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トップの座を巡る熾烈な攻防 プロ野球“セ弱”で監督総入れ替え! 仁義なきベンチ裏マル秘レポート(1)

 前半戦を折り返し、セ・リーグは7月22日時点での『6球団の観客動員数』を発表した。
 伸び率トップはDeNAで、リーグ全体でも前年比6.6%増だったのに対し、唯一、巨人だけが観客数を減らしてしまった。「4万人強」の1試合平均は12球団トップだが、わずかながら“お客が減った”事実は、原辰徳監督(57)の今後にも大きな影響を与えそうだ。

 上半期の観客動員数が発表される1週間前、原監督はペナントレースの中間報告で読売新聞・東京本社を訪れた。迎えたのは渡辺恒雄主筆と白石興二郎オーナーだった。
 「巨人の優勝とは、日本シリーズでの勝利を指します。勝率5割ラインをウロウロする現状が続けば、新監督招聘となる。それより深刻なのが、観客動員数が落ちていることなのです」(ベテラン記者)

 巨人は観客数ダウンの分析を内々に行ったという。
 「安定した人気を保っているのは広島だが、巨人のライバルは阪神、中日であり、広島戦はあまり盛り上がらない」(球界関係者)

 そこで着目されたのが、チームOBのDeNA・中畑清監督(61)である。
 「中畑監督と巨人スタッフは今も仲が良く、試合前もグラウンド上で談話している」(担当記者)

 中畑監督はいち早く、来季の続投が内定している。その中畑監督と原監督は、かつて巨人の4番を争った仲。経営陣は改めて両者のライバル関係を煽り、対DeNA戦の観客数を上げていこうと目論んでいるという。
 着眼点は良いが、それなら今季で任期満了のはずの原監督も続投なのだろうか? 
 「本命(松井秀喜氏)が良い返事をしない以上、続投の可能性が高い」(同)

 しかし、対DeNAと同じ根拠で、こんな話も聞こえてくるのだ。
 「中畑監督の“24番”を継承した高橋由伸がいます。川相昌弘ヘッドコーチが全面的に支える体制なら、兼任監督でもイケるのではないか、と」(前出・ベテラン記者)

 白石オーナーは、前半戦の報告を原監督から受けた後、記者団に原監督の去就について聞かれ、「シーズンが終わってから」と答えた。しかし、それでは間に合わない。
 球界の慣例では夏場に候補者を絞り、アタリをつけておく。白石オーナーの言葉通りなら、外部招聘は時間的に無理なのだ。
 原監督の続投か高橋由の昇格−−いずれも内部で人事が済むが、果たして…。

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