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栃木・段ボール死体遺棄事件の闇

 栃木県佐野市仙波町の県道202号線北側斜面で、遺体が入った段ボール箱を通りがかった会社作業員が発見したのは8月4日。司法解剖の結果、遺体の外傷はなく死因は特定できなかったが、歯型と指紋から家出人捜索願が出ていた埼玉県北本市出身の白津佳奈さん(16)と判明した。
 「翌5日の夜、警視庁新宿署に住所不定の無職、岩崎春敏容疑者(45)が自首し、事件は一気に動き出しました。さらに、闇サイトを通じて“産廃処理”の名目で遺体入りの段ボールの廃棄を依頼した住所不詳の無職、栗林亨容疑者(30)が重要参考人として浮上したのです」(捜査関係者)

 全国指名手配された栗林容疑者は12日、友人と東武鉄道大宮公園駅前で待ち合わせしていたところを身柄確保され、死体遺棄容疑で逮捕された。
 「栗林容疑者は埼玉県越谷市で“連絡先”としてアパートを契約、そこで数カ月間、白津さんと一緒に生活していたとみられます。警察が家宅捜索したところ、白津さんのものと思われる下着や洋服、靴、アクセサリーなどが見つかったのです」(地元紙記者)

 白津さんは、友人によれば「友人関係のもつれから不登校になり、上尾市にある児童自立支援施設に入っていた」という。しかし14歳の時に施設を飛び出し、行方がわからなくなっていた。
 「栗林容疑者の供述によれば、白津さんとは数カ月前に大宮市内の飲食店で知り合ったといいます。遺棄された段ボール箱の中に残されたピアスなどのアクセサリーはどれも高価なものばかりで、その働いている間に手に入れたのでしょう」(前出・記者)

 栗林容疑者は大阪出身で、仲間には最近、ナンパした若い女の子を連れ回すのが趣味の遊び人と見られていたという。
 最悪の結末となった。

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