注目すべきはその求刑であろう。裁判の判決は求刑より軽い量が言い渡されるのが相場である。1年6か月の求刑となれば、それ以下となり、かなり軽い印象を受ける。もちろん起訴されているため、このまま無罪放免とは行かないだろうが、懲役の年月が少なければ、その分、執行猶予期間も短くなるものと見られる。
「今回は、初犯の逮捕に加えて、薬物の入手経路などを包み隠さず供述している点や、妻が離婚せず瀧被告を支えると明言している点が好意的に評価されたといえるでしょう。さらに、近年は薬物関連の犯罪は、懲罰的な刑を加えるよりも、薬物中毒がひとつの病気であり、社会復帰へ向けた治療が必要という考え方にシフトしつつあります。瀧被告も保釈後は入院して治療を受けていますので、そうした部分も評価されたのでしょう」(業界関係者)
瀧被告は、18日に執行猶予付きの有罪判決を受ける可能性が高い。そこで気になるのは、どのタイミングでの活動復帰があるかという点であろう。
「やはり、7月の『フジロックフェスティバル』には注目でしょうね。当初、電気グルーヴは最終日の28日に出演を予定していましたが、瀧被告の逮捕を受けて出演が取り止めとなっていました。しかし、石野卓球単独の出演が発表されています。この場に、瀧被告が乱入といった可能性は十分ありそうですね」(前出・同)
瀧被告の逮捕を受けて、出演していたNHK大河ドラマ『いだてん』は代役を立てるなど、関係者は対応に追われた。一方で、瀧被告が出演する『麻雀放浪記2020』は現在公開中だ。音楽なのか俳優なのかはわからないが、どのタイミングで、どの仕事に復帰するのかについては注目を集めそうだ。