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大船渡・佐々木朗希「5年後メジャー挑戦」ドラ1育成法

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提供:週刊実話

 「大谷翔平(25)が5年でメジャー挑戦したので、それが『怪物』の育成に対する一つの指針になっています」(在京球団スタッフ)

 「令和の怪物」こと、大船渡高校3年の佐々木朗希がプロ志望届を提出し、NPB各球団との面談を開始した。去る10月4日に面談した地元東北の楽天・宮越徹スカウトは、「ウチがどうのこうのより、日本球界としてどう育てていくか」と“最大級のエール”を送っている。しかし、これは見方を変えると、日本の各球団は「いずれメジャーへ行く逸材。まともに育てても意味がない」と諦めているかのようだった―。

 「極論になるが、入団から5年間が勝負です。その間に戦力になってもらわないと、球団は『元』が取れませんよ」(同)

 5年で元を取る―。海外FA権で米球界に挑戦するとしても、「5年」という期間が重要視されている。
「一般的に、高卒でプロ入りした選手には『4、5年で一軍戦力へ』という期待をかけます。近年の例では、阪神の藤浪晋太郎は1年目から2桁勝利を収め、大谷も2年目には投打の主軸に成長しました。高卒選手が戦力外を通達されるのも、だいたい4、5年後。それまでに見込みのない選手は切られ、期待の持てる選手は20代半ばで一軍のレギュラークラスに、というプランで、どの球団も育てていました」(スポーツ紙記者)

 「大谷の5年」により、これまでの育成プランは崩れ、主力選手を育てる期間を前倒ししなければならなくなった。特に、メジャー志望を持つ選手、米球界が放っておかない逸材に対しては、早く育て上げ、数年は主軸として活躍してもらわなければならない。

 「佐々木は夏の岩手県予選で故障を防ぐために登板を回避し、U−18ベースボールワールドカップでは血マメを潰しました。つまり、素質はあっても体が全然出来ていないのです。プロの練習にはついていけないと見るべきで、最初の1、2年は基礎体力作りとなるでしょう。直球は速いが、体は出来ていない。相手打者を抑える力があっても、それは真の成長ではないんです。佐々木の育成には他のドラ1よりも時間が掛かりそう」(球界関係者)

 まして、佐々木を故障させたとなれば、日本中の野球ファンからバッシングを浴びるのは言うまでもない。慎重に育成プログラムをこなしていくことになるが、その通りに行けば、一人前になった頃には「メジャー挑戦」となってしまう。

 「将来のメジャー志望に関しては発言が二転三転していますが、佐々木はNPBを経由せず、いきなりメジャーに行く考えは否定しています。とはいえ、各球団ともいずれはメジャーに流出する選手としての1位指名になりそう」(同)

 体力が備わり、ようやく一人前になったところで入札制度を口にされたら“育成損”だ。「指名候補は早熟タイプの選手」――そんな声も漏れ伝わってくる。

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