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その他 2014年11月05日 11時00分
「糖尿病」「高血圧」「肥満」「脂肪異常」は“死の四十奏”生活習慣病を回避する食事法(1)
今や国民病といわれて久しい「生活習慣病」。それは特定の呼称ではなく、生活習慣が主な原因となる多くの疾患群の呼び名でもある。 厚生労働省は、このうちの、がん、脳卒中、心臓病を3大成人病とし、これに急増中の糖尿病を加えた疾患への対策転換に力を注いできた。これにより日本は世界で一番の長寿国に認証されたが、半面、糖尿病などの合併症や後遺症に苦しむ高齢者の数が急増しているのも現実にある。 同省は、これら生活習慣を主因とする疾患群も「生活習慣病」とし、改めて一次予防に重点を置く対策に乗り出している。 その代表は、「肥満症」、「脂質異常症(高脂血症)」、「高血圧症」、「糖尿病」の四つが挙げられ、医療機関では、これらを“死の四重奏”と称して警戒の目を向けている。 ある専門家が説明する。 「国民の喚起を促すための呼称ですが、単独でも病気のリスクは高く、複数となると軽度であっても相乗効果によりリスクが高まる。とくに肥満症、メタボリックシンドロームは深刻な疾患と捉え、予防と対策に努めています。肥満は、生活習慣病の糖尿病やすい炎、高血圧、脂質異常など多くの病気の原因になるため放置できない症状なのです」 しかし、肥満症だけを捉えている訳ではない。前に触れた“四つの病”は、いずれも食生活に関係している。メタボリックシンドロームをはじめ高脂血症、糖尿病は、栄養の問題を抜きに予防や改善は語れない。 現在、予防医学では疾患の「一次予防」が最重要視されている。一次予防とは、病気にならないように気を付けることを意味する。 これまでは、定期健康診断や人間ドックなどで病気を早期に発見し治療するという「二次予防」に重点が置かれてきた。しかし今では、健康的な食生活や生活習慣を確立することで病気の発症そのものを防ぐ「一次予防」がメーンに挙げられるようになった。 日本成人病予防協会の健康管理士・長岡正氏はこう警鐘を鳴らす。 「考えれば、自然界において自分で自分の身体を悪くするようなことをしている動物は、人間だけではないでしょうか。たばこ、暴飲防食、夜更かし…。なぜ我々は不健康な生活をやめないのか。不健康を示すデータは至る所にあるし、患者さんも周囲にたくさんおられる。健康でいたいという気持ちと努力さえあれば、予防環境は整っていると思うのですが…」 今春、ラーメン店『支那そばや』の店主で“ラーメンの鬼”としてテレビ番組にも多く出演していた佐野実氏が、多臓器不全で亡くなった(享年63)。 佐野氏は糖尿病を患い2月中旬から入院していたが、病室でも『支那そばや』のラーメンを口にしていたという。 ラーメンは子供からお年寄りまで愛される国民食といえるが、健康的にはどうか。6年前には、新横浜のラーメン博物館広報担当だった武内伸氏も、48歳の若さで肝硬変で亡くなっている。3食ラーメンの生活を送っていた“ラーメン王”だった。 「ラーメンの特徴はカロリーの高さと塩分の多さ。塩分の過剰摂取は、高血圧やがんにつながると医学的にも証明されています。それを無視した食生活を続けていれば重篤な病になります。好物のラーメンとはいえ、やはり控えめに食べるのがいいでしょうね」(医学博士・内浦尚之氏)
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芸能ネタ 2014年11月04日 20時00分
水曜10時のドラマ戦争 沢尻エリカVS綾瀬はるかは“こじらせ女”の圧勝
沢尻エリカ(31)主演のフジテレビ系ドラマ『ファーストクラス』と、綾瀬はるか(29)主演の日本テレビ系ドラマ『きょうは会社休みます。』は、放送開始前から“水曜10時のドラマ戦争”として対決ムードが見え隠れしていた。だが、蓋を開けてみたら、接戦になることもなく明暗がクッキリ分かれてしまったようだ。 結果は『きょう会社休みます。』の圧倒的な勝利。ビデオリサーチ調べによると、『きょう会社休みます。』が初回視聴率14.3%、『ファーストクラス』が8.8%。 『ファーストクラス』は今年4〜6月の23時台に1期目が放送された。ファッション誌の編集部が舞台で、10代と20代女性のファッション感覚を捕まえたことにより、内容よりも出演者のファッションが話題となりヒットに繋がった。そのドラマをフジはゴールデンへ持ってきたのだ。 ファッション誌編集部からファッション業界へ、という流れは1期目と変わらない。深夜枠で視聴率が取れた番組が、ゴールデンやプライムタイムに降りてくることは過去にもよくあったことだが、問題も多い。一番大きな影響があるのは、視聴者が変わってしまうことだ。見たい番組やドラマがあるからその時間に帰る、という考え方は50年も前のこと。いまは録画や、その後に発売されるDVDで、という人が多いのだろうが、その数字は視聴率に反映されない。 ちなみに10月22日の視聴率は『きょう会社休みます。』が17%で、『ファーストクラス』は8.3%。2回目にして両作品の視聴率は、 ダブルスコアになってしまった。 フジの亀山千広社長は、9月に行われた番組改編の記者会見に沢尻を同席させ、10月ドラマの意気込みを話していたほどなのだが…。 「綾瀬さんは数字を気にしていましたよ。それに、沢尻エリカさん、木村佳乃さん、夏木まりさんら『ファーストクラス』の出演者の豪華さのことも。それで『大丈夫かな』って、でも『こちらには福士蒼汰さんがいるから心強い』とも言っていた」(ドラマ製作スタッフ) しかし、そのスタートを切る前の綾瀬の不安はいまやどこへやらだ。 「ここまで開いたら、もう逆転はないね。はっきりと綾瀬が沢尻に勝ったという事でしょう。同時間帯には『報道ステーション』(13.8%)や、『水曜日のダウンタウン』(8.5%)などがあっての数字だから。綾瀬が茶の間で認知されたって事でしょう。視聴率女優という冠が増えて、またCM料が高くなる」(芸能リポーター) “干物女”から“こじらせ女”へ変身した29歳。次はどんなキャラクターを演じるのか。
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芸能ネタ 2014年11月04日 19時00分
ピンポンダッシュに悩まされる日本エレキテル連合の“コンビ内格差”
「ダメよ〜ダメダメ」のフレーズで今年の流行語大賞の有力候補といわれる日本エレキテル連合。07年に結成し、長い下積み時代を経てのブレークだが、実は“コンビ内格差”がすごいという。 ブレークネタの「未亡人朱美ちゃん」シリーズで、白塗りの朱美ちゃん役なのが橋本小雪で、男性の細貝さん役が中野聡子。もともと橋本が中野に土下座して頼んだことがコンビ結成のきっかけだっただけにコンビ内は中野の“独裁体制”らしい。 「2人は同居していますが、家事全般、近所づきあい等はすべて橋本が担当。モーニングコーヒーを入れたり、ベッドメイクもやっている。一方、中野はネタづくりや衣装を全部担当し、2人は50:50と考えているようです」(芸能ライター) 要は完全分業ということだが、それでもこんなエピソードがあるという。 「仕事が終わって、2人で帰っている際、中野が一緒に歌を歌おうと言った。橋本は自分の担当である仕事関係のメールをしていたので、“ちょっと待って”と言ったら、中野はブチ切れ。荷物を道路に放り投げ、“解散だ”と怒鳴ったそうです。中野にしてみれば、コンビのルールは自分がつくる。自分を優先しろということらしいです」(同) そんな2人が今、悩んでいるのが近所の子どものピンポンダッシュだ。家事担当・橋本のちょっとしたミスがこの事態を招いたという。 「この夏に朱美ちゃんの衣装をベランダで干していたら、それを発見した子どもが家にやってきた。橋本がドアを開けたら“本当にダメよ〜ダメダメがいた”と逃げていった。それ以降、毎日ピンポンダッシュだそうです」(同) 人気の陰には苦労がつきものだ。
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芸能 2014年11月04日 18時00分
5年後には身長で和田アキ子を抜きそうなガッキーの苦悩
女優の新垣結衣が「身長が伸び続けている」と悩みを告白。この告白に事務所は大喜びだという。 公式上のプロフィールでは168センチとなっているが、「しゃべくり007」(日本テレビ)で、「一昨年、去年と1cmずつ伸びてます」と現在、170センチ近いということを話した。「以前から、168センチよりは高いだろと言われていましたが、やっぱりという感じ。先日、映画の舞台挨拶に行った際、新垣さんはヒールを履いてはいましたが、共演者で、公式プロフィール上、身長178センチの大泉洋さんと変わりませんでしたからね」と、あるテレビ局関係者。 巷では「5年後には和田アキ子(175センチ)を抜く」などと茶化されているが、モデルならいざ知らず、女優にとっては身長が高いというのは不利な面が実は多い。「共演者選びですよ。全員が全員というわけではないですが、ジャニーズのタレントは全般的に背が低い。SMAPの中居くんなんて170センチといっていますが、実際はそこまでないのではといわれているくらい。あまり男女差が無さ過ぎると、撮影で遠近法とか使わないといけないなど、変なところで気をつけなきゃいけなくなるので、共演NGになるケースが多いんです」(芸能プロ関係者)。 ジャニーズタレントというのは、何といっても日本のドラマ界では必要な存在。背が高くなりすぎれば、新垣がヒロイン役などでそこに割って入ってこれなくなる可能性もあるのだが、「事務所としては背が高くなることを喜んでいる。むしろ変なムシがつかなくなって、余計な心配をしなくてもよくなるかもと喜んでいるくらいです」と同関係者。新垣はかつて関ジャニ∞の錦戸亮と“通い婚”と報じられたことがある。「事の真偽はともかく、あのときは打ち消すのに必死でしたね。よりによって遊び人の錦戸ですから。新垣もこれまでドラマでジャニーズのタレントとの共演も多かったのもあって、接点が持ちやすかった。全面的にNGとは言わずとも、ジャニーズとの共演機会が減れば、余計な心配が無くなるとホッとしているです」と同関係者。 女優にとっては高すぎても様々な問題を抱えるものであることは間違いない。
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スポーツ 2014年11月04日 16時00分
米FA交渉が解禁 青木宣親が“1番人気”のワケ
MLBは11月3日(日本時間)に、FA選手と旧所属球団との独占交渉期間を終え、4日から他球団との交渉が可能となった。 その期間を前に、上原浩治投手(39)は2年1800ドル(約20億4200万円)でレッドソックスと契約延長。今季、3年目でメジャー初登板を果たし、4勝を挙げた和田毅投手(33)は球団が選択権を保有していたが、新たに契約を結び直し、年俸400万ドル(約4億5400万円)+出来高200万ドル(約2億2700万円)の1年契約で、カブスに残留した。 現在、日本人選手では、黒田博樹投手(39=ヤンキース)、イチロー外野手(41=ヤンキース)、松坂大輔投手(34=メッツ)、藤川球児投手(34=カブス)、川崎宗則内野手(33=ブルージェイズ)、青木宣親外野手(32=ロイヤルズ)、中島裕之内野手(32=アスレチックス)、田中賢介内野手(33=レンジャーズ)らがFAとなっている。 日本人投手初の5年連続2ケタ勝利をマークした黒田は、5年連続で196イニング以上を投げており、その安定感からFA市場では人気が高い。しかし、来年2月で40歳を迎える高年齢と、決して安いとはいえない年俸(1600万ドル=約18億1600万円)がネックとなり、交渉は簡単にまとまりそうにない。 そんななか、FAとなっている日本人選手で最も多くの球団が興味を示し、“1番人気”なのが、ワールドシリーズにも出場した青木だ。 青木は11年オフにポスティングシステムを使って、ブルワーズと2年契約を結んだ。昨年オフには3年目の選択権が行使されたものの、ロイヤルズにトレードされた。今季、故障もあって、出場試合数は減ったが、3年連続で打率2割8分台をマーク。好守と俊足も魅力だ。 それでいて、年俸は190万ドル(約2億1600万円)と格安で、“お買い得な選手”として、各球団の注目の的なのだ。現在、ホワイトソックスなどが食指を動かしているもようだが、倍増させても、380万ドル(約4億3100万円)。リーズナブルな年俸で獲得できるわけだから、外野手を補強したい球団にとって、青木は非常に魅力的な選手なのである。 争奪戦となるのが必至の青木。果たして、来季、どこのユニフォームを着ているか?※年俸は推定。為替レートは本日の相場(落合一郎)
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芸能 2014年11月04日 15時30分
本命不在で大混戦のレコ大
今年も12月30日に発表される「日本レコード大賞」だが、例年以上に混戦を極めているというのだ。 「この時期になると、だいたい誰が本命か名前があがり、その歌手がレコ大を受賞することがほとんどだが、今年はその名前すらあがってこない状態。まあ、最後は毎年のようにしっかりと“調整”を経て決まりそうだが…」(音楽関係者) 近年のレコ大は08年から10年まではEXILEがV3、11年と12年はAKB48が2連覇、そして昨年はEXILEが史上最多となる4度目の大賞を受賞。結局、6年間で受賞したのは2組だけだったが、この2組の受賞はなさそうだというのだ。 「EXILEは昨年でリーダー・HIROがパフォーマーから引退したこともあって、賞レースからは撤退。AKBもすでに2連覇しているので、もう大賞はないだろう。本来、レコ大は年間で最も優秀な楽曲に贈られるはずだったが、いつの間にか、芸能界の有力者の“鶴の一声”で決まるようになってしまった」(芸能記者) そこで、昨年の大賞候補歌手の中から、今年の大賞候補として有力な歌手をピックアップしてみると、今年目立ったうえで、それなりに音楽活動が好調なのは西野カナ、そして、新人賞を受賞した福田こうへいあたりか。 「本来ならば、今年デビュー15周年を迎え、06年に大賞を受賞し、毎年大賞候補にノミネートされる氷川きよしが有力だった。ところが、元マネージャーに対する暴行事件で書類送検され、先日は氷川が自らの言葉で謝罪するなどしたため、大賞の可能性が消えた。西野は母校・三重高校が夏の甲子園で準優勝し、相変わらず女子のカリスマとなっているだけに、有力視されているようだ」(同) 母校は栄冠にあと一歩手が届かなかったが、西野は栄冠をつかめるだろうか。
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ミステリー 2014年11月04日 15時30分
「雪男」実在の可能性は95%! 残りの5%は解明されるのか?
「ネッシー」「ツチノコ」「チュパカブラ」と並び世界でも知名度の高い未確認生物が「イエティ」こと「雪男」である。 ゴリラのような大きな体に白い体毛、凶暴な顔つきの「雪男」の姿は日本の絵物語や映画でもたびたび描かれている。 1832年の目撃証言以降、長らくミステリアスな未確認生物の代表として扱われていた雪男だが2010年以降はふたたび研究が盛んとなっており、あと数年間の間に雪男の本当の正体が判明するのではないかと目されている。現在の研究では「雪男の正体は95%以上解明」とされており多くは「チベットヒグマ」の見間違いとされている。残りの5%についてはチベットヒグマ説を元に世界に散らばっている雪男の未確認情報を潰す作業が行われているとされる。 「雪男=イエティ」はネッシーより歴史がはるかに古く、残された証拠写真も膨大なためひとつひとつ解明していくのは大変かと思うが、是非頑張っていただきたい。 さて、雪男実在の証拠とされる写真はこれまでに数多く残されているが、足跡写真以外にもっとも著名なものとされるのが、今回ご紹介している「イエティの頭皮」写真である。 これは60年ほど前、イギリスの『デイリー・メイル』紙が雪男の探索チームを組んだ際に発見したものでヒマラヤの僧院に保管されていたという。僧院には頭皮のほか、手の骨も残されておりさまざまな研究が行われたのだが、鑑定の結果この頭皮は雪男のものではなく山羊もしくはカモシカの皮を加工して作られた儀式用の道具とされている。 「イエティの頭皮」は現物が残されていたため検証が容易い状態であったためすぐに判別できたのだが、数々残された足跡写真については流石に今からの検証は不可能だろう。これら可能性をつぶし、改めて雪男の正体を掴むには膨大な時間がかかると思われる。 そもそも雪男との18世紀以前よりヒマラヤ一帯では謎の生物として現地住民から恐れられていた謎の生物のことである。世界的に知られるようになったキッカケは1832年にネパール在住のイギリス人が「ヒマラヤに住む謎の悪魔」として科学雑誌および生物学会に報告したのが最初とされている。 この「ヒマラヤの悪魔」については現地住民の証言がすべてのため、もちろん「チベットヒグマ説」をもとにする95%の確率から外れている可能性がある。 ほぼ正体が掴めながらも、未確認情報多数な雪男…果たして残された5%が解明される日は来るのだろうか…?文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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芸能 2014年11月04日 15時05分
E-girls NHK紅白「連続出場できたら嬉しい」
ガールズ・エンタテインメント E-girlsのAmi、藤井夏恋、藤井萩花、鷲尾伶菜が4日都内で「E-girls × Tポイント キャンペーン」PRイベントに出席した。 本プロジェクトの企画として、11月4日より“E-girls”がデザインされた 「E-girls × Tカ−ド」の申し込み受付を、全国のTSUTAYAおよびファミリーマート店頭で開始、申し込み者を対象にE-girlsオリジナルグッズなどが抽選もしくは先着で当たるキャンペーンを実施する。 イベントではキャンペーン対象企業の代表者と、E-girlsが早押しクイズ対決を行った。勝者チームにはT-ポイントジャパンから10万ポイントがプレゼントされるとありE-girlsの4人はやる気満々。結果、5問中4問正解したE-girlsは見事勝利し10万ポイントを獲得しガッツポーズ。Amiは「楽しかったです。めちゃ燃えました。地味に毎日500円のお弁当をファミマで買います」と意外な庶民派発言。 また7日よりオンエアされる新CMでは11月26日にリリースされる新曲「Mr.Snowman」も披露されている。夏恋は「新曲はキュンキュンする可愛い曲なのでミュージックビデオの方も早く見て下さい」とPR。 昨年初出場を果たした紅白歌合戦の出場発表が間近に迫ってきたが、「どうしよう。出たいです。連続出場出来たら嬉しいです」とメンバー4人で期待いっぱいの様子。(アミーゴ・タケ)
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スポーツ 2014年11月04日 15時00分
クビの翌年に優勝チームのレギュラーに トライアウトを経て唯一キャリアハイを挙げた男・宮地克彦(2)
当時、宮地が発した言葉の1つに、「王貞治監督、新井宏昌コーチの指導は新鮮だった」というものがある。微調整ながら、打撃フォームの改造を勧められたのだ。 「新しいことを進んで取り入れる姿勢は大事です。でも、1年や2年で習得できるほど甘いもんじゃない。そのことも分かっていました。でも、この世界で10年以上やって来て、結果が出ていない。やってきたことは正しいのか、いつかできると信じているだけでいいのかと自分に問い掛けました。ホークスに行き、『打撃フォームを変えない』という選択もできたんです。変える勇気がないのか、プライドが邪魔をしているのかとも考えて…」 宮地の出した結論は冒険だった。 これまで積み重ねてきたスタイルを捨てるのだから、微調整でも大冒険だった。チームを変わったのに、今変えなければ、永遠に変わることができない。キャンプ、オープン戦で結果を出すことはできなかった。開幕は二軍で迎えた。「チャンスは絶対にある」と、二軍首脳陣も励ましてくれた。開幕から約3週間が経過した4月13日、一軍昇格の知らせが入った。そして6月に入って、宮地の打率は急カーブを描き、月間打率は3割9分6厘に上がった。ついに、外野のスターティングメンバーの座を勝ち取った。 「新しい打撃フォームのVTRを見るじゃないですか。不思議なもんで新フォームを習得できたと思ったら、だんだん昔のフォームに似てくるんですよ(笑)。変わったのは打撃フォームではなく、精神面なんでしょうね」 これまではヒットが1本出ると安心し、気持ちが守りに入っていた。しかし、いまは違う。1日に3本でも4本でもヒットを打ってやる。オレが首位打者のタイトルを獲ってもいいじゃないか…。気持ちに攻めが出た。 また、当時の宮地は2ストライクと追い込まれても3割強の高打率を残していた。野球アナリストのデータによれば、2ストライク以降のカウントから打って、3割以上の数値を残したのは、宮地1人だけである。 「全てを失いましたからね。ここで打てなくても給料が出ないわけではないし、こっちは、一度生活の糧を失ったわけですからね。『あしたからどうしよう』って思いもした。それに比べたら、怖いものなんかない」 同年、宮地は西武時代には果たせなかった打率3割(3割1分0厘)を残し、プレーオフでもスタメンに名を連ねた。翌05年には初の規定打席数に到達し、リーグ5位の打率3割1分1厘をマークする。 トライアウトを経験して、初めて前球団時代の成績を超えた選手の誕生だった。 「古巣を見返す」なんて、つまらない次元の話ではない。自分自身を変えたのである。
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スポーツ 2014年11月04日 15時00分
サッカー日本代表監督・アギーレ解任に燃える浦和レッズ(1)
「11月の親善試合の代表メンバーが近く発表されますが、アギーレ監督(55)はセレッソ大阪のU-19代表FW南野拓実の当確を決めています。南野の“2階級特進”は波乱を呼びそうです」(専門誌記者) ハビエル・アギーレ監督は就任会見でも語ったように、本来は守備重視のスタイル。しかし、就任4試合で8失点と無残な結果が続いている。戦略面での建て直しはもちろんだが、メンバー選出はディフェンスからの再構築が急務のはず。どうやら、代表選出に隠された“陰謀”を打ち破ることの方が先かもしれない。 「代表選出の候補リストに“原枠”があるとの噂がもっぱらです」(同) 原枠とは、日本サッカー協会の原博実専務理事が推す『選手リスト』のこと。アギーレ監督はその“枠”から優先的に選手を選んでいるという。 「日本のサッカーがジリ貧状態に陥っています。U-16がW杯出場を逃し、同21もアジア仁川大会8強止まり。U-19もアジア選手権準々決勝で敗れ、A代表は周知の通り全く良いところがありません」(同) 代表の惨敗といえば、10月14日のブラジル戦が思い出される。格上相手とはいえ、ネイマール1人が4得点を挙げる“ショータイム”をアシストしたブザマさにガッカリさせられたファンは多い。 「原専務は代表がブラジル戦を戦っていた日に、プレミアリーグ戦の解説収録をしていました。プレミアは録画で後日の放送ですから、一体どっちが大切なのかという話ですよ」(Jリーグ・クラブ関係者) しかもこの試合後、批判とも取れる爆弾発言がFW岡崎慎司から飛び出した。 「(アギーレ監督の言う)引いて守るサッカーより、自分たちで話をして、相手をつぶそうとしていました」 「話をして」ということは、代表メンバーがアギーレ采配に疑問を持っていたわけだ。 「アギーレ監督はいつまで“沈黙”を守れるのか…。スペイン1部リーグのサラゴサ(現2部)を率いていた2011年5月21日、スペイン検察庁は相手チームから八百長の報酬として総額85万ユーロ(約1億1500万円)の振り込みがあったとし、調査を続けています。うち、アギーレ監督の個人口座にも9万ユーロ(約1215万円)の振り込みがあったとされています。国外に居住する限り、告訴されなければ疑惑解明の義務はありませんが、検察庁が必要と判断し、各国裁判所に委任状を送る準備も進められています」(前出・専門誌記者) アギーレ監督の招聘を強く推したのは原専務。スペイン検察庁の動向はもちろんだが、ブラジル戦惨敗を知っても、「今後のテコ入れは霜田正浩技術委員長を中心にやっていく」と語っただけ。アギーレ監督が“潔白”を証明しきれなかった場合、同専務も無傷ではいられないはずなのに。
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