「流出した個人情報は3万件とも4万件ともいわれています。中でも、被害者たちにとって一番頭を悩ませる事になったのが“書き込み履歴”。なぜなら履歴と個人情報を合わせれば、誰がどんな書き込みを行っていたのかが丸ハダカになってしまうからです」(ウェブライター)
流出が発覚して間もない8月27日、ライトノベル作家の杉井光さんが公式ホームページでこう謝罪。自身の作品を褒める自作自演書き込みのみならず、別の作家への批判的なものや、出版社への悪口も発見されてしまったのである。
さらに、ウェブサイトの閉鎖に至るケースも発生。2ちゃんねるの記事をピックアップして掲載するいわゆる「まとめサイト」の管理人が、過去に誹謗中傷や他サイトの荒らし行為などを行っていたことが発覚したのだという。
「この騒動で、人間のダークサイドを垣間見てしまった気分です。他にも、官公庁や政治家による会員登録の疑惑も浮上していますし、メールアドレスから大学教授もいるのでは、とも囁かれている。また社員が会社の悪口を書いていた事が発覚して問題になっているなんて話も。今回の流出で人生が変わってしまった人もいるでしょうね」(同)
匿名をかさに他人を非難したことを考えれば自業自得だが、果たしていつ収束するのか。