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東京をテーマにした3人の巨匠によるオムニバス映画が16日公開

 世界の中でもニューヨークに匹敵する大都会・東京。古いものを内包しながらも進化し続けて、止まることを知らない都市だ。その東京をテーマに、3人の巨匠がオムニバス作品に挑戦した。

 まず、「ポンヌフの恋人」で熱狂的ファンを獲得し、「ポーラX」以来、久しぶりにメガホンをとったレオス・カラックス。
 2人目は「エターナル・サンシャイン」でジム・キャリーとケイト・ウィンスレットとの悲しい恋の物語を描いたロマンティストのミシェル・ゴンドリー。そして3人目は「殺人の追憶」や「グエムル 漢江の怪物」で世間をアッと言わせた俊英、ポン・ジュノだ。
 この3人の監督が未来集合体の「TOKYO」を、外国人の視線で描こうというもの。タイトルもそのものズバリ「TOKYO!」。ミシェル・ゴンドリー監督の「インテリア・デザイン」は藤谷文子、加瀬亮主演で、映画監督の彼について上京したものの、自分のアイデンティティーを失い、体に異変が起きる…というもの。レオス・カラックス監督の「メルド」は、ドゥニ・ラヴァン出演。下水溝から奇怪な人物が出没して街を混乱に陥れる。ポン・ジュノ監督の「シェイキング東京」は香川照之、蒼井優ほか。引きこもり男が、ピザ配達人に恋をしてしまい、勇気を振り絞り彼女に会いに行こうとするが…。
 どれもちょっとシュールで印象的な作品ばかり。公開は都内を皮切りに、8月16日から世界先行ロードショー。

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