初めての劇場公演では緊張を隠せないまま、大きな瞳を潤ませながら「名前を呼んでもらえるか不安だった」と語った生駒だったが、AKB48のチームBメンバーの一員として着実に地位を確立し、第6回選抜総選挙では選抜メンバーの14位を獲得した。
冒頭MC から、恥ずかしながらファンの声援を制しつつ、メンバーからの「精一杯見送りたい」という言葉に目を潤ませた。MCでは「生駒ちゃんを褒めて褒めて褒めまくろう!」というお題で、まずは、「(乃木坂46 の新曲)センターおめでとう!」とお祝いされ、渡辺麻友からは、「全部だよ。存在自体が。見た目も可愛くて、この前の最後の握手会でレーンが初めて隣同士で、ずっと生駒ちゃん見てたんだけど、なんて愛らしいこと…。生まれたてのひよこちゃんみたいで本当にかわいいと思って。なのに中身は肝が据わってる。こんな小さな体なのにすごいパワーを持ってる。(生駒ちゃんを褒める話題は)話出したら止まらない」とべた褒め。生駒は顔を赤らめ恥ずかしそうに笑った。
公演終了後には、12月29日に19 回目の誕生日を迎えた生駒の生誕祭も行われた。本日休演のキャプテン倉持と伊豆田からケーキが運ばれ、「みなさんを安心させられるような、しっかりした人になりたいと思います」と19歳の抱負を語った。そしてサプライズで渡辺麻友からの手紙が本人から読み上げられた。兼任発表の日からの二人の数々の思い出が綴られ、「兼任前より見違えるほど成長したと思います。今のいこたんに怖いものなんて何もありません。AKB48で学んだことを生かして、乃木坂46のセンターとしてグループを引っ張って行ってください。これからは違うフィールドでお互い頑張っていこうね。ずーっと大好き!」と言われると、大きな瞳から大粒の涙が流れ落ちた。「最初の頃は乃木坂のメンバーにしか頼れなかったのに、麻友さんとかチームB のみんなが“大丈夫だよ”ってフォローしてくださって、支えてくれるメンバーがいるって思っただけで強くなれたし、最初はAKB48 は芸能人だし大先輩だったのに、こういう風に仲間と思ってくれることがうれしいし安心しました。本当に恵まれているなと思います。本当にありがとうございます」と言葉を返した。
最後は、チームBでの「おいでシャンプー」を披露して、生駒里奈はAKB48を卒業した。
【生駒里奈コメント】
元々アイドルらしいかわいい仕草ができなかったのですが、チームBに兼任した途端にできるようになりました。これは数々のステージを作ってきたアイドルチームBの力が自然に入ってきたんだな、と思いました。意地っ張りだし負けず嫌いだしいろいろな形で心配や迷惑をかけてるのに、いつも支えてくださって本当にありがとうございます。こうして支えてくださるみなさんは偉大だなと思います。これからは、ちょっとでもみなさんを安心させられるように頑張りたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします。全部が初体験で、自分がどうするのがいいのか悪いのかがわからい状態で歩いてきましたが、乃木坂に入る前は、頑張っている人を遠くで見てる側だったのに、この兼任を通して、支えてくださる方の素晴らしさや、頑張ることの素晴らしさを知ることができて、兼任活動期間は周りの支えてくださるすべてのみなさんへの感謝でいっぱいでした。