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岩手・女性水道検針員遺棄事件“6月の花嫁”を葬った前科持ち40歳容疑者の女狂い

 女性が水道メーターの検針作業の仕事に出たまま行方がわからなくなったのは、5月22日の午後だった。地元の警察は翌日に容疑者を割り出して事情聴取を行い、25日午後10時ごろ、供述通りの場所で土中に埋まった女性の遺体を発見した。

 殺害された女性は、岩手県奥州市に住む伊藤友美さん(31)。26日に死体遺棄容疑で逮捕されたのは、同市前沢区に住む渡辺豊容疑者(40)だった。渡辺容疑者は伊藤さんの遺体を自宅から約2キロ離れた山林の土中に埋めたことを認め、殺害についてもおおむね自供しているという。
 「渡辺容疑者がすぐに浮上したのは、伊藤さんの勤務先に残された訪問宅の予定書類に名前があったためです。さらに母親と2人暮らしだった渡辺容疑者は、今年1月に勤めていた運送会社の上司と喧嘩して退社後、近所を通る女子高生に水をかけたり大声で脅すなどの嫌がらせを繰り返し、行動を監視していたからです」(捜査関係者)

 渡辺容疑者は少年時代から乱暴者で、女性絡みの傷害事件なども多数起こし地元では有名人だったという。
 「中学生の時には刃物で女子生徒を脅して少年院行きになっている。家業の農業を手伝う傍ら貨物トラックの運転手をしていたのですが、絶えずトラブルを引き起こしていた。'07年4月には奥州市内のアパートに押し入り、女性(当時27)を強姦しようとしたが、抵抗され、揉み合った際に10日間の怪我を負わせている。この時は現金数万円入りのバッグを奪って逃走を図っていますが、強姦致傷、強盗、住居侵入などの罪に問われ、懲役7年の判決を受けています。これにより6年間服役し、2年前に出所したばかりだったのです」(全国紙社会部記者)

 一方の伊藤さんは、'13年春から現在の水道検針の仕事に就き、真面目な仕事ぶりで定評があったという。
 職場関係者は伊藤さんについてこう話す。
 「仕事もきっちりこなし、明るく誰にでも好かれるタイプ。結婚が決まりとても幸せそうだったのに、こんな事件に巻き込まれるなんて信じられません」
 伊藤さんは6月6日、奥州市内のホテルでの挙式が決まっており、友人によれば、約30人の披露宴への招待客に、一人ひとり手書きの招待状を思いを込めて書いていたのだという。
 幸せの絶頂期だった女性の人生を奪った容疑者の罪は重い。

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