現場から逃げ去る2人組が目撃され、翌年には逮捕。2003年に実行犯2人に無期懲役が言い渡された。
だが、2006年2月、会社役員の中井嘉代子(当時65歳)が殺人と現住建造物等放火などの容疑で逮捕される。嘉代子は事件当時、テレホンクラブを経営しており、業界大手のリンリンハウスが進出してくると、客の取り合いで競争が激化。ティッシュ配りの縄張り争いなどで、トラブルも激増した。そのため、嘉代子は地元のアウトローを雇ってリンリンハウスへの嫌がらせを依頼。消火器を噴霧したり、ペンキを撒いたりしたが、たいした妨害にはならなかった。そこで店舗への放火を指示したという。
裁判で嘉代子は無罪を主張。だが、裁判所は実行犯の証言や謝礼の入金記録などから検察の主張を認め、嘉代子に無期懲役の判決を下した。