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シネマレビュー「HACHI 約束の犬」

公開中
配給/松竹

 アメリカ東海岸郊外。ベッドリッジ駅に降り立った大学教授のパーカー・ウィルソンは、迷い犬になった秋田犬の子犬と出会う。遠い日本から送られてきたらしい子犬の受取人は現れず、最初は反対していた妻ケイトも折れて、パーカーはこの犬を飼うことにする。首輪についていたタグに刻まれていた漢字から“ハチ”と名づけられた子犬は、パーカーの愛情に包まれて、元気に成長していく。やがてハチは誰に教わることなく、毎朝駅までパーカーを見送り、夕方5時には迎えに行くようになった…。

 日系アメリカ人3世であるプロデューサーのヴィッキー・シゲクニ・ウォンは、日本を訪れた際に知ったハチ公の物語に心を揺さぶられ、映画化を決意した。リチャード・ギア主演。監督はラッセ・ハルストレム。
 パーカーが駅から出てくると、ハチが待っている。そのシーンが何度かある。日本ではとても有名な話だが、観ていると、“帰りを待ってくれている人(犬)がいるのって、いいな”と感じた。
 フジテレビ開局50周年記念作品の一つで、8月8日に公開したかったとのこと。

お勧め度★★☆

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