「第2部の紅組トップバッターとして出場したのが彼女たち5人でした。それまで30%台で推移していた視聴率が、一気に40.6%に跳ね上がり、その勢いを番組終了まで持続させましたから、かなりの貢献度があったということです」(女性誌記者)
『ももクロ』は路上ライブ活動からスタートし、無名時代は「全国ツアー24カ所を車中泊で強行した」という逸話もある。そんな努力が実って紅白初出場となったわけだが、今回の“勝因”はそれだけではなかった。
「2曲のメドレーで歌ったのですが、そのうち1曲の“自己紹介”の歌詞に、脱退したメンバー(早見あかり)の名前も入っていました。これにファンは興味津々だったようです」(アイドルウオッチャー)
彼女たちは6人でメジャーデビュー。その脱退したメンバーの名前も歌い、最後の決めポーズも6人時代のものだった。ネット上でも、「辞めたメンバーを思いやった最高の演出」とファンが盛り上がっていた。オジサンたちにはわからない世界観だが、こんな情報も聞かれる。
「昨年のNHKは、朝ドラや夜のドラマは好調でしたが、大河ドラマで大コケし、今年スタートの『八重の桜』に命運を懸けています。同時に音楽芸能部門の強化は近年の課題で、上層部も紅白の功労者となった『ももクロ』に注目しています。今年は起用しまくるのでは」(前出・女性誌記者)
高校生のいる『ももクロ』は「週末アイドル」を自称しているが、今年は平日もNHKに拘束されそうだ。