「前々クールに放送されていた『今日から俺は!!』(’18年10月〜)の初回視聴率は9.8%。『3年A組−今から皆さんは、人質です−』(’19年1月〜)の初回は10・2%で、最終回は15・4%と近年稀にみる高視聴率をマークした。当然、日テレは固定客がいると想定していたんです。どんなにダメでも10%台はなんとかなると…」(ドラマ関係者)
ちなみに主役の2人の気になるギャラだが…。
「原田が1本当たり150万円〜。田中が200万円〜。日テレにしてみれば、よく出した方だと思います。そもそも、このギャラを毎週、2クール、計22本分支払わなければならないんです。今回の視聴率だったら、半分以下が妥当ですよ」(同)
固定客が確実についていたはずの日テレ日曜ドラマ枠。なぜ、視聴率を急落させてしまったのか?
「ドラマにリアリティーが全くないんです。この世の中に交換殺人なんてありえない。フィクションにしても、あまりに構成が雑すぎて感情移入なんてできやしません。初回が8%ということは、これから確実に数字を落としていくはず」(制作会社プロデューサー)
ここまで叩かれるドラマの内容は、15歳の年の差新婚夫婦、菜奈(原田)と夫・翔太(田中)が購入したマンションの住民会で、交換殺人に巻き込まれるというもの。確かにトンデモ話の展開になっているのだ。
「制作スタッフは上層部に対し、『あと2回見てほしい』と懇願したそうです。ドラマが初回勝負だということを、今一つ理解していないようですね」(前出・ドラマ関係者)
視聴率低迷が続けばスポンサー離れが加速。いずれは日曜ドラマ枠の廃止にも発展しかねない状況だけに、深刻な問題だ。