と、うそぶく窃盗犯が捕まった。盗品の隠し場所からは、高級クラブのホステスたちが履いていたハイヒールが大量に発見され、捜査員を呆れさせたという。
このハイヒール泥棒、住所不定・無職の容疑者(28)は、豊島区池袋のクラブに侵入して物色中、従業員に見つかり、1月6日、警視庁池袋署に建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕・起訴されていた。
「その後の調べで、容疑者が高級クラブ専門の窃盗犯であることが判明。昨年11月に開店準備中だった銀座の高級クラブに侵入、ホステスの更衣室のロッカーから14足のハイヒールや口紅など(計55万円相当)を盗んだ疑いで1月29日までに同罪で再逮捕されたのです」(全国紙社会部記者)
捜査員が容疑者の契約する杉並区のレンタルルームを捜索したところ、盗品と思われるハイヒールが山積み状態で押し詰められていたという。
「レンタルルームの個室は一畳ほどの広さで、押収されたハイヒールは448足。容疑者は『店で売っている新品には興味はなく、ホステスの履いているものに興味があった』と警察で供述しているそうです」(別の社会部記者)
捜査関係者によれば、容疑者は2年ほど前にこのレンタルルームを自分が宿泊するために契約した。しかし次第に盗品の数が膨れ上がり、寝る場所を確保するのが難しくなったために、レンタルルームは“盗品専用”とし、ここ半年以上はネットカフェを転々としていたという。
「“匂い”のほかに“手触り”や“ヒールの感触”も楽しみだった」と供述しているという容疑者。行き過ぎたフェチの病に付ける薬はない。