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中畑監督と落合GMの浅からぬ因縁 ベテラン野手トレード浮上で中日包囲網結成か

 混戦が予想された今年のセ・リーグ。前年Bクラスのヤクルトと中日が序盤から好調なところを見せている。同じく前年Bクラスの中畑DeNAは連敗で失速気味だが、前半戦の主役になりそうだという。
 「DeNAも若手の成長があり好スタートを切れました。筒香がしっかりと4番の役目を果たし、梶谷、関根、さらに新人の倉本も頑張っています。バルディリス、ロペスの両外国人も好調。しかも、両外国人は率先して早出特打ちをやり、中畑監督を喜ばせています」(スポーツ紙記者)

 中畑清監督(61)の表情も輪をかけて明るい。開幕カードでもあった古巣巨人との試合前には読売スタッフとの旧交を温める余裕も見せていた。
 「DeNAの若手成長を受け、他球団はベテランの多村仁志(38)に注目しています。長打率は健在ですが、若手の台頭があり、二軍生活が続いています。中畑監督にその気があるのなら、交換トレードを成立させたいと思っているチームも少なくありません」(球界関係者)

 中畑監督の周辺に人が耐えないのは、そんな水面下での交渉があるからかもしれない。中日、DeNA以外のセ・リーグチームは打線低迷に苦しんでいる。中畑監督はクローザータイプの投手を「あと一枚欲しい」と思っており、パ・リーグ数球団もDeNAとの緊急トレードを模索しているという。そんな中畑監督のご機嫌を伺う良策があるという。それは中日を叩くことだ。
 「中畑監督は落合博満GMとの相性の悪さを痛感しています」(同)

 仲が悪いわけではない。むしろ友好な間柄だが、中畑監督は現役時代から落合GMに“踏み台”にされてきた。
 「中畑監督は選手会長を務めた際に、FA制度を勝ち取った大功労者です。それを行使した第一号は選手会には非協力的な立場だった落合GMでした。中畑監督は驚いていましたね」(同)

 中畑監督は昭和29年生まれだが、落合GM、梨田昌孝氏、真弓明信氏らが結成した『ニッパチ会』に加わっている。昭和28年生まれの彼らが「(中畑監督は)早生まれの同級生だから」と誘ってくれたのだ。中畑監督はそのことに深く感謝し、所属チームは違っても彼らとの友情を大切にしてきた。
 「落合GM、梨田昌孝氏、真弓明信氏は中畑監督よりも先に監督業を経験しました。解説者時代、中畑監督は監督就任の夢を諦めかけ、彼らがコーチとして呼んでくれないと密かに期待していましたが、誰も声を掛けてくれませんでした」(ベテラン記者)

 今季、中畑監督はキャンプ中から若手野手たちの成長を実感し、優勝争いに加わる自信も深めていた。しかし、落合GMがチーム人事を握る谷繁ドラゴンズがその上をいくとは思わなかったらしく、同GMとの“因縁”を痛感したそうだ。
 「今季はセ6球団全てに優勝の可能性がある。そういうときに怖いのがしたたかに戦う中日。もし中日が抜け出すようなら他の5球団はマークして抑えにかかるでしょう」(前出スポーツ紙記者)

 多村を狙うセ・リーグのチームは中畑監督との共闘に成功した暁に「多村が欲しい」と正式交渉を切り出したい模様だ。DeNAはいろいろな意味で注目を集めそうだ。

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