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「1円パチンコ」ブーム到来の裏事情

 パチンコの射倖性が高まる中、まさか!の1円パチンコブームが到来した。従来4円だった貸玉料は75%オフの1円で、軍資金の少ないファンでも勝負できる。ブームの裏側を追跡した。
 1玉4円で借りて遊ぶのがパチンコ。これを1円で借りられるわけだからファンにはお得だ。しかし、ホール経営はそれで成り立つのだろうか?

 業界誌関係者は「パチンコ業界のデノミ(通貨単位切り下げ)ですよ。ホール側は4円で貸して2〜3円で買い取ればもうかるけど、4円で買い取るならば1円で貸して1円で買い取っても変わらない。一部大手チェーンを除くホールはどこも経営が苦しいのが実情で、ファン離れを引き止める“最後の切り札”をいよいよ切らざるを得なくなった」と解説する。
 ひと昔前なら換金率2.5円が相場だったが、最近は3店方式(景品買取業者が現金交換)による高換金率店や等価交換店が増えた。換金率インフレ(物価上昇)の背景には、あくまで大もうけしたいファンと、当局の“指導”により機種のギャンブル性を抑える内規改正を繰り返した業界サイドのいたちごっこがある。CR機導入以降、1台あたりの値段は跳ね上がり、新機種入れ替えも激しくなった。ホールの出費は相当なものになっているという。
 前出の関係者は「ローリスク・ローリターンの遊戯性にギャンブル志向の強いファンがどこまでついてこれるかが、今後の業界動向を占うことになるでしょう」と話している。

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