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毎場所選考が行われる「三賞」 各賞の現役最多受賞力士とは?

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 関脇以下の力士を対象に、毎場所選考が行われる三賞。高評価を得た力士には、「殊勲賞」、「敢闘賞」、「技能賞」の各賞がそれぞれ贈られている。

 相撲内容が求められるだけでなく、「勝てば受賞」といった条件が付けられることもある三賞。決して一筋縄ではいかないそのタイトルを、最も多く獲得している現役力士とは一体誰なのか。それぞれの部門における最多受賞者を以下に見ていこう。

■殊勲賞:豪栄道(5回)
 初めて殊勲賞を獲得したのは、番付が関脇だった2012年5月場所。数字は「8勝7敗」と凡庸だが、内容面は1横綱3大関(白鵬・把瑠都・琴奨菊・琴欧洲)を撃破するなど出色の出来であった。

 その後、豪栄道は新大関(2014年9月場所)となるまでに殊勲賞を4回獲得。特に大関昇進前の直近3場所では、その全てで同賞を受賞するなど“無双状態”であった。

■敢闘賞:栃ノ心(6回)
 右膝の大けがを乗り越え大関の座を掴んだ栃ノ心は、アクシデント以前に3度の敢闘賞を受賞。また、返り入幕となった2014年11月場所を皮切りに、復活以降も3回同賞を手中に収めている。

 先の春場所で「7勝8敗」と負け越し、関脇から再起を図る5月場所。10勝以上で大関復帰となるが、場合によってはその数字が「6回→7回」へと更新される可能性も出てくるかもしれない。

■技能賞:鶴竜(7回)
 鶴竜の武器といえるのは、巻き替えからのもろ差しを筆頭とした豊富な取り口。なかなか克服できない引き癖が玉に瑕だが、組んでも離れてもそれ相応に相撲を展開する引き出しを持っている。

 こうした技巧派の相撲が評価された結果、鶴竜は大関昇進(2012年3月場所)までに技能賞を7度も獲得。ちなみに、これは“土俵際の魔術師”とも称される業師・安美錦(6回)よりも多い数である。

 以上が、三賞各賞における現役最多獲得力士たちだ。ちなみに、三賞各賞にはそれぞれ200万円の賞金が設定されており、“副収入”もなかなか実りあるものとなっている。

文 / 柴田雅人

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