テレビ部門の個人賞を受賞したのは俳優の菅田将暉。金曜ナイトドラマ『dele』(テレビ朝日)、『菅田将暉TV』(NHK)、『3年A組−今から皆さんは、人質です−』(日本テレビ)での演技が評価されたという。
この式に登壇した菅田は、それぞれの番組について、「『菅田将暉TV』は、自分の名を冠にした番組がフューチャーされるのは恥ずかしい」「『dele』は山田(孝之)さんとのバディで楽しかった」「『3年A組』は、先生を演じたい、という思いがあったのと、今ドラマを作る上で伝えたい哲学みたいなものをプロデューサーと共有できたので、このドラマを作ろうということになりました」などと話した。
会場で、『3年A組』で共演した永野芽郁から「焼き肉に連れてって」というメッセージ動画が流されると、菅田は「結局メシか! ごはん大好きで、連れて行くと懐いてくれるんです。餌付けです」と、笑いながらプライベートでも親交があることを明かす。
一方で、永野との共演については、「僕らはお芝居という嘘をついているわけですけど、脚本上では単なるイメージだったものが、現場で“対生きてる人”になると演技を超えた本当の何かに変わる瞬間がある。特に芽郁ちゃんとのシーンは、“本物になった”と思う瞬間が多かったです。すごく愛おしい現場でした」と、確かな手応えを感じたようだ。
『3年A組』は初回放送から徐々に視聴率を上げていき、最終回では15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録している。