水木さんの代表作と言えば、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」。同作は映画化、アニメ化、舞台など様々な形でメディアミックスされ、これまでにゲームソフト化もされている。ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、セガサターン、PlayStation、Wii、ニンテンドーDSなど。さらに近年では携帯アプリも発売され、多くの人が「ゲゲゲの鬼太郎」ワールドを楽しんでいる。そんな数あるゲームソフトの中で特に注目な作品が、1986年に発売されたファミコンソフト「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」。同作は100万本以上を売り上げた名作で、今なおプレイするファンもいる。
当然、フジタも同作をプレイ。また、水木先生の大ファンでもある。
「水木先生のゲゲゲの鬼太郎は、漫画は勿論、アニメも深夜の墓場鬼太郎も含めて見まくっていました。近年は水木先生の、若者のようなツイッターのつぶやきも楽しく見させてもらっていたので、非常に残念です」とまずは追悼。
さらに「あと、ゲーム絡みの仕事をしているとよく分かるのですが、許諾関係によって使えないものが多々ある中、水木先生の鬼太郎は寛大に色々な場面で使われていたので、水木先生の人柄がよく伝わりました」とファミコン芸人ならではの視点でコメントした。
そして、ファミコンソフト「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」の素晴らしさを語った。「僕の一番のコレクションである、ファミコンにもゲゲゲの鬼太郎は出ています。アクションゲームやシューティングゲームが、大好きな僕にとっては、『ゲゲゲの鬼太郎2 妖怪軍団の挑戦』のRPGより、『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』のアクションの方が思い入れは強く、僕がファミコンで一番やっている、アトランチスの謎や、誰もが通る名作アイスクライマーのように、若干操作性にくせがあり、いきなり思うようにとはいきませんが、そのバランスが慣れた時の達成感だと思います。難易度が高い分、僕はより燃えてやりまくりました」と振り返った。
具体的なゲーム性については、「当時にしては、単に敵を倒すだけでなく面によっての色々なクリア条件、そして面クリア時の正解不正解の扉、目玉おやじと毛目玉、カラスの正解誘導、ボス対戦時のおなじみの仲間登場、その他隠しアイテムの多さ、何回やっても飽きませんでした。ロウソクに火を点けていく、妖炎魔境が一番凝っているとは思いますが、個人的には、目玉のおやじが取りやすかったからか!? 入り口のシャープな形も込みで、妖奇魔境が好きでした。墓の上の目玉のおやじが出しやすくて。ただ、重なってるとどうにもなりませんが…」と興奮気味に語った。
最後に、「さすが100万本も売れたソフト、今やっても中々遊べます。水木先生のキャラクターを生かし、それらを存分にゲーム内容に当てはめ、当時のアニメ物はクソゲー多し論を、打破したすばらしい作品だと思います」と同作の素晴らしさを伝えた。