「当時の彼は、なぜか私のレシートを欲しがる人でした。いつも私はコンビニなどで受け取らないのですが、彼のためにちゃんと貰って、財布に貯めていましたね。それで会ったときにまとめて渡す感じです。なぜ、レシートなんかが必要なのかと彼に尋ねると、『舞の買ったものを知ることで、さらに舞のことがわかるから嬉しい』とか言ってましたね。その時は変わった人だなと思いました」
「レシートぐらいで喜んでくれるなら」と、舞さんはしばらくレシートを渡し続けた。しかしある時、ドン引きする事態が起きたという。
「ある日、彼から『トイレでした“大”を流さずに見せてほしい』と、申し訳なさそうに頼まれました。私が驚いて『なぜ?』と聞いても、また、『舞の全てが知りたいから』としか言わないんですよね。もちろん断りましたけど、どうやらレシートも、私の食べたものから排泄物を想像して補完してたみたいです。この時の出来事はさすがにドン引きしました」
いくら好意があるとはいえ、度を過ぎた要求は引かれてしまうようだ。
写真・ben_osteen