◎グランデッツァ
安田記念で推したグランデッツァを再度。極端な道悪だった上、最内枠が災いして最も馬場の悪いインに終始閉じ込められた道中…不完全燃焼のままレースを終えた印象が強い。
一年半以上の休養を経て復活の勝利を挙げたグランだが、3歳春までは同世代を引っ張ってきたトップクラスの一頭。安田記念のダメージも少なく、この中間もすこぶる順調。走り慣れた中距離戦のペースなら前走からの巻き返しは必至。自身の57.5キロは全く問題ないし、軽ハンデの馬はいるものの本来のパフォーマンスを発揮すればV最有力だ。
鳴尾記念で通算6度目の重賞2着を記録したアドマイヤタイシ。重賞級の力は間違いなくあるのだが、ゴール直前での切れ味負けするのがいつもの惜敗パターン。その点、力の要る函館の芝はプラスに働くかもしれない。
51キロでの出走となる3歳牝馬バウンスシャッセも魅力。有力どころと5〜7キロの斤量差があれば、古馬相手でも十分にやれそうな感じはある。同世代の牡馬相手の皐月賞が0.7秒差であり、牝馬同士のオークスは0.1秒差3着。GIでこれだけやれれば通用して不思議ない。
【馬連】流し(13)軸→(4)(12)(14)(16)
【3連単】フォーメーション(13)→(14)(16)→(4)(12)(14)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。