堺市教育委員会によると、2015年から夜間定時制で給食指導を担当している男性教諭が、欠席の生徒がいた場合などに出た給食の余りを引き取っていたという。持ち帰ったとされる給食はパン約1000個、牛乳約4200本で、総額は約31万円に上り、男性教諭は全額を堺市教育委員会に返還し、減給3か月の懲戒処分を受けた。
この報道に対して、田村は「余った給食を持って帰った高校教諭が減給処分だって…悪い事なのかな?」と疑問を投稿。「食品ロスが問題になってる昨今…教えるべき事はどうやってロスを無くすかじゃないんですかね?この判断をしてしまった人達の食品ロスに対する意見を聞いてみたい」と食品ロス問題を引き合いに、大切なのはロスを無くす方法なのではないかと持論を展開した。
この田村のツイートに対して、ネットでは「捨てるのであれば、持って帰っていいと思います」「もったいないという思いからやった事であり処罰まですることではない」「給食を作る側の立場としては、少しでも残菜が減ることは嬉しい」という、田村の考えに賛同する意見が見られた。
その一方で、「食品ロスになるから持って帰ってもいいというのは、ただの言い訳のように思える」「給食費は生徒の親が支払っている。許可を貰っていないなら窃盗などの犯罪行為になるのでは」「衛生面で問題があるのでダメなのだと思います。もし食中毒になったら誰が責任を取るのですか?」という、食品ロスと今回の給食の持ち帰りは違う問題だといった意見や、衛生面から見て危険であるという意見も寄せられている。
環境省の「平成28年度推計」によると、日本の食品ロスはおよそ643万トンあり、日本にとって深刻な問題であるのは間違いないが、田村の投げ掛けは状況を変えるきっかけになるだろうか。
記事内の引用について
田村淳の公式ツイッターより
https://twitter.com/atsushilonboo
環境省報道発表資料より
https://www.env.go.jp/index.html