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ピンチが続くキムタク 次の一手は舞台俳優

 昨年末に解散した国民的グループ、SMAP。解散後は各元メンバーの動向に注目が集まっているが、そんな中でも、特にキムタクこと木村拓哉が話題になることが多い。

 SMAP解散後は、俳優一本で芸能界で生き残る決意をしたというキムタク。現在放送中の主演作、「A LIFE〜愛しき人〜」(TBS)は、一定の視聴率は確保しており、まずまず合格点。確かに昨今では、まれにみる大がかりな予算と、実力派の俳優陣をそろえているため、キムタクだけの功績とはいえないものの、主演の力も評価しないわけにはいかないだろう。しかし問題がないわけではない。

 「やはり、あのワンパターンの“キムタク演技”から脱却できていないことは大きいでしょう。視聴率は合格点であるものの、キムタク自身に及第点はつけられない」(業界関係者)

 SMAP解散騒動では、世間から圧倒的に“悪者”や“戦犯”と見られていてしまったキムタクだが、俳優業の方でもピンチは続いていることは間違いないようだ。そこでなんとか現状を打開したいと策を練る中、原点回帰となる“舞台”での挑戦を考えているようだ。

 1989年にキムタクは「盲導犬」という舞台に出演した。この舞台の演出家は厳しい指導で有名な蜷川幸雄。もちろん、キムタクにも厳しい演技指導が連日続き、若き日のキムタクの頭髪の一部がごっそり白髪になるほどだったという。しかし、蜷川との出会いは、その後のキムタクの人生に大きく影響を与えたようだ。最近になってキムタクは、自身のラジオ番組で、「蜷川幸雄と出会えなければ仕事を続けていない」「それまでは仕事をなめていた」などと振り返っている。

 さらに、所属事務所の意向も大きいという。

 「そもそもジャニーズ事務所は舞台で活躍する俳優がもっとも評価される。今ならタッキー(滝沢秀明)やキンキの堂本光一でしょう。キムタクも俳優として事務所に認められるためには、舞台に本格参戦する必要がある」

 近いうちに、舞台でキムタクをみる日が来るかもしれない。

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