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トレンド 2013年03月11日 11時45分
グラドル前田美里 新作は少し大人っぽく
10日、グラビアアイドルの前田美里が新作DVD発売記念イベントを秋葉原・ソフマップアミューズメント館で行った。 2枚目のDVDとなる『ミニ☆キュート』は、1年4か月ぶりの新作ということで前田は、「高1に撮って以来です、すごい久しぶりです。今回は結構グラビアアイドルっぽくなってるかな?」と心境を語った。DVDは去年の12月に沖縄で撮影。現地での感想については、「修学旅行で、2か月前に行った沖縄にもう一度行けて嬉しかったです。沖縄料理を食べたり、海辺で寝そべって撮影したり、とても楽しかったです」と答えた。 DVDの内容については、「ベッドで撮ったシーンなど、色っぽく感じるところが多くて、前作より大人っぽく撮れていると思います。前作で人気のあった体操服でのブリッジはもちろん入っていますが(笑)」と解説。オススメはジャケットにもなっている赤い水着のシーンとのことで、「振り向いているシーンが大人っぽくてとてもセクシーです」とアピールした。 今年の4月から高校3年生になる前田は、「高校の3年間ってすごくあっという間な気がします。今しか制服は着れないと思うので、とにかくこの1年はいっぱい制服を着ていこうと思います」と高校生活最後の年への想いを語った。恋愛の方は、仕事が楽しいので今は深く考えていなとのことで、「恋をするのは卒業してからでいいかな?」とコメントした。(雅楽次郎)前田美里(まえだ みさと)1996年2月13日生まれ身長 145センチB78/W58/H83
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トレンド 2013年03月11日 11時45分
グラドル和田絵莉 レザーの衣装に苦戦
グラビアアイドルの和田絵莉が10日、秋葉原・ソフマップアミューズメント館にて新作DVDの発売記念イベントを行った。 自身7枚目のDVDとなる、『わだつみ』は、去年の夏に沖縄で撮影。作品の内容について和田は、「私がCA(キャビンアテンダント)役で年下の彼氏と旅行に行った設定になっています」と解説。今回の撮影ではレザー系の衣装に初挑戦したとのことで、「ストレッチがきかなくて、寝転がるシーンで大変でした」と現場での苦労を語った。 お気に入りの衣装は白のワンピースとのことで和田は、「始めワンピース姿でその後水着になるんですが、キレイですごく気に入っています」とコメント。他にも背景を活かした雰囲気のあるシーンが多いとのことで、「雨が降っているなかで、傘をさしているシーンが寂しそうな感じでとてもいいです」とアピールした。 DVDの自己採点については85点と回答。減点の理由について和田は、「撮影中お腹が痛くなってしまって、もしかしたら痛そうにしているところが映っているかもしれないので…」と答えた。(雅楽次郎)和田絵莉(わだ えり)1989年6月4日生まれ身長 159センチB88/W59/H82
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トレンド 2013年03月11日 11時45分
グラドル中村葵 撮影で妄想女に挑戦!
グラビアアイドルの中村葵が10日、秋葉原・ソフマップアミューズメント館で新作DVDの発売記念イベントを行った。 2月22日に発売された『恋しくて』は、去年の11月にタイで撮影。現地での感想について中村は、「スコールがすごくて、カミナリが落ちて停電で撮影が中断したり大変でした」とコメント。今回DVDは妄想がテーマとのことで中村は、「私が妄想して大胆な水着などを見せてしまいます。皆さんには、誘惑されている男の人の気持ちで見て欲しいです」とアピールした。 オススメのシーンはOL風のスーツを着たシーンとのことで、「Oバックのストッキングというものを初めて履きました。お尻部分が丸見えです(笑)」と答えた。一番過激なシーンについて報道陣から質問されると、「なぜかトレンチコートを着て、前をはだけされてセクシーな水着を見せるシーンが一番激しいと思います」と少し変わったシーンを挙げた。(雅楽次郎)中村葵(なかむら あおい)1987年1月23日生まれ身長 167センチB87/W59/H89
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社会 2013年03月11日 11時45分
京都の保育士の男が小学生女児に強姦の疑い
容疑が事実であれば、まさに鬼畜というしかない。 京都府警山科署は3月6日、小学生の女児に乱暴したとして、強姦の疑いで、私立保育園保育士・和田拓美容疑者(25=同府京都市山科区栗栖野華ノ木町)を逮捕した。和田容疑者は「胸は触ったが強姦はしていない」と容疑を否認している。 逮捕容疑は1月6日正午〜午後5時頃、自宅アパートの部屋で、同市内の小学校高学年の女子児童に乱暴したとしている。 和田容疑者は一人暮らしで、数年前から近所の小学生に自宅で漫画を読ませたり、ゲームをさせたりしていた。 同署によると、女児の友人の弟が和田容疑者の保育園の教え子だったことから、2人は知り合いになった。犯行時、女児はテレビゲームなどをするために、和田容疑者の自宅に一人で遊びに来ていたという。 同月25日に女児が母親に相談し、同署に被害届を提出した。 同署によると、女児は11年頃から和田容疑者の自宅に遊びに行っており、11年10月と12年6月にも胸を触られていたとみられる。和田容疑者は「他の女の子の胸やお尻も触った」などと供述しており、同署は余罪があるとみて捜査している。 和田容疑者は4年前から区内の保育園に保育士として勤めていたが、仕事柄、被害女児に警戒心がなかったのかもしれない。慕っていた子どもたちの体を触るなど言語道断。容疑の通り、強姦にも及んでいたのなら、断じて許されるものではない。(蔵元英二)
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社会 2013年03月11日 11時00分
磁気嵐が地球を破壊 太陽フレアのピークが東日本大震災超巨大地震を呼ぶ
2013年、太陽フレアが空を赤く染め、地球の脅威になる−−。NASAが発表したこの警告が、世界的に波紋を呼んでいる。 太陽フレアが発生した際に起きる太陽風は、1秒間に数百kmというスピードで宇宙空間を流れ、地球にも吹き付けている。しかし地球は強い磁場を持ち、それがバリアーとなって我々は守られている。しかし、100年に一度の爆発的な“太陽嵐”の発生が起きる今年、様々な悪影響を地球に及ぼし、巨大地震をも引き起こすと言われているのだ。 「太陽フレアの活発化で大気中の磁気エネルギーが劇的に上昇し気象状況が異常なまでに悪化する。そのため、送電網のクラッシュや飛行機の墜落、そして食糧供給への深刻な影響を誘発する。さらに磁場が乱れた結果、津波や地震にも見舞われ、大混乱となる可能性があるのです」(サイエンスライター) 元米国政府のディフェンス・アドバイザーであるアヴィ・シュナール博士も、「磁気嵐は地球上のすべての国を破壊することができる。我々は漫然と待っているわけにはいかず、行動に出なければならない」と警告している。 やはり日本において気になるのは、“秒読み”とされている巨大地震への影響だ。前出のサイエンスライターが語る。 「巨大地震との関係やそのメカニズムは科学的には解明されていませんが、巨大太陽フレアが発生した後に、大地震が発生することは過去の例で指摘されている。元禄地震(1703年)の時期も、フレアの巨大化や黒点の減少など、太陽の異常現象が起きたとされているのです」 また、太陽嵐が地球と接触すると月の引力が強まり、これが地震の発生確率を上昇させる“引き金”になるという説もあるのだ。 「北大の森谷武男博士によれば、地震エコーやラドン濃度で東日本大震災を上回る数値を現在進行形で観測しており、遠くない将来に巨大地震が発生する可能性が高いとしている。そんな瀬戸際の状態を後押しする場合もあるのです」(同) 注意が必要だ。
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レジャー 2013年03月11日 10時15分
【中山牝馬S】マイネイサベルがゴール前差し切り優勝
競馬の「中山牝馬ステークス」(第31回GIII・芝1800メートル、10日中山16頭)は、中団を進んだ単勝6番人気のマイネイサベル(松岡正海騎手)が、直線鋭い伸び脚を発揮しゴール寸前に2着スマートシルエット(単勝2番人気、蛯名正義騎手)を捉えると、最後は3/4馬身差を付けて優勝した。1分48秒5。3着は単勝1番人気のオールザットジャズ(C、デムーロ騎手)。マイネイサベルは父テレグノシス、母マイネレジーナの牝5歳馬(鹿毛)。 馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン。戦績=19戦4勝。主な勝ち鞍=重賞3勝目(10年新潟2歳S、12年府中牝馬S)。松岡騎手、水野貴広調教師とも初勝利。「配当」単勝(11)1270円複勝(11)380円(8)210円(16)190円ワイド(8)(11)1410円(11)(16)1390円(8)(16)680円枠連(4)(6)1650円馬連(8)(11)4030円馬単(11)(8)8690円3連複(8)(11)(16)6500円3連単(11)(8)(16)4万7930円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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芸能ネタ 2013年03月10日 14時00分
大地真央、佐藤江梨子 松本人志SM映画で魅せる脱ぎ具合
映画監督としてこれまで『大日本人』('07年)、『しんぼる』('09年)、『さや侍』('11年)を撮ってきた『ダウンタウン』松本人志の最新作が早くも話題になっている。 「タイトルは『R100』。R15も18指定も超越したエロい映画で、テーマはなんとSM。3月にはクランクアップして編集作業を行い、公開はこの夏の予定です」(映画記者) 妻役のYOUと平凡な生活を送ってきた主役の会社員を演じている大森南朋がSMの世界に足を踏み入れ、どっぷりとハマッていく姿が描かれているという。 「松本は、これが監督4作目。これまでの作品は、シュールすぎて理解に苦しむものばかり。興行的にも大コケでしたが、今回は、わかりやすい。都内の撮影スタジオに巨大なSM部屋のセットを組み、本物のメリーゴーランドまで用意しました。製作費も5億円と破格。“やる気”が違いました」(関係者) “M”の大森に対する女王様役の女優陣も凄い。 「大地真央(57)、寺島しのぶ(40)といった熟女系から、世界的モデル出身のタレント・冨永愛(30)、巨乳グラドル出身の女優・佐藤江梨子(31)、さらに“怪女優”の片桐はいりに女ピン芸人の渡辺直美とバラエティーに富んだキャスティングになっています。もし、本当にこんな女王様たちを揃えているSMクラブがあったら、商売繁盛間違いなし」(映画関係者) 本誌が気になるのは、やはり“サトエリ”こと佐藤江梨子。 「サトエリのボンデージ姿が“イケてる”らしいんです。かつて“キューティーハニー”を演じて魅せてくれましたが、それ以上の露出は間違いないようです」(芸能関係者) かつては“Eカップ巨乳”で男たちの股間をメロメロにしたサトエリだったが、このところは、停滞気味。 「外見もスタイルも申し分ないんだけど、とにかく気分屋で扱いにくい。プライドも高くて人の話に聞く耳を持たないから“次”がない。いつも単発の仕事で終わっていました」(同) そんなサトエリが、松本からのオファーで大変身。 「ボンデージ衣装の股間のVゾーンの切れ込みが鋭いので、自ら“ヘア”を剃って撮影に臨んだそうです。『これ、クセになりそう』と、彼女は話しているそうです」(芸能記者)
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その他 2013年03月10日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(44)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『キャパの十字架』(沢木耕太郎/文藝春秋 1575円) 今年2月3日の夜9時からテレビ放映された『NHKスペシャル』は、沢木耕太郎がロバート・キャパの内面、なぜ危険な戦地で死をも恐れぬような行動に出ることができたのか、その心の秘奥へ迫っていく内容だった。キャパは戦場カメラマンという仕事に殉じた英雄として、今も世界中の人たちから尊敬を集めている。1954年の第一次インドシナ戦争取材時、地雷に触れ40歳の若さで亡くなった。しかし肯定的な評価ばかり受けているわけでもない。彼を一気に有名にさせた写真は、1937年『ライフ』誌に掲載された「崩れ落ちる兵士」だ。最初はスペイン内戦で兵士が撃たれた瞬間を捉えた大傑作、と反響を呼んだ。そのうち、実は本当は撃たれていないのではないか、撃たれた演技をしているだけではないか、と疑問を呈する人たちが現れ、長い間、論争が続けられてきた。 『NHKスペシャル』では、ことの真偽を解明するため沢木がさまざまな資料、最新技術、取材力を駆使していた。そして冒頭に書いた通り英雄の虚像を剥ぐことではなく、なぜ英雄的な行動ができたのか、その心の秘密へ迫るという目的意識に好感が持てた。 本書『キャパの十字架』は番組と連動して刊行されたノンフィクションである。映像では時間の関係で省略せざるを得なかった膨大なデータが盛り込まれ、はるかに中身が濃い。お薦めしたい。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『東海地震も関東大地震も起きない!』(木村政昭/宝島社・1000円) コロンビア大学で学んだ著者によれば「東海も、東南海三連動も、首都直下型地震も起きない。日本の地震予測はかなり遅れている」という。その理由を解き明かしながら、最新データから算出した“学会騒然”の地震発生予測を公開!◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 一体どんな雑誌なんだ? と興味を引かれて手にしたのがこの『アジアの雑誌』(キョーハンブックス/880円)だ。 広義にいえば旅行ガイドだが、とにかく内容が濃い! なにしろコンテンツが「歓楽街から病院まで バンコク日本語OKスポット」「タイ名物レディーボーイと戯れる」「スタジアムガイド付きムエタイを見にいこう!」など、かなり豊富。作家・岩井志麻子さんの小説、ライター&イラストレーター・のなかあき子さんのエッセイなど、連載も満載だ。 編集部がバンコクにあるらしく、現地でしか入手し得ない情報が数多く掲載されている上、全体のテーマを「ナイトライフ」に置いているため、ディープなごった煮マガジンという印象。 バンコクだけでなく、最新号ではカンボジアの山岳地帯に分け入り、少数民族と触れ合うルポも。アジアに精通したスタッフが伝える生々しい情報は、普通の観光案内とはワケが違う。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能 2013年03月10日 11時59分
芸能ポロリニュース PART54「壇蜜は、どこまで行くのか」
芸能イベントから小ネタを紹介するポロリニュース。今回は、3件。●よしもと芸人がさすがのトーク 「よしもと男前ブサイクコンテスト」の発表会見が27日に都内で開催され、よしもと芸人たちがさすがのトークを展開したらしい。 この日は、「男前」や「ブサイク」だと思う芸人のランキングが発表された。最初にステージに登場したのは、「理想のパパ芸人1位」に輝いた庄司智春。司会の博多華丸大吉は、昨年長男が生まれた庄司へ、「家で爆笑を取るコツは何ですか?」と質問。庄司は「えっ?」と、とまどいを見せ、「家でも、仕事でも、爆笑を取ったことはないですよ」と庄司流の大ボケ。華丸大吉は、手元の冊子を指さして、「だって、台本に、『家で爆笑を取るコツは何ですか? と聞く』って書いてあるんだもん」とツッコミ。庄司は、「それ、誰かのムチャ振りです」と切り返したとか。 台本がムチャ振りなのか、庄司クラスになると台本が不要になるのかは不明だが、その後も台本をネタにしたトークが続き、爆笑を巻き起こしたとか。●あやまんJAPANの「試合」が異様な盛り上がり! 28日、女性エンターテインメント集団・あやまんJAPANの、ファンタジスタさくらだの結婚・妊娠による卒業に伴う、新メンバーオーディションが、六本木のライブハウスで行われた。このオーディションは、応募資格が「かわいくてやりまん。」となっており、観客の前でネタを披露する“試合(ライブ)”形式だったが、異様に盛り上がったらしい。 まず、開始予定時刻を大幅に過ぎ、かつ、何のアナウンスがなくても、観客は気にする様子を見せず、お酒やおしゃべりを楽しんでいた。 そして、いよいよ幕が上ると、大拍手。同集団は、メディア選抜ともいえるスターティングメンバーの3人以外にも、あやまんユース・あやまんネタ班・国内童貞担当班・海外童貞担当班など、複数の下部組織が存在するというが、メディア出場機会には恵まれない下部組織のメンバーたちも、小さな劇場空間での活躍は重ねているようで、固定ファンから大声援を浴び、“会いに行けるやりまん”とでもいうような人気の高さを見せたとか。幕が下りた後も、客席の興奮は冷めやらず、アンコールを求める「●ンコール!」の大コールが湧き起こったそうだ。 謎の多いあやまんJAPANだが、14日にはいよいよ、新メンバーが決定。目が離せない。●壇蜜は、どこまで行くのか ひな祭りの3日、よしもとの女芸人集団「シュガーズ」が、エクササイズDVDのPRイベントに登場。ダイエット競争の開始が宣言されたが、大阪で男を食い尽くしたという「エロ芸人」のツジカオルコが、「よしもとの女芸人はこんなもんかと言われないよう」「壇蜜さん越えを目指して」などと意気込みを語り、周囲の芸人たちから、「おう、パンツぶん投げてやれよ」と声援を受けたという。 グラドルとして人気を得て、昨年公開の映画「私の奴隷になりなさい」でブレイクした壇蜜だが、同作の舞台あいさつで、はいていたパンツを脱いで客席へ投げるなど、話題をさらった。 壇蜜の人気は、今年に入っても衰えることなく、ふんどしの普及に貢献した「ベストフンドシスト賞」(日本ふんどし協会)を受賞するなど大活躍。成人式に振袖姿で出席したアイドルが壇蜜を見習ってお色気キャラを目指すと宣言するなど、「壇蜜」が社会現象化している。 壇蜜は、はたして、どこまで行くのか。各方面から、注目を浴びている。
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社会 2013年03月10日 11時00分
発送電分離でカムフラージュ? 50兆円アジア市場に群がる日本企業(2)
原発は規模にもよるが、1基当たりの新設費が5000億円前後とされる。ということはアジアだけで今後、優に50兆円を超える巨大市場が誕生する。しかも原発は「1基作れば、その後のメンテナンスで十分食っていける」(関係者)ほど、おいしいビジネスでもある。目の前にそれだけの巨大市場がチラつけば、原発ビジネスを手掛けてきた東芝、三菱重工業、日立製作所の“御三家”が目の色を変えないわけがない。 実は福島の事故以来、日本の原発3社は世界の受注競争でご難続きだ。日立は昨年3月、リトアニア政府と原発建設で合意。納入が確実視されたのもつかの間、年末になって建設の是非を問う国民投票で反対多数となり、計画は実質的に凍結された状態なのだ。2020年度に、原発事業の売上高(3600億円)の半分を海外で稼ぐシナリオを描いていた同社にとっては、大誤算でしかない。 原発大手の米ウェスチングハウスを傘下に持つ東芝も、また然り。トルコでの受注をほぼ確定させていた矢先、運営支援で合意していた東電が原発事故で撤退したことから、トルコ側の意向で計画は白紙となり、現在は韓国企業と受注を競い合っている状態だ。三菱重工も仏アレバと連合軍を組んでヨルダンでの原発受注を目指しているが、こちらはロシア企業が強敵である。 そんな折も折、アジアで50兆円超のビッグビジネスが浮上したのだ。舌なめずりした3社首脳が、政府に“原子力村”の結束を働きかけないわけがない。 道理で経済産業省が“村人”に好都合な判断を下したわけだ。訪米した安倍首相がオバマ大統領に「ゼロベースでの原発見直し」を公言したのも、政府の規定方針に沿ったまでのことなのである。 しかし、原発がどれほど魅力的なクリーンエネルギーであろうと、大きなリスクと隣り合わせであることは経験済みだ。まして大気汚染まみれの中国で“粗悪”な原発が56基も建設されれば、いつどんな事態に陥らないとも限らない。 「脱線して落下した高速列車を地中に埋めて隠蔽した国ですよ。もしも福島に匹敵するような大惨事に見舞われた場合、どんなトンデモナイ後始末をやるか想像もつきません。原発を次々と地中に埋めでもしたら、もう笑い話では済まなくなります」(経済記者) 安倍政権が原発再稼働に舵を切るのは間違いない。情報筋は「そのバーター条件として電力会社に発送電分離をのませるシナリオが囁かれている」と打ち明ける。電力=原発をめぐるドロドロの人間模様が、にわかにキナ臭くなってきた。