◎ハッシュドトーン
○ジャスタウェイ
▲ニコールバローズ
△メイショウハガクレ
△ダローネガ
△ラフレーズカフェ
5年連続で馬単万馬券の決着となっている新潟2歳S。だから今年も、というわけではないのだが、鮮やかなデビュー勝ちを見せて人気に推されている馬よりも勝ちぶりは地味でも内容の優れたレースをした馬を狙ってみたい。本命はハッシュドトーン。新馬戦は、好位につけて、粘る逃げ馬をゴール直前で交わしてのクビ差勝ち。地味? な部類の勝利だったが、スローペースでもきっちり折り合って上がり34.1のレースを33秒台の脚で差し切った内容はデビュー戦としてはなかなかのも。道中のペースは前回と同じようにはならないと思われるが、良い脚を長く使えるだけに大崩れするようなことはないだろう。期待十分だ。◎と好対照なのが、新馬戦で5馬身差のワンサイド勝ちを見せたジャスタウェイ。スローペースからヨーイドンの競馬で上がり33.3秒。確かに瞬発力には目を見張るものがあったが、今度は重賞、ある程度流れるだろうし同じ芸当は疑問。それでも、追われて真っ直ぐに伸び、よれる面も全くなかった走りはこのメンバーでは間違いなく上位。単穴的な魅力のあるのが、小倉から転戦のニコールバローズ。前走では、牝馬らしからぬズブさ(笑)で行き脚イマイチ…さらに4角では先行馬に進路をふさがれる窮地に陥りながらも最内から突き抜けたレース内容は見どころ十分。嫌気の差しような競馬でも勝ってしまうあたりに底力を感じる。以下、新馬戦を勝ち切れずに連闘で臨んだOP特別で初勝利を挙げたメイショウハガクレ、追い切りで1600万条件の古馬を差し返して先着したダローネガ、新馬の疲れもなく状態の良さが目立つラフレーズカフェあたりを抑えておきたい。
【馬連】流し(8)軸(1)(2)(7)(11)(16)
【馬単】フォーメーション(8)→(2)(11)→(1)(2)(7)(11)(16)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。