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社会 2016年05月14日 16時55分
いくら食べても太らない!? ローフードの健康効果とは
健康な体づくりのためには、まず食生活の改善を心がけなければなりません。バランスのとれた食事が基本ですが、肉を食べずに野菜を中心にベジタリアンとして健康を維持する方もいます。 他にも、食材を加工せずに生の状態で食べる、ローフードといわれる食品を積極的に摂る方法もあります。 今回は、看護師の大木アンヌさんに、ローフードの利点や健康効果についてお聞きしました。■ローフードで酵素を摂取 「ローフードとはつまり、RAW(生)のFOOD(食べもの)ということ。生で食べることで、食材に含まれている酵素を効果的に摂取できるようになります。しかし、酵素は熱に弱い特徴があり、48度以上で熱してしまうと効果がなくなってしまいます。ですから、火を通すとしてもそれ以下の温度で調理する必要があります」■代謝をアップさせて健康な体づくりを 「酵素は大きく分けて2種類。摂取した食べ物を消化吸収する働きをする『消化酵素』と、吸収した栄養素をエネルギーに変える『代謝酵素』です。体内で生成もされますが、量に限界があるため、食べ物から摂取する必要があります。それが『食物酵素』です。加工食品は含まれる酵素が少ない上に、摂取するとたくさんの消化酵素を消費します。すると、体内の酵素が不足して代謝が悪くなり、体調を崩すことになります。食物酵素を摂ることは、代謝をアップさせ、健康な体づくりに繋がるのです」■ダイエットやアンチエイジングにも効果あり 「ローフードを食べて酵素を摂取することにより代謝がアップすれば、まずダイエット効果が期待できます。さらには老化を防止して全身の若返りに繋がり、アンチエイジング効果も。他にも、免疫機能が向上したり、コレステロール値が低下したりと、健康効果は絶大です。ただ、ローフードばかりの食生活では不足しがちな栄養素もあります」■不足しがちな栄養素はサプリメントで 「ローフードによる食生活は、基本的に加熱した食品を口にしないので、肉などはほぼ食べなくなってしまいます。すると不足するのがタンパク質です。他にも、カルシウムやビタミンB12なども不足しがちになります。こうした栄養素も健康には欠かせないもの。無理して健康を害しては意味がありません。適度にこういった食品も摂るか、抵抗があるようであればサプリメントで代用するなどの対処が必要です」 ローフードは味に変化がつけにくいため、飽きがきやすく、持続するのが難しいという課題もあるようです。無理に食生活を変えるのではなく、意識しつつローフードを摂取するといいかもしれません。【取材協力】大木アンヌルーマニア人ハーフの看護師。家庭や恋人同士で使える簡単な医療の知識を少しでも伝えていくため、ライターとしても活動中。
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レジャー 2016年05月14日 16時52分
橋本千春の勝馬ピックアップ!(5/15)ヴィクトリアマイル、他
2回東京競馬8日目(5月15日日曜日)予想・橋本 千春☆東京11R「ヴィクトリアマイル」(芝1600メートル)◎10ミッキークイーン○15ショウナンパンドラ▲12クイーンズリング△7ルージュバック、16シュンドルボン 勝つためには手段を選ばず、生き馬の目を抜く今の時代にデビュー以来、一度もコンビを変えていない、◎ミッキークイーン・浜中騎手は稀有な存在だろう。もとより、このコンビでオークス、秋華賞の牝馬2冠に輝いているのだから乗り替わる理由も全くないわけだ。レースは毎回、人馬一体、阿吽の呼吸が合うからファンの信頼度は高い。<4401>の成績が、如実に証明している。唯一の8着はジャパンカップで、敗因は秋華賞で2冠達成直後の疲れが残っていたのだろう。着差も0秒3なら実力は示したと言える。前走の阪神牝馬Sはクビ差2着とチャンスを逸しているが、勝ち馬より2キロ重い56キロを背負っていたし、あくまでヴィクトリアマイルの叩き台だったわけだから、合格点をやれる。1度使って、すべての面で上積みは大きい。今度はベストパフォーマンスが期待できる。当面の相手は、ジャパンカップで頂点を極めたショウナンパンドラ。やはり、休み明け2戦目で好勝負必至。☆東京12R「BSイレブン賞」(ダ1600メートル)◎15ブラゾンドゥリス○11ソルティコメント▲8メガオパールカフェ△2アルタイル、13ティンバレス 本命には、ブラゾンドゥリスを推す。内田騎手が、有力候補のソルティコメント(前走騎乗して0秒8差の圧勝)を断って、ブラゾンドゥリスを選んだからだ。ここまで、3戦2勝、2着1回と相性度は抜群。東京1600メートルも、<2110>と、条件はMAXだ。前走6着は1番枠が災いして、不完全燃焼に終わっただけに、15番枠なら文句なし。チャンスは大きく広がった。強敵は、上り馬のソルティコメント。この馬も東京1600メートルは、<3310>と、滅法強く好勝負必至だ。☆京都11R「栗東ステークス」(ダ1400メートル)◎13サクラエール○10テーオーヘリオス▲2キングズガード△7ポメグラネイト、12フィールザスマート 狙って面白いのは、サクラエール。前走の天王山S7着だけで、見限るのは早計というもの。敗因は、初めての1200メートルの流れに戸惑ったからだ。しかし、1400メートルならオープン特別2着2回と確固たる実績があり、起死回生の一発が期待できる。相手は、テーオーヘリオス。昨秋、破竹の3連勝を飾った上り馬。休み明け2戦目で走り頃だ。☆新潟11R「赤倉特別」(芝1800メートル)◎8トレジャーマップ○9シルクブルックリン▲5キングズオブザサン△13ブレイヴリー、14ナスノセイカン 勝利のお膳立てが整った、トレジャーマップをイチ押し。新潟はここまで、2勝、2着3回と結果を出している最適のコース。休み明け2戦目で上積みも大きい。さらに、前走比3キロ減のハンデ54キロも強調材料だ。もともと、新馬戦で1番人気(5着)を集めた素質の持ち主でもある。いつ狙うの。今でしょ。相手は、もう1頭の新潟巧者シルクブルックリン。※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
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アイドル 2016年05月14日 16時45分
【帰ってきたアイドル親衛隊】『8時だョ!全員集合』最終回が“ラスト出待ち”だったベリーズ
3人組のアイドルの原点といえばキャンディーズと言われているが、そのキャンディーズはバラエティ番組などでも人気が高く、1973年のデビュー直後から『8時だョ!全員集合』(TBS系)に、解散した年の78年までレギュラー出演をしていた。ザ・ドリフターズのコントやドリフとアイドルとの絡みの絶妙さで、当時の子供は興奮しながら毎週土曜日の8時を楽しみにしていた。 そのキャンディーズが解散後は、アシスタントとしてアパッチ、トライアングルと3人組のアイドルがキャンディーズの流れを汲んで出演していたのだが、あまりにもキャンディーズの印象が強かったことで、イマイチお茶の間に浸透することはなかった。その後にベリーズという3人組のアイドルが登場するようになり、私はこれまでのグループに対してはあまり興味を持てないでいたが、ベリーズはホリプロタレントスカウトキャラバン出身のアイドルということもあり、よりアイドル色が強かったことで、私のアンテナにも引っかかってきた。 『8時だョ!全員集合』といえば公開生放送が売りでもあったが、番組の終了が近づいた頃(85年9月28日が最終回)からスタジオで収録したり、スタジオで生放送を行うようになってきていたのだ。その頃は毎週のようにTBSに公開収録やアイドルの出待ちをするようになっていたので、かなりの頻度でベリーズとは会えていた。しかしベリーズは自分の本命という訳でもなかったので、出待ちで顔を合わせても必死に食らいつく訳でもなく、なんとなく挨拶をする程度の接触だった。しかし最終回の日が迫るにつれて、毎週のように当たり前に会えていたベリーズと会えなくなってしまうことがショックになったのか、その頃には必死で写真を撮ったり話しをしたりするようになっていた。 そして9月28日の最終回の日を迎えた。最終回ということもあり、TBSの玄関前には、多くの出待ちの人が集まっていた。それでもTBSの出待ちは自分的に慣れている場所でもあるので、タレントが出て来た時に、どの位置で待っていれば良いのか、自分のベストポジションもわかっていたので、大勢の人が待っている中でも苦痛な気持ちになることはなかった。 番組が終了すると、ザ・ドリフターズを筆頭にゲストの和田アキ子や松本伊代などが続々と出てくるのだが、なぜかベリーズはなかなか出て来なかった。逆に大御所がたくさん帰ったことで、出待ちの人も一気に減ってきたので、ベリーズ待ちの私は気楽な気持ちで待っていられた。ようやくベリーズの3人が出て来たので、この日が最後ということで、伊藤真季・大西浩美・松本千恵美の3人を初めて名前で呼んで話しかけてみた。3人は自分が毎週のように出待ちに来ていたことを知っていたみたいで、この日が最後になることも察知していたようだ。時間にして5分くらいだったが、色々な話しもできて、いい思い出のひとつになった。その後86年には解散してしまったので、このTBSでの出待ちがベリーズの3人と会ったのが最後となってしまった。 解散したことで二度と会えないと思っていたら87年6月に奇跡が起こったのだ。この年の6月に私はホリプロでお笑い芸人として活動をスタートしたのだが、ベリーズの大西がホリプロに所属してタレント活動をしていることを知ったのだ。数か月後には大西と再会。その時は当時の話しや現在の話しなどをすることができて、同じ事務所で活動ができる喜びを感じていた。しかし私は2年でホリプロを離れてしまったので、それを最後に大西とは会うことはなかった。他の2人とも会う機会はもちろんなかった。 あれから25年もの月日が経って3人はどうしているのかと考えることはあるが、おそらく今後も会う機会もないと思う。それでも私にとって彼女たちとの出会いはインパクトの強い出会いだったので、最高の思い出として残っている。(ブレーメン大島=毎週土曜日に掲載)【ブレーメン大島】小学生の頃からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。同番組の「夕ニャン大相撲」では元レスリング部のテクニックを駆使して、暴れまわった。高校卒業後は芸人、プロレスのリングアナウンサー、放送作家として活動。現在は「プロのアイドルヲタク」としてアイドルをメインに取材するほか、かつて広島カープの応援団にも所属していたほどの熱狂的ファンとしての顔や、自称日本で唯一の盆踊りヲタとしての顔を持つことから、全国を飛び回る生活を送っている。最近、気になるアイドルはNMB48の三田麻央。
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芸能ニュース 2016年05月14日 16時37分
週刊裏読み芸能ニュース 5月7日から5月13日
■5月7日(土) とにかく明るい安村が不倫の“代償”を明かす 3月下旬に「週刊文春」(文芸春秋)で一般女性との不倫を報じられた安村だが、都内で行われたイベントに出演。妻に謝罪し「このクソが!」と怒られたそうで、さらには、不倫の“代償”として30万円のシャネルのバッグを買う予定であることを明かした。 「不倫報道のおかげで、ゲスト声優をつとめた公開中の『クレヨンしんちゃん』の劇場版最新作の関連イベントへの出演をすべてキャンセル。事務所にとっての“被害額”は軽く30万を超えた」(映画関係者) さすがに不倫は懲りた?■5月8日(日) 猫ひろしが五輪代表に近づく カンボジア国籍の猫が同国のリオ五輪選考会に出場し2時間44分で優勝。今回の記録とこれまでの実績などで五輪出場の可否が決められるという。 「記録的には出場しても最下位がいいところなので難しいのでは。ただ、猫のスポンサーは同国の陸連に経済的に多大なる貢献をしており、“政治力”で逆転出場もありそう」(陸上担当記者)■5月9日(月) ゲス極・川谷が離婚を発表 1月に「週刊文春」(文芸春秋)でタレントのベッキーとの不倫が発覚し渦中の人気バンド・ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音が、自身のブログで昨年7月に結婚した妻との離婚を発表した。 「この時点で、13日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』でベッキーの復帰が決定。その前に、川谷が離婚を発表してケジメをつけるという流れがデキあがっていた。ベッキーはすでに冷めているので、ベッキーとの再婚はなさそうだ」(芸能プロ関係者) これでやっとベッキーと“両成敗”か。■5月10日(火) SMAP・中居正広が今井雅之さんの遺作に出演 昨年亡くなった今井さんが企画・脚本をつとめた舞台を映画化した「手をつないでかえろうよ、シャングリラの向こうで」の完成披露試写会が都内で。今井さんと親交のあった中居が友情出演していることが発表された。 「SMAPの分裂・解散騒動でチーフマネージャーが退社したことにより、SMAPの“かじ取り”が不在。そのおかげで、中居は熊本地震の被災地を訪れたり、今井さんの遺作に出たりとある程度自由に動けるようになった」(芸能記者)■5月11日(水) 能年玲奈のブログが話題に 所属事務所と独立騒動で揉め休業中の能年だが、前日10日の夜、「あまちゃん」で母娘役を演じた小泉今日子との2ショット写真を披露しこの日、ネットニュースなどで取り上げられ話題になった。 「能年と事務所の契約は6月まで。その後、小泉の個人事務所に所属し活動を再開すると言われているが、2ショット公開で大々的にアピールしているのでは」(芸能プロ関係者)■5月12日(木) 演出家・蜷川幸雄さん死去であの大物がコメント 蜷川さんが12日午後1時25分、肺炎による多臓器不全のため死去。それを受け、芸能界からは続々と追悼のコメントが寄せられたが、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が「昭和と平成を見事につなげた人が、東京オリンピックを待たずにさよならなんてずるいよ」と追悼コメントを発表した。 「昨年の元旦放送の蜷川さんがパーソナリティーをつとめるラジオ番組に出演したほどの深い関係。15日と16日に都内で蜷川さんの通夜、葬儀・告別式が行われるが、喜多川氏が来場するかどうかが最も注目される」(芸能記者)■5月13日(金) 藤原紀香がドラマで美魔女秘書役 歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚した紀香だが、動画サイトで放送のドラマで55歳の美魔女秘書役を演じることを一部スポーツ紙が報じた。 「脇役だが、もはや主役のオファーがなかなかないだけに、話題になりそうならどんな役にでも飛び付くようになった。とはいえ、肝心の演技力は…」(テレビ関係者)
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芸能ネタ 2016年05月14日 16時30分
今後が正念場のベッキーとゲスの極み乙女。・川谷
今年1月に発覚したロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音との不倫騒動で休業中のタレント・ベッキーが13日に放送された、TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に録画VTRで出演して謝罪。3か月ぶりに“テレビ復帰”を果たした。 VTRは4月30日に収録。司会をつとめるSMAPの中居正広と対面し、中居の質問に答える形式。1月の会見では川谷とはあくまでも友人関係であることを強調。しかし、「文春」の報道を引き合いに出され、中居から「付き合っていないと言うのは通用しない」と指摘されると「その通りです。気持ちが通った時点で不倫だと思います」と不倫を認め、「最低なことをしてしまった。相手の立場に立ってものごとを考えることができてなかった。自分の気持ちしか考えてなかった。周りが見えてなかった。情けないです」と大粒の涙をこぼしながら反省の気持ちを口にした。 川谷の妻には番組収録2日後の5月2日に直接謝罪したそうだが、謝罪がかなうまで放送しないと番組サイドと約束していたという。収録の時点ですでに川谷への気持ちがふっ切れていたことをうかがわせるように、番組の中では終始「川谷」とは呼ばず、「男性」「むこう」と表現していた。 一方、川谷は13日深夜、自身のブログを更新、同番組を見て、「書かないといけない」と思ったそうで、「ベッキーさんとは不倫関係にあって、奥さんを苦しめたし、裏切りました」などと率直な心境をつづった。 「ベッキーの復帰に関しては、所属事務所だけではどうにもならず、外部の力も借りてなんとか“公開謝罪”にこぎ着けた。とはいえ、このまま番組に出たとしても、周囲にとってベッキーは腫れ物に触るような扱い。ベッキーがどこまでふっ切れるかが注目されるが、今後がタレントとしての正念場を迎えることになりそう」(芸能記者) 休業前の仕事量にどこまで迫れるか?
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レジャー 2016年05月14日 16時28分
ドキドキスポット大全(9)〜激辛ラーメン店に通う男〜
中田真(仮名・48歳独身) 辛いものが昔から苦手でした。僕は大の甘党ですからチョコレートやアイスクリームが大好きですし、カレーを食べるときも、甘口ばかり。辛いという感覚は味ではなく痛みでしかないという認識が僕の中にはあったのです。 ですがある日、辛いものが大好きな友人の誘いを断りきれず、激辛がウリのラーメン店へと連れて行かれました。もちろん僕は一番辛さの優しいものをオーダーしたのですが、それでも舌に痛みを感じ、やはり自分には合わないなと実感いたしました。 そんなことを思っている時、私の隣のカウンター席に見知らぬOL風の女性が座りました。そして激辛ラーメンを食べ始めたのですが、その女性はしばらくすると「ハァ…、ハァ…」と悩ましい吐息を店内に轟かせながら、汗を垂らして必死に麺を口の中に運んでいるのです。その姿はまさに一流のアスリートのような、神々しい美しさでございました。 それ以来、辛いものを食べると反射的に、脳内であの女性の仕草が再生され、気が付くとその光景を求めて僕は激辛店に1人で通うようになっていたのです。さらにこの辛さから来る痛みを快感に思えるようにもなってきました。辛いものはクセになるとはよく聞きますが、僕の場合、脳や身体に刻み込まれた様々な刺激体験が脳内物質の排出を加速させ、全身を多幸感で包んでくれているのです。(取材/構成・篠田エレナ)写真・javiergzlez
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社会 2016年05月14日 14時00分
“危ない金融商品”を生み出した アベノミクス最後の大罪
異例のマイナス金利導入発表から3カ月が経過した。日銀(=政府)は証券、保険を含む各金融機関に対し“余った資金を企業への貸し出しや他の投資に回すよう促し、経済の活性化やデフレ脱却につなげよ”と下命。おかげで預貯金の金利も下がり、メガバンク3行の普通預金金利は、今や0.001%だ。10万円を1年間預けて、単純計算で利子はたったの1円である。 こういうご時世だからこそ気を付けなければならないのが、いわゆる“危ない金融商品”。リスクがないように見えて仕組みが複雑で思わぬ損をしてしまうものや、ローリスク・ハイリターンをかたる詐欺的なものまでさまざま。一例を挙げよう。これは70歳代の男性から国民生活センターに寄せられた相談だ。 「再生可能エネルギーによる売電事業を行っているという事業者から話を聞いてほしいと電話勧誘され、自宅で話を聞いた。『出資すれば毎月高額配当する』と言われ、申込書に記入し、出資約款等の書面を受け取った。後日、事業者の指定口座に100万円を振り込んだところ、出資証券が届いた。あらためて事業者からもらった書面を読むと、元本保証ではなく、配当も確定したものではないことが分かった。こんなことは事前に聞いておらず、知っていれば出資しなかった。解約して、返金してほしい」 この種の投資話が非常に増えている。その陰には、アベノミクスの悪影響があるのは間違いない。 民主党政権下で9000円割れだった日経平均株価が2万円を突破するなど、俗に言う「アベノミクス相場」も3年半が経とうとしている。相場が始まってからの半年間は全面高となったため、どんな株でも買えば誰でも利益を得ることができた。投資熱の高まりとともに、ひと儲けしようとする個人投資家も増えた。スマホの普及によって低迷していた出版業界にも、マネー情報誌や関連書籍の思わぬ“特需”が舞い込んだ。 金融商品を販売する証券会社や銀行が、そんな大きなビジネスチャンスを逃すはずもなく、業界の雰囲気はイケイケドンドンになった。中堅証券会社の営業マンはこう話す。 「リーマンショックという冬の時代を過ぎて、春が来た気分でした。40〜50代を含めて若い人はネット売買が主流ですから、われわれが狙うのは60代以上の小金持ち。証券会社は売買手数料ビジネスなので、顧客の現預金をどう金融商品に向けてもらうか、金融商品を買ってもらった後も、どう売買を繰り返してもらうかを考えます。ただ、アベノミクスもよかったのは半年ぐらいで、その後は二極化相場になって、銘柄によって株価の動きが大きく異なるようになりました」 大手の営業マンの中にも、過剰な勧誘を行ってリスクの高い金融商品を買わせた揚げ句、顧客に損失を与えた例が続出した。 2年前の報道だが、りそな銀行の20歳代の男性行員が、担当していた顧客から私的に約1億5500万円を集めて外国為替証拠金取引(FX取引)などで運用し、大半を消失させた。同行は、行員が業務外で資金を集めることやFX取引を行うことは認めておらず、金融庁に報告。この行員は自殺していて、顧客から「連絡が取れない」と問い合わせがあって事件が発覚した。 リスクの高いFXをめぐるトラブルは山のようにあるが、投資信託も往々にしてトラブルの種になる。新規に設定された投資信託や新規募集の債券などは“募集もの商品”と呼ばれ、これらは本部の営業企画サイドから各支店毎に販売量のノルマが決められることがあるという。 「ノルマはまず、本社から各支店の支店長に下ろされ、続いて各課長に下ります。現場の営業マンには大きなプレッシャーがかかり、このノルマが大きいときは、支店の顧客に広く提案しなければなりません。少し前まではリスクの高い外国通貨建ての投信も活況で、日本の個人投資家向けに新しいファンドが次々設定されました」(前出・営業マン) 先頃、日銀が発表した統計によると、家計が保有する金融資産総額1741兆円の半分以上が現預金だという。米国は約14%、ユーロ圏では約34%。日本人の資産運用が現預金に大きく偏っているのは明らかだ。 政府が望むように、この貯蓄が投資に向くことが経済活性化の材料になるのは悪いことではない。しかし、「素人でも簡単に成功できる」状況が終わり、ちょっとした成功体験のせいで爆死する素人投資家が増えるというのもまた事実だ。 熊本地震の影響もあるのか、日経平均株価は反落と続伸の繰り返し。個人投資家にとって相場の不透明感は増すばかりだ。アベノミクスの柱は大胆な金融緩和だが、マーケットにじゃぶじゃぶと注がれるカネはこの先、どこに向かうのだろうか。
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その他 2016年05月14日 12時00分
【不朽の名作】感動作品ではあるが個人的には文句を言いたい「ハチ公物語」
今回紹介するのはあの渋谷駅に建つ銅像、「忠犬ハチ公」を主役とした1987年公開の作品、『ハチ公物語』だ。 この作品、PTA推奨の映画などにもなっているので、90年代に小学生だった人などは、学校の道徳の時間や公民館などで観た人も多いかもしれない。作品内容的には時系列は実話に沿った形となっている。過激な描写もなく淡々と一匹の犬の波乱の生涯を描く、感動や人間の良心を刺激する作品となっている。 犬を使う作品というのは、卑怯なまでの感動を誘う作品であることが多い。他に犬を扱った『南極物語』や『クイール』などもそうだが、人間を中心にした話の場合は大したことのない展開でも、犬であるとなると、規格外に感動を煽るのだ。「人は人間より動物に驚くべきヒューマニズムを発揮する」と、確かマンガ『MASTERキートン』でキートンの父親である平賀太平が言っていたが、まさにその通りの現象がこれらの映画を鑑賞したときに起きる。 という訳で、その卑怯とも思える部分をなるべく意識しないようにこの作品を今回は解説する。こういった学校教育的に良質な“感動作品”を学校で鑑賞した場合、個人的には、そこまで泣くほどのものなのかと、いつも疑問で、鑑賞後の感想文を書く際、なかなか書けずに居残りになることが多かった。なので、若干昔の怨念もこもっているかもしれない。 まず、実話を元にしているが、上野秀次郎宅でハチが来る前から飼っていたというポインター犬のジョンとエスが出てこない。まあ、複数の犬の演技をさせるのは大変だろうし、そこは置いておくとしても、なぜ上野秀次郎に子供がいないという設定だったのを、娘がいる設定にしたのだろうか? しかも、石野真子演じる上野千鶴子にわざわざ、父親を思い出すから飼うのは嫌だと言わせる。人間の身勝手さを強調したかったのだろうか。それにしても、わざわざ架空のキャラに言わせるのはどうかと。 ハチの忠犬ぶりを際立たせるため、人間を必要以上に悪者に描く描写も気になる。史実では預けられた先々でハチの渋谷駅に行く行動などが問題となった事もあったと言われているが、各飼い主とも可愛がっていたと伝えられている。なのに、人から疎まれている部分を強調しすぎている。3人目の飼い主である菊さん(長門裕之)が亡くなり、その奥さんが適当な理由をつけて捨て犬にしてしまうのはさすがにやりすぎなのでは。おかげで、寂しく渋谷駅で亡主を待つ空しさは際立つのは確かではあるのだが。確か、ハチは渋谷駅に頻繁に行くようになってからもちゃんと飼い主はいたはずだ。 さらに、劇中では孤独のうちに死んだように描写されているハチだが、実際には、よく渋谷駅前で待っているのが頻繁に目撃されるようになると、駅利用客や近隣住民にも注目されだし、駅での寝泊りが許されるほど有名な犬になっていた。ちなみに、初代のハチ公銅像はハチ人気の後押しにより、生前に建っており、生前には映画への出演の経験もあるほどだ。実際は多くの人に愛されていて、その後亡くなったはずなのに、この辺りは激しい違和感がある。別の犬映画を出すのもあれだが、盲導犬という役割のため、ハチのように生涯で飼い主が何度も変わる作品『クイール』のように、関わりのある人々に感謝されて死んだとしても、別に感動的な要素としては変わらないのではないのだろうか。 この改変は、上野秀次郎とハチの関係の深さをより際立たせるための仕掛けだったという考え方もできる。本作では、上野秀次郎の死までの描写に、ほぼ半分の尺を割いている。しかし、この上野秀次郎とハチの絆が、いまいち感じられないのが残念だ。 仲代達矢が演じているハチの飼い主である上野秀次郎の演技は犬好きで穏やかな雰囲気が出ていてかなり良い、しかし、犬とたわむれるシーンでは、なぜか犬がつまらなそうな表情であるのが目立つ。特に成犬になった時に顕著だ。この辺り、犬が演じていることを差し引いても、もう少しなんとかならなかったのだろうか? そして極めつけがラストシーン。死後の世界で上野秀次郎とハチが再会するシーンなのだが、ハチが上野秀次郎を見つけて桜並木を走ったあと、カットが変わり、明らかにハチ役の犬を、仲代に投げ渡していることがわかる。過剰ともいえる感動演出で、仲代にキャッチされても、犬が投げられたのを怖がっている感じで、もはやギャグシーンレベルだ。普通に犬の寄りとかにして、さりげなく仲代の足元が見えて抱きかかえるとかの演出でも良かったのでは。ハチは渋谷駅で待ってた犬なのだから、飼い主の方から近づくという方がより自然な気もする。 結論を言うと、この作品では、犬という卑怯とも言える武器を使いながら、さらに「ほら泣けよ! 感動のシーンだぞ!!」という、あからさまな誘導が目立つのだ。それが良いか悪いかは別として。特に犬好きでなくても、動物を使えば、そこまで過剰にしなくても感動的なシーンを演出できるはずなのだが。人によってはこの過度な押し売りとも言える感動演出がクドく感じることだろう。まあ、一定の日数に意図的に涙を流して、心のデトックスを図ろうという「涙活」をしている人や、模範的な“感動”を感想や作文にして欲しい教育の場で見せる映像作品としては、かなりクオリティーの高いものではある。そういう人には強くオススメしたい。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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芸能ニュース 2016年05月13日 21時33分
ベッキー 金スマで謝罪 中居正広は「ジタバタするなよ。オレもジタバタしたから」
タレントのベッキーが13日に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)に登場した。 ベッキーはゲスの極み乙女。の川谷絵音との不倫が報じられ、その後、休業状態となっていた。 番組ロケの途中から合流したベッキーは、中居正広から促される形で、「視聴者のみなさま、金スマの出演者のみなさま、スタッフのみなさま、このたびは私事で、ご迷惑おかけしてすいませんでした。お休みもしてしまい申し訳ありませんでした」と謝罪。また、「心も入れ替えましたから、また今日からみなさんと」と語った。 そんなベッキーに番組で共演する中居正広からは、「ジタバタするなよ。オレもジタバタしたから」と声を掛けた。
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芸能ニュース 2016年05月13日 21時18分
ベッキーが金スマに登場 不倫騒動のゲス・川谷を“男性”
タレントのベッキーが13日に放送された「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)に登場した。 ベッキーはゲスの極み乙女。の川谷絵音との不倫が報じられ、その後、休業状態となっていた。番組は中居正広とベッキーの2ショットからスタート。ゲスの極み乙女。の川谷絵音の妻へ謝罪を申し込み、受け入れられたことを説明した。 なおベッキーは川谷のことを“男性”と呼んでいた。 その後ナレーションで、同番組では、毎年、中居らが一人農業へ行くロケを行っており、「毎年恒例なので参加しないか」と現在、休業状態であるベッキーにも声を掛けたところ、ロケの2日前に「参加する」との返事があったことを説明された。また、川谷の妻が謝罪を受け入れられるまで放送しないとの約束もあったという。