◎デニムアンドルビー
○ローブティサージュ
▲スマートレイアー
△メイショウマンボ
△エバーブロッサム
△トーセンソレイユ
ローズSでは、出遅れた上に外をブン回して前にいる馬たちをまとめて差し切る痛快な競馬をみせたデニムアンドルビー。世代トップクラスの潜在能力であることは疑いようがない。
しかしながら、不安視されているのが阪神外回りから京都内回りへ舞台が替わる点。開幕2週目で先行馬有利の馬場に加え、直線も大幅に短くなるのは、出遅れ癖のあるデニムには明らかに不利。1番人気必至なだけに、このマイナス材料を嫌って馬券から外すのも一つの手かもしれない。デニムが消えれば配当の妙味はぐ〜んと高まる。そうは思いながらも、オークスで手痛い損害を被った当方としては、意地でもデニムで回収したく同馬本命で立ち向かう。
不安払拭の拠りどころは名手・内田博騎手の手腕。彼が前走と同じ競馬をするはずはない。デニムの「出遅れ」を想定した上で、そのマイナスを補うような+αの騎乗で勝利に導いてくれると信じる。
差し馬に有利な展開だった道悪のローズSで、先行馬総崩れの中0.4秒差6着に踏ん張ったローブティサージュ。さすがは2歳女王、底力がある。◎にはマイナスな舞台設定も、この馬にはプラス材料。外枠からの発走にはなるが、ソツなく乗れるようなら勝ち負けに加わってくるかもしれない。
追い切りで絶好調と思わせる動きをみせたスマートレイアーも圏内か。一線級との手合わせはないものの、4月のデビューから4戦3勝、底を見せていない素質は魅力十分。遅れてきた大物がいよいよヴェールを脱ぐ。
【馬単】流し(14)軸→(1)(7)(12)(16)(17)
【3連単】フォーメーション(14)→(1)(17)→(1)(7)(12)(16)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。