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投手・野手の補強で揺れる阪神

 思った以上に善戦の声もある阪神だが、一気に波に乗りきれない原因は、やはり先発投手の人材難に尽きるだろう。水面下では“緊急補強”を模索しているというが、どうやら本命を一本化できていないようだ。
 「米球界で鬱憤している和田毅、独立リーグと契約した渡辺俊介を調査しているとの情報もある。渡辺は国内FA権を取得した2010年、ヤクルトが獲得の可能性を探りました。渡辺本人の意思はともかく、ヤクルトが5年越しのラブコールを実らせると見る向きと、阪神とのマネーゲームになればヤクルトは撤退するという声があります」(スポーツ紙記者)

 しかし、フロント内部では『内野手の補強』も検討されているという。開幕直後に正二塁手の西岡を故障で欠き、その代役で奮闘していた上本も故障。大和、坂らを使い分けているが、二遊間を守れる人材も決して多くない。
 「アスレチックスのマイナーでくすぶっている中島裕之が補強リストに挙がっていたようです」(同)

 先発投手か、それとも二遊間を守れる内野手か?
 「その最終判断は中村勝広GMに委ねられていますが、最近やたらと口出ししているのが広岡達朗氏です。阪神に出入りするようになったのは早大の先輩にあたるからで、秋季キャンプでも若手の内野手を指導していましたよ」(ベテラン記者)

 一度もタテジマのユニホームを着たことのない広岡氏に対するチーム内の感情はいかばかりか。和田、渡辺らの調査後、補強が具体化しないのも「広岡氏が中村GMにまた何か言ったからではないか?」との懸念もないわけではない。

 自前戦力が理想だが、優勝戦線に残るには補強はやむを得ない。先輩の顔色を窺って機を逸することにならなければいいのだが。

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