同日、三好さんに対する死体遺棄の疑いで北海道警に逮捕されたのは、それぞれ札幌すすきのでバーを経営する神智慶容疑者(31)と、長谷川剛拓容疑者(31)。26日には、出頭した自称無職の柴田和雄容疑者(札幌市中央区=47)も同容疑で逮捕されている。
「三好さんの家族から警察へ行方不明者届が出されたのは、昨年12月21日。彼女は15日頃、いつもと変わることなく出かけ、そのまま連絡がつかなくなったという。頭部と毛髪は、山中の崖下30メートルの、1メートルほど雪に埋もれた中から発見された。容疑者らは、遺体の他の部位も現場に至るまでの道沿いで車から投げ捨てたと言っているが、頭部発見後からさらに1〜2メートルの積雪があり、すべてを発見するまでにはまだ時間がかかる」(捜査関係者)
周辺関係者の話や目撃情報を総合すると、三好さんが最後に目撃されたのは神容疑者が経営するバーの入り口付近で、神容疑者と一緒のところだった。
「三好さんは昨年の夏あたりからこのバーの常連で、いつしか神容疑者と深い関係になり、ホステスとして店を手伝うようになっていた。ところが昨年11月、神容疑者が仲間3人と19歳の青年を殴る蹴るなどして暴行を加え、肋骨骨折の大けがを負わせるという事件を起こしたのです。どうやら原因は、この青年が三好さんにちょっかいを出したことだったようで、三好さんの失踪とこの事件との関連を調べていた警察が、2月5日に神容疑者をまず青年への傷害容疑で逮捕。さらに徹底的に追及した結果、死体遺棄の自供に追い込んだといいます」(地元記者)
三好さんは時折、神容疑者の飲食店経営仲間の長谷川容疑者が経営するバーへも、手伝いに出向いていたという。
「彼女は昨年3月に高校を卒業したばかりで、優しく人当たりのいい美人というイメージしかない。料理も得意だったようで、バーのカウンター内でちょっとしたものを作って客に好評でしたよ」(三好さんを知る人物)
現時点では三好さんがどこで殺害、解体されたかや容疑者3人の役割分担、詳しい動機なども分かっていないが、大阪市西成区の民泊マンション部屋で女性の頭部が発見されたのも2月24日。時を同じくして起きたこの女性失踪事件も、最悪の結末となった。
猟奇! 同日『魔の2・24』。二つのバラバラ遺棄事件の解明を待つしかない。