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オワコンじゃなかった!実はスゴいプロ野球中継の視聴率と観客動員数

 今年のプロ野球日本一を決定する日本シリーズが開幕し、野球ファンを中心に盛り上がっている。

 試合は初戦が2対2の同点で引き分け、2戦目は5対1で広島が快勝した。

 初戦の平均視聴率は12.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)で、瞬間最高視聴率は午後11時3分の17.5%。第2戦は平均9.8%で、瞬間最高は午後7時33分の13.3%だった。

 過去には1978年のヤクルト対阪急(第7戦)で、45.6%という驚異的な数字を記録したこともある日本シリーズだけに、今回の数字を見たネット民からは「すでに野球はオワコン」「野球死亡確認しました」「女子バレーと大して変わらんとは…」などと、いずれも手厳しい意見が広がっている。

 「確かに数字だけを見ると少々物足りなさを感じますが、中継した局からみれば、想定通りだったんじゃないでしょうか。今や野球中継のみならず、ドラマやバラエティーでも15%超えは珍しい。4年に1度の『W杯サッカー』などは特別なお祭り騒ぎですから、同列に考えてはいけません。去る10月25日にTBS系で生中継された『プロ野球ドラフト会議2018』は、午後4時50分からの放送開始だったにもかかわらず、平均視聴率14.2%を記録。野球はオワコンではありませんよ」(スポーツ紙記者)

 しかも今年の対戦は広島対ソフトバンクで、いずれも本拠地は広島、福岡ということから、「関東地区で10%は御の字」(関係者)との声もある。

 「子どもたちの人気スポーツがサッカーであることからも、ネット上では“野球=オワコン”が当たり前のように言われていますが、テレビを見る中心層は中高年以上ですから、むしろ野球の方が数字が取れるコンテンツ。また、最近のプロ野球は地域密着型ですから、地元のファン熱は昔よりも高くなっています。実際、今回の日本シリーズの中継で、広島の視聴率は初戦49.8%、第2戦47.8%と驚異的な数字。34年ぶりの日本一が決定する瞬間ともなれば、60%超えもあるでしょう」(同・記者)

 今年は天候不順が続いたが、プロ野球の観客動員は前年よりも41万1256人多い、2555万719人だった。これは観客動員が実数発表となった2005年以前も含めて、史上最多。若者の野球人口が急減している中で、観客数は拡大を続けていることになる。

 今後、日本シリーズの勝敗がもつれるようなことになれば、さらなる視聴率アップの可能性もある。野球人気はまだまだ衰えていないのだ。

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