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トレンド 2011年09月09日 11時45分
『アリアドネの弾丸』第9話、冤罪事件に際どい演出
フジテレビ系ドラマ『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』の第9話「20年目の再犯」が9月6日に放送された。今回は実在の冤罪事件をモデルとしながら、冤罪被害者が実は真犯人であった可能性をも匂わせる際どい演出となった。 ドラマでは20年前に女子高生を殺害した罪で逮捕された松崎行雄(六平直政)の冤罪が明らかになり、親子の感動の対面も果たした。ところが、松崎が釈放された直後に20年前の事件と同じ手口で女子高生が殺害される事件が起こる。警察庁の斑鳩芳正(高橋克典)や逃亡中の宇佐美壮一(福士誠治)は松崎を真犯人と決めつけて動き出し、劇中では松崎が真犯人でないかと思わせる演出もなされた。 松崎事件は精度の低いDNA鑑定に基づいた思い込み捜査による冤罪事件であった。これは実在の足利事件を想起させる。冤罪被害者は人生を破壊されてしまう。無罪を勝ち取って釈放されても、失われた人生は戻らない。しかも日本社会には逮捕された人物を犯人視する発想が根強い。 そのような中で冤罪被害者を真犯人と思わせる演出は、冤罪被害者や支援者を傷つけかねない内容である。フィクションを銘打っているとしても、実在の冤罪事件を想起させる事件を題材とする以上、冤罪事件に対する制作者の見識が問われる。 その一方で今回は、冤罪を生み出す警察の悪しき体質に踏み込んだ。『アリアドネの弾丸』ではAi(死亡時画像診断Autopsy Imaging)を阻止しようとする警察庁の人間が悪玉であるが、これまでは斑鳩と北山錠一郎(尾美としのり)刑事局審議官、宇佐美の三人が三者三様に描かれて、卑小な悪役にとどまらない存在感を放っていた。 これは現実の警察不祥事とは相違する。警察不祥事で登場する人物は保身や責任逃ればかりの金太郎飴で、人間の顔が見えない。冤罪事件で謝罪はしても、人間としての顔が見えないために空虚である。それに対して斑鳩や北山、宇佐美は自分達の思惑で動いていた。一線を越えた宇佐美も警察組織の歯車ではなく、北山審議官への個人的忠誠で動いている。だからこそ宇佐美の心理描写も心を打つドラマになった。 しかし、今回の三人は警察の悪しき体質を体現する金太郎飴になった。宇佐美が北山に恩義を感じる理由が明らかになるが、警察不祥事で散々批判されている身内に甘い体質に過ぎない。宇佐美を擁護した北山も松崎の逮捕時には思い込みからの凶暴性を発揮しており、宇佐美と同類である。実際、宇佐美に脅迫まがいの一方的な事情聴取をされた松崎は、そこから北山を連想している。 そして北山・宇佐美の暴走と表向き無関係な斑鳩も、逃亡中の宇佐美を子飼いにする一方で、宇佐美の存在を脅しに松崎の自首を求める。どこまで斑鳩が北山・宇佐美の計画を知っていたかは明かされていないが、完全に共犯者になっている。警察庁トリオは個性が弱まり、組織悪の歯車に近づいた。 この状況で白鳥圭輔(仲村トオル)は「松崎さんが犯人だった場合、一番得をするのは警察。松崎さんの犯行に見せかけた別の誰かの仕業だったりして」と相変わらず鋭い指摘をする。冤罪被害者を傷つけるドラマに終わるのか、冤罪を生み出す警察の組織悪に斬り込むのか。『アリアドネの弾丸』の社会性に注目である。(林田力)
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スポーツ 2011年09月09日 08時00分
「隠し球」はいない!? 本番直前2カ月前 12球団ドラフト情報 埼玉西武編
ライオンズは『ドラフトの勝利チーム』でもある。近年、中島裕之(00年5巡)、細川亨(01年自由枠=現ソフトバンク)、中村剛也(01年2巡)、片岡易之(04年3巡)、涌井秀章(04年1巡)、岸孝之(06年希望枠)など、指名選手をトッププレーヤーに成長させた。09年の菊池雄星、昨年の大石達也など、その年の注目選手を引き当てる強運も見逃せないが、今年のドラフトで“弱点”を補うつもりだとしたら、クローザー候補と左投手だろう。 しかし、西武は各メディアにドラフトのことを聞かれると、「投手だけではなく、全ポジションで幅広く」と当たり障りのないことを答え、ビッグ3(藤岡貴裕=東洋大、菅野智之=東海大、野村祐輔=明治大)に関しても、即戦力と高く評価をしつつも、「他球団との競合になると思うけど、ウチは2年連続(09年菊池、10年大石)でクジを当てている。ドラフトまでマークしていく」(『週刊ベースボール 11・5/11号』)とコメント。他球団のようにリップサービスしてくれないのである。自分たちの手の内を暴かれるのも嫌う傾向が強い。その一貫した姿勢があったからこそ、ドラフト勝者になれたのだが…。 こちらがキャッチした限りでは、6月のスカウト会議の段階でリストアップされていた候補者は100人強。8月で半分に絞ったとも聞いているが、ドラフト直前まで1位指名を決めないのも西武のやり方だ。 高校生では唐津商の北方悠誠投手(右投手)を好評価しているようだ。150キロ強の直球も魅力だが、作新学院との一戦を見ていた某スカウト(別球団)は、粗削りな投球フォームを指し、「これから伸びる逸材」と評していた。西武は次の世代のエース候補として、北方投手をマークしているのは間違いない。 現投手スタッフのなかで、左の主力投手は石井一久、帆足和幸、菊池雄星。ベテランと未熟なプロ2年目だけでは心配である。くじ運の強さを信じて、まずはビッグ3の左腕・藤岡の抽選に参加し、外した場合は「北方投手を…」という方向性ではないだろうか。 高校生は進路問題があるので、軽率なことは言えないが、旭川龍谷高の好左腕・金沢一希投手に対し、西武・鈴木球団本部編成部長はこう評していた。 「楽しみな投手だと思う。体の強さ、バランスもいい。これから伸びる素材」(6月) 数少ない具体的なコメントである。他球団の話では「西武は北の方でも熱心」とのこと。目的はJR北海道・武藤好貴投手(右投手)だろうか。西武スカウトの動きに注目していきたい。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2011年09月08日 23時45分
北朝鮮にドローでも決めた! なでしこ3大会連続4度目の五輪出場
来年夏のロンドン五輪出場権をかけたサッカー女子・アジア最終予選第4節の日本女子代表-北朝鮮が8日、中国・山東省済南でおこなわれ、なでしこジャパンは後半37分、FW永里優(ポツダム)の放ったシュートのこぼれ球を北朝鮮DFがオウンゴールし先制したが、ロスタイムに北朝鮮のキム・チョナンに同点弾を決められた。 1-1でドローの日本は3戦1分けで勝ち点「10」とし、オーストラリアが直後の試合1-0で中国に勝利したため、2位以上が確定し、11日の最終節・中国戦を待たずに3大会連続4度目の五輪出場が決まった。
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芸能 2011年09月08日 18時15分
支配人のノッチはすでに帰京…島田紳助TBSバラエティー打ち切り
暴力団との黒い交際が発覚して電撃引退した島田紳助さん(55)がレギュラー出演していたTBS系バラエティー番組『紳助社長のプロデュース大作戦!』(火曜19時)がとうとう打ち切りになることが決定した。紳助さんの引退後、同番組は放送を休止。吉本興業の後輩・陣内智則の代役案を出し、今後の対応について検討を進めていたが、紳助さんの“色が強い”番組だったことから、最終的に打ち切りとなったようだ。 番組内の人気企画「宮古島活性化プロジェクト」で運営されている沖縄・宮古島の民宿は、9月いっぱいで営業を終了することに。最近、支配人として派遣されたお笑い芸人ノッチはすでに帰京したという。<関連記事>紳助降板番組これはセーフ! これはアウト http://npn.co.jp/article/detail/19250737/
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トレンド 2011年09月08日 17時00分
宇多田ヒカルに続いて九州男も!? ブログでベスト盤を批判
9月7日(水)にベスト・アルバム『こいがBESTですばい』をリリースした九州男。発売日当日に、自身のブログでベスト・アルバムのリリースの喜びを語るとともに、以前リリースされたベストを批判している。 「前のレコード会社からベストでも何でもないのに『BEST TRACKS』と題して勝手にCD出された時は本当に悔しかった」(本人ブログより一部引用) 昨年、九州男が以前所属していたレーベルから『BEST TRACKS』と題された彼のベスト・アルバムがリリースされていたが、これを九州男は「勝手に出されたCD」とし、リリースした当時は、人知れず悔し涙をこぼしていたことも明かした。 昨年、宇多田ヒカルが「ベスト盤買わないで」と発言し騒動に発展したことも記憶に新しいが、昔から原盤権を保有するレーベルとアーティストの間に軋轢を生じさせる問題の1つになっている。実際、宇多田以外にもYMO、DREAMS COME TRUE、スピッツなども本人の意思とは関係のない不本意なベスト・アルバムが過去に販売されている。 しかし今回、本人の望む形でベスト盤をリリースすることができた九州男は、「実際、デビューした時よりも何十倍も喜びを感じてます」と、その嬉しさも語っている。直球なタイトルには深い訳があったようだ。<関連サイト>九州男 オフィシャル・ブログhttp://ameblo.jp/kusuo9/
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芸能 2011年09月08日 16時00分
リース・ウィザースプーン、自動車事故であわや大けが!
リース・ウィザースプーンがジョギング中、車に当てられて緊急入院…。 現地時間9月7日水曜日、リースはサンタモニカのジョージナ・アベニューと20番アベニューの交差点を横断中に車両にぶつけられたとサンタモニカ警察のスポークスマンが語った。 そのまま、リースは地元の病院に搬送されて、ケガの治療を受けたという。 警察の声明は、パトカーが午前11時14分に現場に到着して、運転をしていた84歳の女性ドライバーを警察に出頭させて話を聞いたあとに解放したと語った。ドライバーは、歩行者優先の交通法規を無視した結果、リースにぶつけたという。 車は時速20マイル(約32キロメートル)で走行していたため、幸運にもリースは大事に至らなかったが、仮にもう少しスピードが出ていたら大事故になっていた可能性があったという。 ケガの治療後、すぐさま退院したリースの症状はまったく問題なく、自宅に戻って静養しているという。
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トレンド 2011年09月08日 15時30分
復活した人気番組!? 銭形金太郎、貧乏さんの今昔
かつてテレビ朝日系列で放送され人気を博した『銭形金太郎』が再び還ってくる。数々の人気? ビンボーさんを排出した同番組は、2002年10月10日から2007年12月19日まで、テレビ朝日系列で放送され、日本中に明るい笑いをふりまいた。 その番組が今月また3時間スペシャルで放送されるそうだ。番組終了と入れ替わりに発生したリーマン・ショック(2008年)により、ビンボーさんを笑っていた日本人のほとんどが全員、ガチ貧乏となってしまった今、本当にビンボーさんを笑えるのかどうか、微妙なところではあるが、人気番組の復活はうれしい限りだ。 一方で、過去の人気番組に頼らざるえない現状に危機感を覚える人々や、過去のビンボーさんと現在のビンボーさんの違いを指摘する人もいる。 言い換えれば、笑いをとれた過去のビンボーさんに比べ、現在のビンボーさんは洒落にならないぐらい崖っぷちのビンボーさんであり、笑うに笑えないというのだ。 「今、貧乏ネタって洒落になりませんよ。本当にやばい人が多いですからね。それに過去のビンボーさんも誰一人、貧乏から脱出出来てない以上、現代のビンボーさんには、先が無いでしょうね」(放送作家) 将来に大きな夢を見る事が出来た過去のビンボーさんたちと違って、未来に希望も目標も無い暗黒の貧乏に浸りきったのが、現在のビンボーさんなのだ。これは少々きついではないか。 「安易に過去の人気バラエティを復活しても成功しませんよ。ネタ不足もここまでくれば深刻ですね。想像力の欠如ですよ」(制作会社関係者) どちらにしろ、過去の人気番組のリメイクには注目してみたい。また、貧乏を笑い飛ばせるぐらい日本経済が復活したと思いたいものである。
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トレンド 2011年09月08日 15時30分
電車の混み具合をみんなで共有!
電車の遅延状況だけなら、鉄道各社のホームページや「Yahoo!路線情報」で見られるけど、混み具合までわかるサイトってないよね? 混んでる電車には乗りたくないんだけど…。 そんな悩みに答えるアプリが「こみれぽ」である。NAVITIME JAPANがリリースする、電車情報共有アプリ(しかも全国対応!)だ。 アプリユーザーが混み具合や遅延情報をアップ。混雑状況は「余裕で座れる」から「乗れない」まで、遅延情報も「平常運転」から「運休/見合わせ」まで6段階で表示される。位置情報から近くの路線情報を表示してくれる機能もある。 アプリ的には文句なしなのだが、難点はまだユーザーが少ないことだろう。ユーザーが増えたら、必携アプリになること間違いなしだ。(谷りんご)▼こみれぽhttp://itunes.apple.com/jp/app/id456199245
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その他 2011年09月08日 15時30分
北斗無双にワンピース無双 次の無双は何がくる?
9月5日、バンダイナムコゲームスはPS3ソフトとして『ワンピース海賊無双』の制作を開始したと発表した。開発は今までの無双シリーズを手がけているコーエーテクモゲームスによる。なお、発売日・価格共に未定となっている。 『無双』シリーズは、コーエーテクモゲームス(コーエー)の人気ゲームシリーズ。中国の三国志や日本の戦国時代の猛将達を操作し、複数の敵と戦うアクションゲーム。簡単な操作と爽快感が人気を博し、歴史をテーマにした「真・三国無双」「戦国無双」以外にもアニメ原作の「ガンダム無双」、漫画を原作とした「北斗無双」が発売されている。 もっとも、「ワンピース無双」については以前から、「北斗無双」が発売された頃より「出るのではないか?」と予想はされていた。作中で描かれる乱戦の様子や見た目が派手な技が多い事などから、一騎当千を再現する無双シリーズと相性が良いだろうと考えられていたためだ。しかも漫画原作である「北斗無双」が出た事でゲーム化へのハードルが下がりいよいよ企画が出てくるのではないかと言われていた。ゲーム化に当たって一番の難関は、今までのシリーズとは打って変わったデフォルメタッチのキャラクターと漫画表現をどこまで再現できるかだったが、今回のイメージ画像を見た関係者も納得の出来だったという。 さて、実際に制作が発表された現在、業界内では既に「今後、ワンピースに次ぐマンガやアニメ原作の無双シリーズが出るようになるのでは?」「出るとすれば、次なる作品は?」との話が持ちあがっていると言う。 「無双シリーズ」の特徴と言えば、やはり多くの敵を蹴散らす爽快感。そこから考えるとドラゴンボール等の漫画はあくまで1対1の格闘シーンがメインとなるため、「無双」にはあまり向いていないのだそうだ。 人気と知名度があり、また大勢の“モブキャラ”が必要となる事が必要条件の「無双シリーズ」。今後の予想として上がっているのはこの度40周年を迎えた仮面ライダー無双。また無双シリーズの原点に戻っての新機軸、時代背景などを無視して西洋の英雄達が競い合う新しい「無双」も考えられているという。舞台を海外に移しての「無双」にはトロイ戦争をモチーフとした「TROY無双」があったが、多くの人に知られている世界の英雄達を使用するものだ。もっとも、シナリオを作りづらい等の面があるので難しいとされているようだが。 果たして、ワンピースに続く新たな別ジャンルの「無双」は出てくるのか。今後が楽しみである。
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ミステリー 2011年09月08日 15時30分
水木しげるが体験した超常現象
ゲゲゲの鬼太郎の作者で有名な、漫画家の水木しげるは戦時中に南方戦線のラバウルへと派遣され、壮絶な戦場を経験してきた。その際彼は、戦場で幾つもの超常現象を体験したという。 その中でも彼が、バイエンの戦場に10名の分隊で派遣された時だった。敵は待ち伏せをしており、彼の部隊は奇襲を受けた。激しい銃撃を浴びて、部隊は水木しげる一人のみを残して全滅したという。敵はなおも逃げる水木しげるの後を、執拗に追いかけて来た。その時彼はもう駄目だと思い、両親に最後の別れをしようと心の中で思い出していたという。 その時、母親は水木しげるが岩場で逃げている姿を夢に見たそうである。水木しげるの夢を見た母親は、彼の身に不吉なことを起こるのを防ぐために、寝ている父親を起こして、一緒に必死で無事を祈ったそうである。 戦後、母親からその話を聞いて、彼は両親のテレパシーで命を助けられたのだと思ったという。 ある日の夜、彼が一人ぼっちでジャングルを逃げ回っている時だった。彼は友軍の陣地へと目指し、ジャングルの中を進んでいた。その内に突然、前に進めなくなったと言う。目の前に何と、壁が立っていたというのである。彼が手で触れると、壁はコールタールみたいな柔らかい感じがしたという。そして水木しげるが大きさを見ようとすると、それはとてつもない大きさだった。 その時、激しい睡魔に襲われて、水木しげるはその場で眠り込んでしまった。翌日彼が目を覚ますと、なんと彼の居た場所は断崖の絶壁だったという。これ以上あの時進んでいれば、彼は危うく命を落とす所だったのだ。ジャングルに現れた妖怪「塗り壁」に彼は命を守って貰ったのである。 後日、彼がゲゲゲの鬼太郎を描いた際、「塗り壁」を善良な妖怪として描くのはそうした体験があったからだそうだ。(藤原真 山口敏太郎事務所)
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