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「ま○こ発言」あっても売り上げ好調 東京メトロポリタンテレビ「1人1億円」達成

 「ま○こ発言」で降板した漫画家・西原理恵子さんの騒動で、一躍注目を集めたのが東京メトロポリタンテレビ(以下MXTV)。
 首都圏のテレビ局ではもっとも後発のせいか、スポンサーに対しぴりぴりしているのが、先の騒動でもよくわかった。

 もっともここにきて業績はかなりよく、従業員数わずか100名足らずだが、'12年3月期決算は「1人1億円」の売り上げを達成し話題になっているのだ。
 先日発表された売り上げが93億円(前期75億円)、経常利益が7億3800万円(同3億4300万円)、最終利益が4億1700万円(同2億1500万円)。

 なぜ好調なのか。
 「あまりバラエティー番組の内容などは知られていませんが、けっこうメジャーな連中が出ています。さまぁ〜ず、内村光良、バナナマン、原口あきまさ、つんく♂、テリー伊藤からあの中田カウスまでがレギュラーを持っている。ギャラはテレビ東京の半額とされているので、彼らにとってはボランティアに近い仕事といえるでしょう」(テレビ東京関係者)

 MXTVが儲けているのはアニメとスポーツ中継で、この枠にはCMがかなり入っている。
 アニメは朝6時から昼間、夕方、夜とこまめに放送。毎週最低でも60本放送している。そのため昨年、元アニメ監督を専務に招へいした。系列に東映アニメーションがある東映までを大株主に持つ。また、プロ野球ではソフトバンクと楽天イーグルスの試合を年60〜70本放送しているのも売りだ。

 儲かるものならなんでも、というダボハゼ商法が成功した結果といえるだろう。アニメもいいが、今後はもう少しお色気番組も増やしてほしいものである。
(編集著・黒川誠一)

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