インドネシアには“Pocong”(ポコン、ないしはポキョン)なる幽霊が伝わっている。それは墓地に出没し、白いフードをかぶったような姿をしているという。日本の幽霊と同じく足はなく、空を漂うかぴょこぴょこと動く、と言う。
その『ポコン』の様子が撮影されたというのだ。
問題の動画はYouTubeにアップされている。
現地の若者ら数人が夜の墓地にビデオカメラを持って撮影に行ったところ、木の上から彼らを恨めしげに見つめる人影を発見。しばらく見ていると、その人影はふっと消えてしまう(2:45〜)。慌てて撮影していた彼らも逃げ出すのだが、なんと逃げた先に再び『ポコン』が現れるのだ(3:56〜)。
映像後半の『ポコン』にはカメラも寄り、特徴をよくとらえている。恨めしげな、怒っているような顔が鮮明に映しだされ、白い布で体を包んだような様子がよくわかる。そして動揺する彼らの前から『ポコン』は再びふっと姿を消してしまうのだ。恐怖のあまり彼らはその場から逃げだしたらしく、画面が乱れて動画は終わる。
果たして、彼らが撮影した物は一体何だったのか。
布に恐ろしい顔をプリントしたものを枝か何かに掛けておいたようなフェイクにも見えるが、撮影している彼らからは明らかに『何か』を見て恐怖に駆られた様子が見て取れる。
YouTubeでは、他にも同名の動画が幾つか見ることが出来る。遠くインドネシアから届いた幽霊画像で涼んでみるのも、また一興ではないだろうか。
pocong
http://www.youtube.com/watch?v=p9EVn-mKlL8
写真:ユーチューブから