4回ものオスカー候補になっているジュリアンだが、ハリウッドでブレイクする気などさらさらなく、実は医者になりたかったと語った。
「女優になろうなんて、これっぽっちも思わなかったわ。放課後にチョコっと演技していただけよ。そのときの先生が、『ねえ、あなただったら出来るんじゃないの』って、私が通えるような演劇部のある学校の資料をくれたの」「で、考えてから…OKってね。当時はメリル・ストリープがいつも雑誌のカバーだったくらい人気だったのよ。映画と同じくらいに舞台での活躍していた彼女の仕事ぶりに魅せられて、父にこんなことを言ったのを憶えているわ。『ねえ、この人のコト知っている? 女優なのよ!』ってね」「私の元々のプランは医者になることだったの。今でも考えるときがあるけどね。『なぜ、医者じゃなかったの? たくさんの人々を助けたかったのに』みたいな」
医学の道に進まなかったジュリアンだが、“セイブ・ザ・チルドレン”のアメリカ代表など様々な慈善事業を通じて、人々を助ける事が出来て感慨深く感じているようだ。
「私は両親、教育、機会にほんとうに恵まれていたわ。生まれながらにして、困難な状況下にある人がいるという避けられないコトがあるわ。私は、そんな人を助けたし、義務があると感じているの。だって、みんな同じ世界に住んでいるんだもの」
またジュリアンは、1950年代のスタイルが大嫌いらしい。
ブルガリ・ジュエリーの広告塔のジュリア、体型がフィフティーズのスタイルに似合わないために、セブンティーズを好むらしい。
「私は50'Sの洋服が好きじゃないの。映画の中やランウェイで着たりするけど、女性らしさを強調したウエストみたいのに『ヤだっ!』って思うの」「私はウエストのカーブがないから、自分が着るコトは大嫌い。私って、上から下までストレートなんだもん」
「ライフ誌に載っていたある長い髪の女の子の写真を覚えているわ。ジーパンにノーメイクで、髪の毛もすごくラフな感じで。世界で最も美しい女の子だと思ったの。すごく70'Sを感じたわ。それが私の心にずっと残っているの」
50歳にしては透き通るような肌でナチュラルビューティーのジュリアン、日差しを浴びないことが美肌を保つ秘訣だと考えている。
「知り合いの若い女の子たち全員に言っていることだけど、太陽は厳禁!」「私が小さい頃はSPFなんて言葉はまだなかったけれど、私の家族は3時を過ぎまでにビーチに行くことはなかったし、45分間しかいなかったわ。今は常に日焼け止めを塗って、道でも日陰しか歩かないの」