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芸能 2013年09月02日 11時45分
ご当地アイドルとちおとめ25 炎天下の会場で熱唱!
1日、栃木県のご当地アイドル「とちおとめ25」がサードシングル、『GYO-ZA Party』の発売を記念したライブイベントを東武百貨店池袋店スカイデッキで行った。 とちおとめ5は炎天下のなか集まったファン約600人を前に新曲を含む5曲を熱唱。汗だくになりながら応援するファンの声援に応えた。 ライブ後行われた囲み取材では、リーダーのあいが、「1年間活動をしてきて、着実に体力がついてきていると思います(笑)、そろそろアルバムを出したり、ワンマンライブも出来たら嬉しいです」と次の目標を語り笑顔。メンバーのやよいは、「とても暑かったけど最高の気分です、県民に一番と思ってもらえるアイドルになりたいです」とコメント。メンバー最年少14歳のくるみは、「もっとステップアップができるように頑張っていきたいです!」と今後の抱負を語った。 とちおとめ25のサードシングル、『GYO-ZA Party』は8月28日から好評発売中、パッケージが「TO」、「CHI」、「GI」の3タイプあり、それぞれ収録されているカップリング曲が異なっている。(斎藤雅道)
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芸能 2013年09月02日 11時45分
ブラックマヨネーズ吉田がパパに!
お笑いコンビ、ブラックマヨネーズの吉田敬に第1子となる男児が誕生していたことを所属事務所が発表した。 元看護士である夫人が8月30日、18時49分に都内の病院で2886グラムの男児を出産。「あまりに俺に似てなくて嫁に文句言いそうになりました。でも子供のかわいさと嫁の頑張りどうかしてるぜ!」とのコメントを発表している。
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芸能 2013年09月02日 11時45分
TKO、さらば青春の光など8組がキングオブコント決勝進出
8月30日、コント日本一を決める大会、「キングオブコント2013」のファイナリスト8組の発表記者会見が赤坂BLITZにて行われた。 全2988組のエントリーの中から会場には準決勝に進出した36組が来場。事前に披露されたネタの厳正な審査の末、決勝に進出するファイナリストには、昨年準優勝の「さらば青春の光」、ベテランの「TKO」の他、「アルコ&ピース」、「うしろシティ」、「鬼ケ島」、「かもめんたる」、「ジグザグジギー」、「天竺鼠」の8組が選ばれた。 発表後行われた記者会見では、優勝したあとの使い道についての話になり、4月から事務所に所属せずフリーで活動しているさらば青春の光の森田哲矢は、「事務所設立の資金にしたいです。賞金でいい感じの雑居ビルをチョイスします」と宣言。相方の東口宜隆も、「どこかの事務所への上納金に…」と冗談をいいつつも、「マネージャーぐらい雇いたい」と森田の発言に同意した。また松竹芸能所属のうしろシティは、「劇場の若手芸人の控室にエアコンがなくて苦労してるので、エアコンをつけたい」と発言。これに対し先輩芸人のTKOも「俺たちも事務所の後輩のためにWi-Fiをつける」と公約。「それ安くないですか?」と後輩につっこまれる場面もあった。 最後にそれぞれのコントを一言で表してくださいと報道陣からいわれ、それぞれが発言。かもめんたるの岩崎う大が、「ニュー世代のコントだ!」と叫ぶと、ファイナリスト全員から「ダッサ!」という声がとんだり、天竺鼠の川原克己が、「フリが効いてて、オチがしっかりしている」と発言すると司会のあべこうじから、「君ら一番そこアカンところやん」とつっこまれるなどして笑いを誘った。 決勝に進出した8組のネタ披露順は9月7日放送のTBS系「王様のブランチ」内で決定。決勝は今回もダウンタウン司会のもと、同局系で9月23日19時より放送される。(斎藤雅道)
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芸能 2013年09月02日 11時45分
あら-1GP 初代王者はバターぬりえ
8月31日に都内で、『あらびき団presents あら-1グランプ2013 supported by ソフトバンクモバイル 〜売れずに終わってもつかみたい称号がある!?〜』の決勝戦がおこなわれ、敗者復活枠から勝ちあがった女性ピン芸人・バターぬりえ(20歳)が、初代王者に輝いた。 レフト藤井こと藤井隆と、ライト東野こと東野幸治が、あらい芸を持ったパフォーマーたちを紹介していくTBS系列『あらびき団』。2011年に終了したが、昨年、『ナマイキ!あらびき団』となって、よしもと動画サイトのYNNと、CSのTBSチャンネルで復活した。 今トーナメントは、本番中に東野が、冗談半分で口にしたことで、具現化。984組の応募者から、オーケストラシンガー、ギャルズ、クロスバー直撃、シソンヌ、庄司智春、ハブ、ハリウッドザコシショウ、螢(とろサーモン久保田withフクロトジ川口)、増山緑、室田夫妻、メグちゃん、ヲタルら12組の渾身VTRが勝ちあがっていた。さらに、当日になって敗者復活枠が設けられ、東野が抽選ボックスから8組を引き当て、ロバートやしずる、キンタロー。といったメジャーどころのVTRも流された。 東野個人による審査の結果、Aブロックはハブ、Bブロックはメグちゃん、Cブロックは庄司、敗者復活枠からバターが勝ちあがり、ファイナルラウンドに進出。初の栄誉を手にしたのは、今春大阪NSCを卒業したばかりの芸歴1年目、バターだった。 優勝映像は、大阪の女子高生が、風に吹かれる巨大なつけまつげを追いかけていたかと思うと、キャッチ。まぶたに近づけ、「つっけれるか〜い!」とツッコむ内容だ。あらかじめ2本目のVTRを用意していたハブ、メグちゃん、庄司と異なり、敗者復活枠は“1本勝負”。にもかかわらず、2度も同じ映像を観た客席、MC席、さらにファイナリストが待機していた控室も大爆笑。 終了後に開かれた記者会見では、「バターぬりえさんのフォロワーが、すごい勢いで伸びてるそうです(笑)。レフトくんが調べた結果…」(東野)、「鼻毛大学、鼻毛学科卒業だそうです」(藤井)と、“未知なる新人”の情報が続々。東野は、「お笑いは下火じゃないかというのも聞きますが、バターさんの勢いを突破口にしていただいて、『R-1ぐらんぷり』も獲って2連覇。スターになってほしい」と、エールを送った。しかし、本人は生配信を見ていないことが、会見中に発覚。 緊急で寄せられたメッセージ「ニコニコ(動画)、見てませんでした。ツイッターで何百件か連絡が入って知りました。今日、からあげパーティーをしようと思っていましたが、ビックリして動けなくなっております」が、藤井から代読されると、無名芸人に大敗を喫した庄司は、「妻は(実家の)北海道で見てる。今日のためにYNNの会員になったのに、バターは見てない!」と、怒りをあらわにした。 文字どおりの大どんでん返しとなった初回大会。前日(8月30日)には『キングオブコント2013』の決勝進出8組が、翌日(9月1日)には『THE MANZAI2013』の認定漫才師50組が発表され、その合間となった『あら-1』。「おそらく(『あら-1』は)スポーツ新聞に載らないと思いますが、みなさんのペンの力で、なんとか盛りあげてください」と東野。来年開催については、「前向きに検討中」(運営スタッフ)だそう。(伊藤雅奈子)
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トレンド 2013年09月02日 11時45分
また“伝統芸”か? 宮崎駿監督の引退示唆
アニメ映画監督の宮崎駿が公開中の作品「風立ちぬ」を最後に引退することを発表している。スタジオジブリの星野康二社長が明らかにしたもので、記者会見も予定している。 宮崎駿監督と言えば、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などの作品を監督。「千と千尋の神隠し」でベルリン国際映画祭金熊賞や米アカデミー賞長編アニメ賞を受賞。日本のアニメ界の先駆者として活躍した。 今回の引退は各界から惜しむ声が聞こえるが、宮崎駿監督が引退を示唆したのは、今回がはじめてではない。「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などの作品が完成した時も、引退を示唆。もはや、宮崎駿監督の引退宣言は、ジブリ映画が公開される時の伝統芸ともいわれている。 最新作「風立ちぬ」もベネチア国際映画祭で高い評価を受け、宮崎駿監督の引退を惜しむ声は絶えない。ファンは「今回も伝統芸であって欲しい…」と願っているはずだ。
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その他 2013年09月02日 11時45分
キャラホビ2013が幕張メッセで開催!
8月31日、9月1日の2日間にわたり、幕張メッセにてアニメ、ゲーム、キャラグッズの総合イベント、「キャラホビ2013」が行われた。 今回は『機動戦士ガンダム』が放送から35周年を迎えるということで、カンプラを販売しているバンダイのみならず、トヨタやキヤノンの大手企業もコラボ製品の販売を行った。特にガンプラは本イベント初お披露目が多く、来場した千葉県在住の30代男性は、「一足早く新商品が見られて嬉しいです。イベント限定商品も手にはいりました」と語った。また、特別展示の「リアルロボット博物館」では、70年代から00年代までのプラモデルなどをアイテムを展示、キッズ向けフロアではヒーローショーが行われるなど、幅広い年齢層に向けたイベントや展示を行っていた。 コスプレエリアでは、COSPATIOとタイアップし、『進撃の巨人』の実寸の大型巨人頭部など様々なセットが登場。コスプレイヤーに限らず来場者が記念撮影するなど、盛況だった。同イベントでは、自衛隊も在日米軍と共同でブースを出展しており、走行車両の上や運転席に乗れるというサービスが好評だった。自衛隊の広報担当者は、「数年前から何か変わったことを、ということで出展しています。車両は本物ですが、銃火器は持ち込むと銃刀法違反になってしまうので、自分の私物のエアガンです。よく一般の方とサバイバルゲームをしますので(笑)」と語った。(斎藤雅道)
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社会 2013年09月02日 11時45分
ホストクラブの脱税に協力した現役国税調査官とOBを逮捕
大阪地検特捜部は8月28日、ホストクラブ運営会社の脱税が発覚しないよう、税務調査で虚偽の内容を説明したとして、法人税法違反(虚偽答弁)の疑いで、大阪国税局西税務署の上席国税調査官の男(43=大阪府門真市)を逮捕した。また、国税OBの税理士の男(61=兵庫県西宮市)=法人税法違反罪などで起訴=を再逮捕した。 2人は93年から2年間、同じ税務署で勤務していた元同僚で、OBの男はホストクラブ運営会社「M」の顧問税理士。調査官の男は先輩であるOBの男から依頼され、国税局が将来の税務調査を見据えて作成した運営会社の調査資料を漏えいした疑いがある。 2人の逮捕容疑は、西署管内にあるホストクラブ運営会社の脱税を隠そうと共謀。11年7月、同社事務所で税務調査をしていた国税調査官に対し、同社の代表者に売上金を除外した金額を実際より少なく答弁させたとしている。調査官の男も、この場に同席していたという。 特捜部は、西税務署など関係先を家宅捜索。癒着していたとみられる2人の間に、金品のやりとりがなかったかについても捜査する。OBの男については、同社の代表者らと共謀し、11年9月期までの2年間で、約9200万円の所得を隠し、同社の法人税約2400万円を免れた法人税法違反(脱税)容疑でも逮捕された。 OBの男は98年に調査先企業に税理士を紹介したとして、国税局を懲戒免職になり、税理士となっていたが、調査官の男はその後もOBの男の事務所に出入りしていたという。 大阪国税局は28日夜、職員の逮捕を受けて記者会見。山崎浩二総務部長は「職員の逮捕は税務行政に対する信頼を損ない、申し訳ございませんでした」と謝罪した。 同局によると、逮捕された調査官の男は90年採用。大阪府内や京都府の税務署で法人税の調査を担当し、10年7月から現在の西税務署に勤務していた。 また、その後の捜査でOBの男が調査官の男を飲食接待していた疑惑が浮上。他の現職の税務署員やOBにも、接待していた可能性もある。(蔵元英二)
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レジャー 2013年09月02日 10時30分
【新潟記念】単勝10番人気コスモネモシン直線競り勝つ
競馬の「第49回新潟記念」(GIII・芝2000メートル、1日新潟14頭)は、中団の内で脚を溜めていた単勝10番人気のコスモネモシン(52キロ松岡正海騎手)が最後の200メートルを過ぎて先頭に立ち、2着エクスペディション(単勝8番人気、57キロ浜中俊騎手)をクビ差抑えて優勝。重賞2勝目を飾った。1分58秒9。3着ファタモルガーナ(単勝7番人気、55キロ田辺裕信騎手)。単勝1番人気を集めたニューダイナスティ(55キロ戸崎圭太騎手)は5着に終わった。 コスモネモシンは父ゼンノロブロイ、母デュプレの牝6歳馬(青鹿毛)。馬主は(有)ビッグレッドファーム。戦績=29戦3勝。主な勝ち鞍=重賞2勝目(10年フェアリーステークス)。松岡騎手、清水英克調教師とも初勝利。「配当」単勝(4)6530円複勝(4)1380円(9)390円(8)360円枠連(3)(6)800円ワイド(4)(9)4570円(4)(8)5610円(8)(9)1670円馬連(4)(9)2万450円馬単(4)(9)5万8620円3連複(4)(8)(9)5万8340円3連単(4)(9)(8)55万8010円*レース結果については、必ずJRA公式発表でご確認ください。
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社会 2013年09月01日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 捲土重来ホワイトカラー・エグゼンプション
安倍総理が、ついにホワイトカラー・エグゼンプションの導入に向けて動き出した。ホワイトカラー・エグゼンプションは、米国ではすでに導入されている制度で、仕事の進め方や働く時間を自らコントロールできるホワイトカラーを労働時間管理の対象から外す制度だ。 例えば、クリエイターやデザイナー、ジャーナリストなどは、何時間働いたらどうなるという仕事ではない。そこで、時間管理をやめて、好きなように働いてもらい、成果だけで管理しようというのが、制度本来の趣旨になっている。 ただ、自由な働き方という意味では、日本にも裁量労働制という仕組みがあり、労働者が働く時間を自由に決めることができる。しかし、裁量労働制が導入されても、企業が労働時間管理から解放されるわけではない。従業員が深夜残業をすれば、企業は割増賃金を支払わなければならないのだ。 ところがホワイトカラー・エグゼンプションの対象者は、そもそも労働時間を記録していないから、残業代が支払われることはない。それだけではない。もし従業員が過労死した場合でも、対象者は、労働時間の記録がないから、使用者責任を追及することが不可能に近いのだ。 実は、ホワイトカラー・エグゼンプションが取り沙汰されたのは、今から7年前、第一次安倍内閣のときだった。政府は、制度を導入する労働基準法改正案を準備していたのだ。ところが、その内容が知れ渡るにしたがって「残業代ゼロ法案」とか「過労死促進法案」といった批判の声が高まった。そこで当時の柳沢厚生労働大臣は、「対象者は、年収900万円以上で、実際の適用対象は2万人程度」と、対象者を大幅に絞り込む方針を示した。だが、最後は連立を組む公明党からも批判されるに及んで、安倍総理自らが「時期尚早」として、法案提出を見送る方針を表明し、お蔵入りとなったのだ。 ところが、それがまるでゾンビのように息を吹き返してきたのだ。安倍総理にとっては、捲土重来なのだろう。第一次安倍内閣のときにできなかったことを、いまの高支持のなかで、今度こそ実現しようとしているのだ。 しかも、今回の安倍総理は確実に進化している。いきなり労働基準法の改正を目指すのではない。今年秋に国会に提出される予定の「産業競争力強化法案」のなかに、特定の企業だけに規制緩和を認める「企業実証特例制度」がある。この制度を活用する形で、ホワイトカラー・エグゼンプションの実験的な導入を進める方針なのだ。 産業競争力強化法案の成立後、政府は導入を希望する企業の申請を受け付ける。現時点では、トヨタや三菱重工業などの超一流企業が対象となる可能性が高いといわれている。実に上手い方法だ。 超一流企業で導入すれば、問題点が顕わになる可能性は低い。その実績を踏み台にして、正式に労働基準法の改正案を成立させればよいのだ。 ただ、いくらステップを踏んでも、ホワイトカラー・エグゼンプションの本質は変わらない。サラリーマンが残業代ゼロで過労死寸前まで働かされる時代は、もう、すぐ目の前まできているのだ。
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社会 2013年09月01日 15時00分
正夢それとも… アベノミクス“第4の矢”東京五輪狂騒曲
2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地は東京で決定−−。 9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会でいよいよ決まるが、早々とそんな期待を込めた観測が飛び交っている。 NHKは8月19〜21日の3日間、1964年に開催した東京オリンピック招致の秘話などを特集した。市場関係者は「独自の票読みでライバルに勝てるとの手応えを得た。そうでなければNHKが異例の特番を組むわけがない」とエールを送る。実際、何事も賭けの対象にする英国のブックメーカーは、イスタンブール、マドリードのライバル都市を尻目に東京が最初から断トツの一番人気で、今年の初めに1.67倍だった東京のオッズは今や1.30倍の低倍率になっている。 むろん、断然の一番人気だからといって絶対ではなく、2016年の招致では1.72倍で最有力視されたシカゴが敗れ、3.26倍で2番手につけていたリオデジャネイロが勝ち取ったのはご承知の通りだ。このとき東京は8倍で3位だった。 今回も大本命だからといって楽勝とは限らないが、もしオリンピック招致となれば東京都の試算で経済波及効果3兆円とされているだけに、証券業界が熱い視線を送るのも無理はない。 とりわけ6月25日にIOCが3都市の開催能力について報告書を公表し、東京が高い評価を受けると、証券各社は「招致決定」を確信したかのようにオリンピック関連の注目銘柄を次々とピックアップ、これに投資家が群がった。 夏場にかけてヘッジファンドなどが利益確定売りを仕掛けた際に、東証の平均株価が前日比200〜300円安の“軽症”で済んだのは「個人投資家がオリンピック関連銘柄を執拗に買い増したから」(地場証券役員)に他ならない。 その中でも話題を集めているのは岡三証券。同社は「フェイスブック指数」「クールビズ指数」など独自の株価指数を掲げて営業攻勢を行ってきたが、新たに東京五輪開催で恩恵を受けそうな銘柄で構成する「岡三スポーツイベント指数(五輪関連)」を作成、アシックスやデサント、ミズノだけでなく、オフィシャルパートナー契約を締結しているトヨタ自動車なども含まれていることもあって「上昇率は日経平均を大きく上回る」(関係者)。これで東京に決まれば、関連銘柄の株価は一気にフィーバーし、指数はウナギ上りで急騰するだろう。 市場の関心を呼んでいるのは、何もスポーツ関連銘柄ばかりとは限らない。競技場の整備交通インフラ投資は欠かせず、鹿島や大成などの大手ゼネコンはもちろん、準大手・中堅ゼネコンもにわかに鼻息が荒くなってきた。 「国立競技場を建て替えてメーンスタジアムにする計画があり、これだけで1300億円規模に膨らむ。現在の国立競技場は大成建設が手掛けたことから、たとえジョイントベンチャーを組んだところで今回も大成有利は動かない。その分、ライバルは別の工事で美酒にありつきたいと本気で願っている。これを先取りすべく、まだ割安で放置されている中堅ゼネコン株を推奨する証券会社は少なくない。特に晴海(東京・中央区)に計画している選手村は、オリンピック後に一般住宅として販売する予定のため、大手住宅メーカーも参入をもくろんでおり、この界隈で実績を誇る三菱地所や三井不動産、住友不動産といえども足元をすくわれないとも限りません」(情報筋) 東京の経済が活性化すれば土地の価格が上昇することから、含み資産を抱える東京都競馬、よみうりランド、東京テアトルなども先行投資の対象になっている。この分は都が試算した3兆円の経済効果には含まれていない。 同じことが、前回のオリンピック開催に合わせ突貫工事で進められた首都高速道路などの更新にもいえる。これらをカウントすれば経済効果は4〜5兆円に迫る。道理で最近、安倍普三首相サイドから「首尾よく東京招致が実現すれば、アベノミクスにとって第四の矢になる」との期待を込めた声が漏れてくるわけだ。 しかし、繰り返せばIOC総会は9月7日に開催され、日本時間で8日午前5時ごろに判明する。最後まで分からないのは前述の通り。果たして多くの期待通り、東京に白羽の矢が立つか、それとも…。 「欧州では、2018年冬季五輪の開催地が韓国・平昌(ピョンチャン)であることから、『冬夏連続でアジアはない』との声もある。ただ、パリは2024年の開催を目指しており、マドリードに続く開催は難しくなるため、今回は東京支援で欧州を取りまとめるべく画策中です」(五輪関係者) 第四の矢は結局、神風ならぬフランス頼みが真相らしい。