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京大工学部の准教授が電車で女性のスカート内を盗撮

 大阪府警曽根崎署は3月18日、電車内で女性のスカートの中を盗撮したとして、府迷惑防止条例違反(盗撮行為)の疑いで、京都大工学部の男性准教授(52=京都府京都市上京区薬師町)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午後2時半頃、阪急宝塚線・十三〜梅田間を走行中の上り電車内で、席に座っていた大阪府の女性(21)のスカートの中を、タブレット端末のカメラ機能を使って盗撮したとしている。

 同署によると、准教授はリュックサックのポケットに動画撮影機能を起動した端末を差し込み、リュックを手に持ち、女性の前に立ってレンズを向けていた。

 准教授の動作を不審に思った乗り合わせた男性客が梅田駅に到着した際、声を掛け、駅員が110番通報した。

 警察の調べに対し、准教授は容疑を認めており、「犯罪と分かっていたが盗撮してしまった」と供述している。

 タブレット端末には、この女性を盗撮したとみられる動画の他にも、別の女性の下半身を撮った動画も記録されており、余罪を調べている。

 この男は86年、早稲田大教育学部理学科を卒業。88年、同大理工学研究科資源及び材料工学専攻修士課程を修了し、工学修士号を授与され、93年に同大より博士(工学)を取得。その後、01年に京都大大学院工学研究科助手となり、11年より同大大学院工学研究科准教授を務めていた。専門は地殻環境工学。

 あと少しがんばれば、教授になれる地位まで上り詰めたのに、盗撮行為で人生を台無しにしてしまうとは…。

(蔵元英二)

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