投資派は、方向性は完璧に間違っているが、見倣いたくなるほどの執拗さで、公共投資を否定するレトリックを次々に生み出してきた。結果、日本社会で「公共投資=ムダ」という異常な認識が共有されてしまったのである。 さらに言えば、財務省が煽り立てている「国の借金」問題も「壁」の一つだ。「国の借金がこんなに膨らんでいるんですよ! 公共投資なんかできません」などと言われると、普通の人は「そうだよな〜」と同意しまうことだろう(現実には、国債の100%が自国通貨建ての日本に「国の借金」の問題などない)。 ようやく、イデオロギー的な公共投資否定論から脱却し、「まずはデフレからの脱却」と訴える政権が誕生したわけだが、別に公共投資拡大の「壁」が消えたわけではない。 東日本大震災や各地で頻発する水害、土砂災害、豪雪被害、さらに中央自動車道の笹子トンネルの事故を経て、日本国民の間に「公共投資は増やさなければならないのではないか」というコンセンサス(合意)が生まれつつある。 だからと言って、日本国内の反公共投資派が諦めることはない。彼らは恐らく、次は「B/C(ビーバイシー)」を活用し、我が国の公共投資拡大を妨害しようと図るだろう。 B/Cとは、コスト・ベネフィット分析(費用便益分析)のことである。道路などの公共インフラを整備する際に、社会・経済的な側面から事業の妥当性を評価するために、費用(Cost)と便益(Benefit)を比較する指標だ。B/C自体は、世界各国で事業評価手法として用いられており、ごく標準的な手法になる。 ただ、このB/Cの分析手法が、日本は明らかに特殊なのだ。日本の「不思議な」B/C分析は、まずは道路建設から適用が始まり、次第に他の公共投資へと波及していった。 日本のB/Cは「手法」と「思想」の2つの面が明らかに特殊(他の国と違う)なのだが、まずは手法について考えてみよう。 日本のB/Cの「B」は、定義は極めて小さく、道路の場合は「走行時間短縮」「走行経費減少」「交通事故減少」の3つに限定される。例えば、道路を建設することで、「地域経済が成長する」「自然災害時のバックアップルートとなる」などは、便益として認められないのだ。 他の主要国は「走行快適性」「旅行時間信頼性」「騒音」「地域分断の解消」「健康」「雇用増加」「集積による生産性向上」など、様々な直接的、間接的な効果を便益に含めている。ところが、我が国は3つの便益のみなのだ。 3つの便益以外は認められないとなると、ポイントは「交通量」に絞られてしまう。交通量が少ない区域は、上記の便益が小さくなってしまうわけだ。結果、東北や宮崎県のように交通量が相対的に少ない地域は、B/Cが1を下回ることが多くなり、例えば防災目的であろうとも、道路を建設することは不可能になる。逆に、東京のように渋滞が多い地域は、B/Cが1を越えやすく、予算もつきやすい。 常識的に考えて、日本のような自然災害大国では、「防災」「自然災害時のバックアップ」などを便益に含めるべきであろう。ところが、現時点の日本のB/C分析では、震災などにおいて「日本国民の安全を守る」役割は、便益としてカウントされていない。 道路の便益を3つのみに限定する奇妙なB/C分析手法を用いているのは、世界広しといえども我が国だけである。ここまで便益を絞り込んでしまうと、必要最低限の道路さえ整備できなくなってしまう(実際になっている)。 特に、現行のB/C分析手法を続けると、交通量の少ない地方は見捨てられたのも同然になる。 また、我が国のB/Cは手法的におかしいことに加え、「思想的」にも奇妙なのだ。そもそもB/Cとは、「この公共事業を実施するか? それともやめるのか?」を決断するための指標ではない。単に「どの事業から予算を付けていくのか?」という、優先順位を決定するための指標なのである。 日本以外の主要国においては、B/Cの「B」は「主要3便益+多様な効果」となり、1を切るなどということは基本的には有り得ない。イギリスなど、B/Cは常に3を上回るのが普通である。B/Cが3を上回る各事業の「どれから整備をするか」を判断するために、B/Cを使用しているに過ぎないのだ。 2011年3月11日の東日本大震災の際、震災の6日前に開通したばかりの高速道路「釜石山田道路」が、被災した多くの住民の命を救った。海岸沿いの道路が通行不能になったにもかかわらず、釜石山田道路が開通していたことで、釜石北部の住民たちが徒歩で市内に避難することができたのである。 現地の被災者を救った釜石山田道路は、現在は「命の道」と呼ばれている。本道路のB/Cは、実に1.01であった。まさにギリギリのB/Cで建設されたわけだが、震災時に「住民の生命を救う」ことは「B(便益)」の中に含まれていない。 読者は本件について、いかなる感想を抱いただろうか。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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