ナオミのほかにもクリスティー・ターリントン、リンダ・エヴァンジェリスタ、クラウディア・シファーら有名スーパーモデル達を担当の経験のあるキャロルによると、現在のモデルエージェンシーは、90年代初頭に流行ったようなスキニーなモデルではなく、スタイルが良く、かつ健康的で女性らしさを程よく備えたモデルを求めているという。
「この業界は変貌したわ。今の私達は、胸の大きな女の子を探しているの。それって10年前では考えられなかったことよ。ここ2年くらいの最大の傾向として、Dカップであることね。でも、もちろんすごくスタイルが良くないとダメよ。私達は最近、モデル達と栄養について話し合っているし、専用のトレーナーをつけるようにしている。話すことさえも変わったわ。10年前は『食べちゃダメ!』ばっかりだったもの」
またキャロルは、モデルとして活躍するにはかなりの努力を必要とし、一般人が考えるほどラクではないと、デイリー・メール紙に語った。
「3か国語話すモデルも知っているわ。世界を見るんだし、知的であることも必要よ。スーパーマーケットで働くよりは良いんじゃないの。いろいろな素晴らしい経験が出来るからよ。でも、私はモデルたちに、成功するにはオリンピック選手のように健康なカラダが必要だと言い聞かせているの。ニューヨークのショーのあとには、疲労困憊して泣き崩れるモデルもいるんだから。ロンドンでは、知られているデザイナーだと、1回のショーにつき1人370ポンド(約4.9万円)、新進デザイナーだと1人100ポンド(1.3万円)くらいがギャラの相場よ」