被害は散々なれど、ネット上では「氏神一番ってそんなに稼いでいたのか」「俺の年収の何十年分だよ」といった声が聞こえてくる。
「氏神は、1989年に『三宅裕司のいかすバンド天国』(通称・イカ天)に出演。1990年には、沢田研二の『TOKIO』をカヴァーした、『お江戸-O・EDO-』でメジャーデビューを果たします。その後のリリースの楽曲も、タイアップがつくなど人気を博しました。90年代なかばは経済的なバブルは崩壊していましたが、音楽業界はもっとも勢いのあった時期ですから、それなりに稼げていたのでしょう」(音楽ライター)
番組でも、最初の詐欺被害であるモツ鍋屋経営話が持ちかけられた時、月収は1000万円を越えていたと語られている。年収ベースでは億単位の金を稼いでいたのだ。
「カブキロックスはその後低迷しますが、ヒット曲もあるため、カラオケで歌われるたびに印税が入ってきます。ミュージシャンにとってはこれが意外な収入となります。THE虎舞竜の高橋ジョージもヒット曲『ロード』関連の収入が現在でも年間1200万円程度はあるそうですから、氏神もまとまった収入を得ているのでしょう」(前出・同)
最近のテレビは「あの人の最高月収」といった企画も多い。今回の詐欺被害告白で、氏神のバラエティ番組出演も増えていきそうだ。