昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」以来のドラマ出演となった綾瀬の「きょうは〜」の初回(10分拡大)視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は14.3%と上々のスタート。
一方、4月期に深夜枠で放送された沢尻の「ファーストクラス」は全話平均視聴率8.0%。わずか1クール、間を開けただけで、プライム帯に昇格しての続編となったが、初回(15分拡大)は8.8%と1ケタ台のスタート。その差は実に5.5ポイントで、「きょうは〜」の圧勝だった。
「きょうは会社休みます。」は彼氏いない歴(処女歴)30年の地味なOL・青石花笑(綾瀬)が、30歳の誕生日に、同じ会社のアルバイトで、9歳年下のイケメン大学生の田之倉悠斗(福士蒼汰)と一夜を過ごし、処女卒業。恋愛経験がないなかで、戸惑いながら初めて男性と付き合うことになるというストーリー。
「ファーストクラス」は前作のファッション雑誌編集部から、今作ではファッションブランド「TATSUKO YANO」に舞台を移し、主人公の吉成ちなみ(沢尻)は新進気鋭のデザイナー。着任したばかりのクリエイティブディレクターの廣木リカ(木村佳乃)、社長の矢野竜子(夏木マリ)ら、ちなみ以外は全員悪女という設定。そのなかで、悪女と闘うちなみの姿を描いた作品。
初回は「きょうは会社休みます。」の圧勝となったが、ドラマは始まったばかり。今後も水曜夜10時の視聴率争いは激しくなりそうだ。
(坂本太郎)