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超暴力男が見せた“ニ面性”

 7月5日、さいたま地裁で、ある被告人に懲役22年の判決が下された。
 被告の名は金倉隆(47)。元妻の父親に対する殺人と死体損壊、死体遺棄などの罪で逮捕されている。裁判員裁判では、金倉被告が他の罪でも起訴されていることが明らかになった。
 「金倉被告は'11年6月、元妻の父親で浄化槽点検管理業を営んでいた当間清司さん(59=当時)のもとで働いていたのですが、不満がつのり殺害。遺体を自宅アパートでバラバラにして、胴体は金倉被告の実家に埋め、その他手足などは細かく粉砕して遺棄したそうです。ほか脅迫、建造物損壊、7件の器物損壊などにも問われており、周囲の人間たちに迷惑をかけまくっていたのです」(司法記者)

 7件の器物損壊や建造物損壊は、同じ会社で働く同僚であり、殺人の被害者、当間さんの兄でもある男性Aに対するもの、そして当間さんの妻Bさんに対して、さらに同僚の男性Cさんに対してのものがある。
 「金倉被告曰く『Aさんは当間さんの兄なので会社で特別扱いを受けている』と不満を持ち、Aさんの車のフロントガラスを割ったり、タイヤをパンクさせたりといった姑息な犯罪を繰り返していたようです。また当間さん殺害後は『会社を建て直そう』と、BさんやCさんに協力を仰ごうとしたものの望み通りにいかなかったとして、Bさん宅のプロパンガスのホースを切ったり、フェンスを蹴り壊したり。Cさんの自宅外壁に『死』などとスプレーで落書きしたそうです」(同)

 金倉被告の犯罪はこれだけではない。自身の暴力が原因で施設に入った自分の娘のもとへ面会に行った際、2人だけで面会できないことに激昂し、職員に湯飲みの茶をぶっかけ「おれは人を殺してるんだ!」などと言ったとして、脅迫などの罪でも起訴されていた。
 「法廷での金倉被告は、丁寧に検察官におじぎをし、へりくだった態度が目立ちましたが、周囲の人間の調書によると『外面が良い』そうです」(同)

 更正できるのか。

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