search
とじる
トップ > スポーツ > K.O.CLIMAX初代夏男はどっちだ?小笠原瑛作と江幡塁、新生KNOCK OUTエース争い!

K.O.CLIMAX初代夏男はどっちだ?小笠原瑛作と江幡塁、新生KNOCK OUTエース争い!

pic pic

江幡塁、相羽あいなオフィシャルサポーター、小笠原瑛作

 キックボクシング団体KNOCK OUTの新体制発表会見が20日、都内で行われた。小野寺力氏に代わり、REBELSの山口元気代表がプロデューサーに決まった。これはプロ野球に例えると監督が交代したのと似ている。

 会見にはカードが決定した小笠原瑛作、江幡塁、日菜太に加えて、新日本キックボクシング協会から江幡睦、勝次、重森陽太、斗吾、リカルド・ブラボ、REBELSから壱・センチャイ、T-98、丹羽圭介、ぱんちゃん璃奈、良太郎が出席。欠席したが、シュートボクシングの笠原弘希も参戦予定だという。

 木谷高明オーナーは顔ぶれが変わることについて「それはあると思う」と認めたが、「やっぱりみんなが上がりたいというリングであれば、また戻ってくるんじゃないですかね。発足当初はみんなが上がりたいというリングだったと思うんですよ」とポツリ。

 「実際、KNOCK OUTができたことで少し底上げができたと思うんです。その部分での役目は半ば終わったところはあると思うんですよ。だからもう一回出たいリングというふうに思ってもらう」と強調。「発足当初が10だとすれば、今は3か4くらいまでテンションが下がっている。もう一回10のテンションに戻せばまた、みんな出たいと思う。それをこの1年ぐらいでやりたい」と述べた。

 具体的な選手名については触れなかったが、小野寺体制のKNOCK OUTで活躍し、今回参加を見送った選手、ジムがまた「戻ってきたい」と思えるステージを山口プロデューサー、原田克彦社長ら新体制のスタッフ、選手とともに作り上げる意向を示した。

 新体制第1弾となる8.18大田区総合体育館大会には、『K.O CLIMAX 2019』というグループ会社が開催しているあの大会を連想させるタイトルが付けられた。原田社長は「新日本プロレスの『G1 CLIMAX』のように毎年夏の恒例大会にしていきたい」と話していた。キックの場合、短期間で総当たりリーグ戦を行うことが難しい。今年は初代スーパーバンタム級王座争奪戦を兼ねた1DAYトーナメントの開催となった。

 参加選手の目玉は小笠原瑛作と、昨年6月に瑛作に完勝した江幡塁だ。2人にはシード権が与えられた。抽選の結果、瑛作はオランダの未知なる強豪、レダ・ナラインと、塁は6.9REBELS後楽園ホール大会で行われるKING強介対大野貴志の勝者と1回戦で対戦することになった。

 塁は「小笠原選手にはしっかり勝っていただいて決勝で、去年6月やったような激闘をもう一度繰り広げたいと思っています」と瑛作との闘いを視野に入れた。瑛作は「前からひっかかっていた江幡塁へのリベンジマッチだけではなく、KNOCK OUTスーパーバンタム級のベルト、恒例になるであろうKOクライマックス初代覇者、こんな機会はめったにないと思うので江幡選手には決勝上がってきてもらいたいと思います。僕は優勝しか考えていません」と珍しく闘志をむき出しにした。

 山口プロデューサーは「どっちがKNOCK OUTのエースになるか競わせたい。正直『瑛作をエースにします』とは今は言えない。江幡君がエースになる可能性が強いかもしれないし、競ってもらいます」と愛弟子・瑛作に厳しい評価を下した。

 瑛作は「僕が引っ張っていく」との強い思いで新生KNOCK OUTに参加しているだけに負けられない闘いになりそう。1回戦のナラインは全く読めない相手。瑛作にとっては試練の夏になりそうだ。

取材・文・写真 / どら増田

関連記事


スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ