CLOSE
トップ > スポーツ > 阪神・西岡復帰で大コンバート

阪神・西岡復帰で大コンバート

 阪神に難題だ。
 故障していた正二塁手・西岡剛が帰ってくる。ペナントレース再開の6月27日が復帰戦として有力視されているが、守備陣は大改造されることになりそうだ。
 「代役二塁手の上本博紀はリーグベスト10に入る高打率を残している。絶対に外せない」(在阪記者)

 和田豊監督も上本の打撃を買っており、西岡復帰後は三塁にコンバートするという。しかし、現三塁手は同じく打撃好調の今成亮太がいる。和田監督は“元・四番”の新井貴浩にもチャンスを与えたいとし、この時点で『スタメン三塁』は上本、今成、新井貴の3人。今成は外野も守れるが、マートン、大和、緒方、柴田、俊介、福留がいる。
 「マートンと大和は外せない。福留は不振だが、実績のあるベテランなので、ある程度我慢して使ってやらないと本来の調子を取り戻せない」(同・記者)

 しかも、上本-大和の1、2番コンビは出塁率も高く、西岡をどの打順で使うかも思案のしどころだ。今成を『代打の切り札』に回す選択肢もあるが、そうなった場合、新井貴の働き場所は完全に喪失する。また「福留を我慢して使う」選択をした場合の今成の使い方だが、「捕手に再コンバートすればいい」(関係者)なんて声も聞こえてきた。

 二塁・西岡、三塁・上本、捕手・今成。阪神打線の破壊力は相当なものになるが、一塁・ゴメス、遊撃手・鳥谷、左翼・マートン以外は全て流動的な守備陣となってしまう。シーズン中、それもこれだけ大規模なコンバートとなれば前代未聞だ。
 「阪神の魅力は打撃。守備に関してはファンも目をつむるんじゃないか…」(同)

 阪神にとって西岡の復帰は喜ばしい反面、ポジション重複の無駄な補強をやってきたことが露呈されかねない。

スポーツ→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

スポーツ→

もっと見る→

注目タグ