警視庁少年育成課は4月30日までに、少女が18歳未満であることを知りながら、現金を払う約束をして、わいせつな行為をしたとして、児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、人材派遣会社社員・大橋直昭容疑者(42=東京都品川区)を逮捕した。
逮捕容疑は、11年8月、東京都台東区のホテルで、当時17歳の高校3年の女子生徒に、「援助交際で7万円、撮影に協力してくれたら30万円渡す」と持ち掛け、みだらな行為をして撮影した疑いがもたれている。
同課によると、大橋容疑者はホテルから出た後、「おカネを取ってくる」と言い残し、そのまま逃走した。
大橋容疑者は調べに対して、「撮影すると興奮した。売春がばれるから、少女は警察に届け出ないと思った」と容疑を認めている。
自宅からは、14〜17歳の22人の少女を含む、60人以上の女性とのわいせつな行為を撮影したビデオテープが62本も押収された。大橋容疑者は「100人以上の女性と買春し、数十人に約束したカネを払っていない」と供述しており、同課では同法違反(児童ポルノ製造)容疑でも追送検する方針。
また、同課では10年以上前から、20人以上の少女を相手に買春を繰り返していたとみて、余罪を調べている。
流行の言葉でいうのなら“下衆の極み”と言ったところか。
(蔵元英二)