問題となっているのは、漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』と日本赤十字社がコラボしたポスタービジュアル。巨乳キャラのヒロイン・宇崎花が「センパイ! まだ献血未経験なんスか? ひょっとして……注射が怖いんスか〜?」というセリフで献血を呼び掛けるもの。コラボ期間中、一都六県の献血ルームで献血協力者に特製クリアファイルをプレゼントすると告知しており、漫画家のオカヤド氏もこのクリアファイルを手に入れたことを報告している。
しかし、これに対し外国人ツイッターユーザーが「赤十字にがっかりした。過度に性的な宇崎ちゃんを使ってキャンペーンをしている」と困惑した様子でツイートすると、弁護士の太田啓子氏がこれを取り上げ、「本当に無神経だと思います」と糾弾。「なんであえてこういうイラストなのか、もう麻痺してるんでしょうけど公共空間で環境型セクハラしてるようなものですよ」とピシャリ。その後、「とりあえず、日本赤十字社のお問い合わせ に意見を送りました、、、」と問い合わせもしたことを明かした。
このツイートに「女性の気持ちを全然考えてないですよね…」「公共的な団体が掲示する内容ではない」といった賛否の声も挙がっているものの、「若者に献血に来てほしいから、若者に人気のキャラクターを使ったポスターを作ったってだけの話」「露出もないのに、キャラクター書いただけでセクハラっていう言いがかりはどうなのよ…?」「これで若者世代が献血するならいいことじゃん」といった否定的な意見も多く寄せられていた。
太田氏といえば、2018年、VチューバーのキズナアイがNHKの『ノーベル賞まるわかり授業』の解説として採用された際も「このイラストを使う感覚を疑う」と、キズナアイのイラストが性的に強調されたものだとし、NHKが起用することに異を唱え、議論を巻き起こしたことも。しかし、今回は台風19号の被害により日本赤十字社も救護活動を行っている中でのクレームということもあり、「それ今必要なことですか?」「人命救助してる団体に対しそのクレームは少なくともいまは無用」という呆れ声も集まっていた。
キズナアイ問題のように、この騒動も大きくなるのだろうか――。
記事内の引用について
太田啓子氏公式ツイッターより https://twitter.com/katepanda2