京都府警鴨川東署に勤務する鳥居勘三郎(渡瀬恒彦)は、刑事だったが今は資料課の警部。性格はトボケているが、記憶力は抜群の通称「おみやさん」。部下の七尾洋子(櫻井淳子)とともに、今起こっている事件から迷宮入りした事件を解決していく。全体的に昭和っぽくて古いんだけど、おやじ狩りとか、ディトレードとか、いろいろ頑張って平成っぽく見せてるわ。それに、毎回ゲストも何だかスゴイ、顔わすれちゃってた人(湯江健幸とか)、しばらく見なかった人(石田えりとか遠藤久美子とか)がザクザク出てくるの。特撮ヒーロー出身者が多いのもテレ朝ならではね。
やっぱりしばらく見なかったとよた真帆がゲストだった第5話は…。
ダメ夫の勇(湯江健幸→ハーフポテトな俺たち)とつぶれそうな焼肉店を営んでいる木下玲子(とよた真帆→昔○○○とつきあってた)は、かつて坂本(高橋光臣→轟轟戦隊ボウケンジャーのボウケンレッド)と、里中(小川信行→仮面ライダークウガでバッタ種怪人の人間体役を2回も演じた)という若者と3人で結成したデイトレードグループ“オリオンの会”で株価を不正に操作し儲けていた。しかし、数年後に坂本の死体が発見され、おみやさんの推理が光る…。途中、ラーメン屋台店主・姫野達夫(梅沢富美男)という男が出てきてガチャガチャはやしたて、話がわかりづらくなる。女形じゃない梅沢富美男なんかわざわざ出さなくてもいいのに。でも、なんとなく事件解決。さすがテレ朝、盛り込みすぎぐらいがちょうどいいのかも。
ラストに流れる曲が、最近復活した安全地帯の「オレンジ」。とてもいい曲で、このシングルCDには「恋の予感」の2010ヴァージョンも入っているという、サービスの良さなんだけど、どうしても空港でバブル青田の肩を抱く玉置浩二の姿や、“まりえさん”の顔が浮かんでしまい、ドラマの後味が悪くなる。話題にはなってるけど、このチョイス「おみやさん」的にはどうだったのかしら?(チャッピー)