鬼束といえば、2000年にシングル『シャイン』でデビュー。2枚目の『月光』がドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)の主題歌となりヒットを飛ばす。自ら作詞作曲を手がける天才派の美少女シンガーソングライターとして高い人気を得る。だが、活動は順風満帆には行かなかったようだ。
「本人もインタビューなどで回顧している通り、かなり精神的に不安定な状態にあったようですね。2004年には一旦活動を休止しています。2007年に活動を再開するも、同居する無職男性から殴られ顔面と肋骨を骨折するDV(ドメスティックバイオレンス)被害を受けるなど、トラブル続きでした」(音楽ライター)
さらに、同時期には彼女のキャラクターが恐ろしく変貌してしまう事件も起きた。
「派手なメイクと髪型、ファッションを好んでするようになったのです。清純派の彼女しか知らない世代にとっては、『どうかしちゃった鬼束ちひろ』として話題になりました。さらに、2012年にはツイッターも開始。『あ〜和田アキコ殺してえ』『なんとか紳助も殺してえ』といった書き込みが話題になりました」(前出・同)
時系列からすれば、鬼束が結婚したのは2015年ごろになる。この時期には、前出のパンキッシュモードは若干後退している。現在はコンサートツアーや新作リリースなどをコンスタントに行っているだけに、ある意味では安定した生活を送れているのかもしれない。