(7)カグラグレイス
先行した前2頭がワン・ツーを決めた前走のデビュー戦…大勢が決した後だったとはいえ、後方から猛然と追い上げた脚は見どころたっぷりだった。実際に上がり3F36秒8はメンバー最速で、出遅れさえなければ間違いなく勝ち負けになっていた。叩き2戦目で上積みは十分。1Fの延長+東京がわりで食指が動く。
《複勝》(7)に3000円
【セントポーリア賞】
(2)メイショウタチマチ
勝負どころで置かれかけた福寿草特別が直線盛り返しての2着。少々チグハグな競馬になったとはいえ、この時期の3歳戦で芝2000メートル2分0秒5はそうは簡単に叩き出せるものではない。窮屈な前走の京都内回りから、広々とした東京にかわるのは、もちろんプラス。中間も意欲的な攻めを見せており、待望の2勝目は目前だ。
《単勝》(2)に全額
【根岸S】
(9)タガノトネール
武蔵野Sはノンコノユメの決め手にハナ差屈したものの、勝ち馬は続くチャンピオンCで銀メダル。それを物差しにしても、相手が一枚落ちるここでは、明らかに格上の存在といえる。パワーに加え、時計勝負にも対応できるスピードも兼備しており、好勝負は必至だ。
(15)モーニン
デビュー以来、<4010>と底割れしていない。充実の4歳を迎え、今年さらなる飛躍が期待される一頭だ。武蔵野S(3着)ではオープンの洗礼を受けた格好だが、好位で脚をためる競馬ができたのは大きな収穫。放牧明けも中間はじっくり乗り込まれており、仕上げにも不安はない。
(1)レッドファルクス
惑星として注目したいのが当馬。体質が弱く使い込めない弱点はあるが、一息入れて立て直した今回は、まさに馬がうなっているような最高の気配。全5勝を挙げているスムーズな左回り、<2011>のダ1400メートルなら、一発があっても不思議ではない。
≪ワイド≫(1)(9)(15)のBOXへ均等に
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
【プロフィール】
元スポーツ紙記者、中央競馬担当。記者時代は北海道シリーズを得意とし、函館記念4年連続万馬券的中の偉業も。現在も厩舎関係者と親交があり、フリーとして執筆活動を行っている。