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思いを寄せる女性の自転車のサドルにGPSを付け監視した男を書類送検

 京都府警右京署は10月16日、自転車のサドルにGPS(衛星利用測位システム)機器を取り付け、女性を見張ったとして、ストーカー規制法違反の疑いで、会社員の男(43=同府京都市右京区西院西貝川町)を京都地検に書類送検した。

 送検容疑は、7月5日午前8時45分頃、同市内の女性(当時25歳)方付近で女性を見張り、また8月20日夜、女性の自転車のサドル裏にGPS機器を取り付け、見張るなどの行為をしたとしている。

 同署によると、男は女性が以前勤めていた大型スーパーに客として訪れて好意を抱き、仕事を終えて帰宅する女性の後を付けて自宅を探り当てた。

 そして、女性の行動を監視するため、12年春頃、インターネットで購入した小型GPS(縦5.5センチ、横3センチ、幅1.5センチ)を、強力磁石とともに黒い袋に入れて、サドルの裏に取り付けた。

 GPS機器には通信機能がないため、約1週間後に回収し、行動データをパソコンで確認すると、再び取り付ける行為を繰り返していた。そのデータを参考にして、女性が訪れそうな場所で待ち伏せすることもあった。

 女性は自身の周辺に同じ男が現れることを不審に思うようになり、8月26日、自転車を調べたところ、サドルにGPS機器が取り付けられていることに気づき、同署に相談した。

 警察の調べに対し、男は容疑を認めており、「好意を持ってしまい、女性の行動を知りたかった。一度は取り付け行為をやめたが、恋愛感情を捨てきれず、やめられなかった」などと供述している。

 好きだったのなら、行動監視などせずに、堂々と告白すれば良かったのに…。
(蔵元英二)

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