さすがに業を煮やした安置所側が、この日はリンジーにお引き取りを願っていた。
翌日21日、昨日の遅刻を帳消しにしようと安置所のスタッフ全員へ配るカップケーキを注文したリンジー。しかし、リンジーのセコい心遣いも、アシスタント・チーフ検死官のエド・ウインター氏にあえなく拒否された。
「受け入れられません。我々は食品をいただくために、ここにいるわけではありません」とウインター氏は語った。
リンジーの弁護団は、この件に対して、「リンジーが昨日の誤解に関して、彼女の反省からの善意が受けてもらえなかったことは、残念です」とコメントした。
なお、この日のリンジーの奉仕作業は、たいへん上出来で、トラブルもなく無事に終わったという。
またリンジーの母、ディナがリンジーについての告白本を書くことを聞いたリンジーの父であり、またディナの別れた夫のマイケルは激怒。
「恥を知れ、ディナよ!」「リンジーは10歳の時に、ディナはリンジーの生涯活動から20%ものコミッションをもらうことが出来る契約をしているはずだ。それでも充分じゃないだって? 本を書くって? 暴露するのかい?」
11月2日に行われる再審理でのリンジーへの取り計らいに、今から注目が集まっている。